2018年5月6日(日)
5月6日にBS252 シネフィルWOWOWでリザ・ガストーニ主演の映画『スキャンダル(原題:Scandalo)』を見ました。
1976年に製作された映画ですのでリザ・ガストーニ(Lisa Gastoni)は撮影時40歳ぐらいです。

日本においてはここ数年来、アダルトビデオ業界で熟女物が大当たりしていますが、今から40年以上も前にイタリアでは熟女の強烈なセックス願望が既に描かれていたわけですね。
第1回トロント国際映画祭(1976 Toronto International Film Festival)で上映された「普通の映画」なのでアダルトビデオ作品のような一歩踏み込んだ映像表現は一切ありませんが、リザが演じる女主人エリアーヌが下僕アルマンのペニスを咥えこんで濃密なフェラチオを続ける場面などはちゃんと描かれていました。
日本でもこの映画は1977年に劇場公開されていますが、今とはセックス描写に対する社会通念が異なる時代ですので、よく上映できたものだと思います。
この作品を日本に知らしめたいという映画関係者の熱意が映画館経営者の心を動かしたのでしょうね。
リザ・ガストーニが美人であるということがこの映画の肝であり、同じ内容を見栄えの悪い女が演じても何ら劇的効果はありません。

ウィキペディアの解説では労働者階級の男がブルジョワ階級の女に復讐するためにセックスの虜にしてしまい、意のままに女を動かすという趣旨のことが書いてありますが、私はそんな視点ではこの映画を見ませんでした。
アダルトビデオ作品においては、50歳台の女たちがオナニーに耽りフェラチオをしまくり背面騎乗位で乳房を揺らしながら大股開きでセックスをし続けるあられもない姿を映像記録に残しているわけですが、普段セックスに全く興味がないという顔をしながら街を歩いている熟女たちが実はセックスへの好奇心旺盛で性欲はむしろ若い頃よりも増しているのではないかという側面に光が当てられています。
それと同じで、本作品も大学教授を夫に持つ淑女が一皮むけば性欲の塊であり、セックス時の絶頂を得るためであれば社会的地位を失うようなことでも平気でするという描かれ方がなされています。
もちろん、現実の淑女の基準からすれば過度な演出にはなっていると思いますが、熟女の本質がセックス願望であるという点においては異論を挟む大人はいないでしょう。

エリアーヌには夫との間に15歳になるジュスティーヌという娘がいますが、下男アルマンはジュスティーヌの処女を奪うことにも成功します。
ジュスティーヌは初めてのセックスに戸惑いながらも老練なアルマンの手技によりセックスの快楽を知ることになります。
いわゆる親子丼というやつですね。
サルヴァトーレ・サンペリ(Salvatore Samperi)監督は撮影時32歳の若さですが、親子丼をどうしても描きたかったのでしょうね。
結局、母親も娘もアルマンの卓越した性技によりセックスの虜になり、エリアーヌの夫アンリ・ミシューはセックスの弱い大学教授という情けない役回りになっていますが、セックスによって女を満足させられないわけですからアンリには学問以外にもっと身につけるべき素養があったはずです。
まあ、セックスが単調で弱くて持続時間が短いから大学教授のような職業に就いているのかも知れませんが。
こういった学問が得意でセックスが弱い男に対する痛烈な皮肉がこの作品の一つの主題になっているのです。

舞台設定としてはドイツ軍に攻撃されている南フランスの街ということになっていますが、最後の場面以外は戦争という時代背景はあってもなくてもどうでもいいものになっていました。
要するに反戦映画というわけでもないということです。
5月6日にBS252 シネフィルWOWOWでリザ・ガストーニ主演の映画『スキャンダル(原題:Scandalo)』を見ました。
1976年に製作された映画ですのでリザ・ガストーニ(Lisa Gastoni)は撮影時40歳ぐらいです。

日本においてはここ数年来、アダルトビデオ業界で熟女物が大当たりしていますが、今から40年以上も前にイタリアでは熟女の強烈なセックス願望が既に描かれていたわけですね。
第1回トロント国際映画祭(1976 Toronto International Film Festival)で上映された「普通の映画」なのでアダルトビデオ作品のような一歩踏み込んだ映像表現は一切ありませんが、リザが演じる女主人エリアーヌが下僕アルマンのペニスを咥えこんで濃密なフェラチオを続ける場面などはちゃんと描かれていました。
日本でもこの映画は1977年に劇場公開されていますが、今とはセックス描写に対する社会通念が異なる時代ですので、よく上映できたものだと思います。
この作品を日本に知らしめたいという映画関係者の熱意が映画館経営者の心を動かしたのでしょうね。
リザ・ガストーニが美人であるということがこの映画の肝であり、同じ内容を見栄えの悪い女が演じても何ら劇的効果はありません。

ウィキペディアの解説では労働者階級の男がブルジョワ階級の女に復讐するためにセックスの虜にしてしまい、意のままに女を動かすという趣旨のことが書いてありますが、私はそんな視点ではこの映画を見ませんでした。
アダルトビデオ作品においては、50歳台の女たちがオナニーに耽りフェラチオをしまくり背面騎乗位で乳房を揺らしながら大股開きでセックスをし続けるあられもない姿を映像記録に残しているわけですが、普段セックスに全く興味がないという顔をしながら街を歩いている熟女たちが実はセックスへの好奇心旺盛で性欲はむしろ若い頃よりも増しているのではないかという側面に光が当てられています。
それと同じで、本作品も大学教授を夫に持つ淑女が一皮むけば性欲の塊であり、セックス時の絶頂を得るためであれば社会的地位を失うようなことでも平気でするという描かれ方がなされています。
もちろん、現実の淑女の基準からすれば過度な演出にはなっていると思いますが、熟女の本質がセックス願望であるという点においては異論を挟む大人はいないでしょう。

エリアーヌには夫との間に15歳になるジュスティーヌという娘がいますが、下男アルマンはジュスティーヌの処女を奪うことにも成功します。
ジュスティーヌは初めてのセックスに戸惑いながらも老練なアルマンの手技によりセックスの快楽を知ることになります。
いわゆる親子丼というやつですね。
サルヴァトーレ・サンペリ(Salvatore Samperi)監督は撮影時32歳の若さですが、親子丼をどうしても描きたかったのでしょうね。
結局、母親も娘もアルマンの卓越した性技によりセックスの虜になり、エリアーヌの夫アンリ・ミシューはセックスの弱い大学教授という情けない役回りになっていますが、セックスによって女を満足させられないわけですからアンリには学問以外にもっと身につけるべき素養があったはずです。
まあ、セックスが単調で弱くて持続時間が短いから大学教授のような職業に就いているのかも知れませんが。
こういった学問が得意でセックスが弱い男に対する痛烈な皮肉がこの作品の一つの主題になっているのです。

舞台設定としてはドイツ軍に攻撃されている南フランスの街ということになっていますが、最後の場面以外は戦争という時代背景はあってもなくてもどうでもいいものになっていました。
要するに反戦映画というわけでもないということです。
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2017年7月4日(火)
BSジャパンの『日経プラス10』を見ていたら三井住友フィナンシャルグループのCMの中でパガニーニ・ラプソディが流れていました。
パガニーニ・ラプソディはセルゲイ・ラフマニノフが作曲したクラシック音楽なので歌詞はないのですが、CMでは歌詞付きの歌になっていました。
CMは以下のリンク先の「グループ企業」篇で視聴できます。
http://www.smbc.co.jp/adgallery/
パガニーニ・ラプソディを映画の主題曲に使った映画があります。
クリストファー・リーブが主演した『ある日どこかで(原題:Somewhere in Time)』です。
日本での公開は1981年ですが、私がこの映画を初めて見たのは1993年(平成5年)頃だったと思います。
当時は新聞を自宅で定期購読していたのですがテレビ欄に載っている粗筋を読んで関心を持ち、確か日本テレビの深夜映画で見ました。
最近では2017年5月10日にNHKBSプレミアムで見ました。
私はこのブログで様々な映画評を書いていますが、最も好きな映画は『ある日どこかで』です。
時空を超える恋物語なので荒唐無稽ではありますが、パガニーニ・ラプソディが随所に効果的に使われており、クリストファー・リーブが演じるリチャード・コリアーが後に恋人になるエリーズ・マッケナと初めて出会う場面は恋愛物語の王道と言える演出になっています。
エリーズを演じているのはジェーン・シーモアです。

私の映画視聴人生の中で『ある日どこかで』を超える作品はないだろうと言えるぐらい完成度の高い映画です。
BSジャパンの『日経プラス10』を見ていたら三井住友フィナンシャルグループのCMの中でパガニーニ・ラプソディが流れていました。
パガニーニ・ラプソディはセルゲイ・ラフマニノフが作曲したクラシック音楽なので歌詞はないのですが、CMでは歌詞付きの歌になっていました。
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最近では2017年5月10日にNHKBSプレミアムで見ました。
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2017年7月1日(土)
2017年3月17日にBS日テレでトム・ハンクス主演の映画『フォレスト・ガンプ/一期一会(原題:Forrest Gump)』を見ました。
映画の中でトム・ハンクスが演じるフォレスト・ガンプはベトナム戦争に従軍していた時の上官だったダン・テイラー中尉と一緒に漁船に乗ってエビ漁を行うのですが、起業間もないころは不漁続きでフォレストもダンも経済的に苦しい生活が続きます。
ゲイリー・シニーズが演じるダンは戦争中に被弾して両脚を失い、絶望を抱えながら車椅子を操作してフォレストの漁を手伝っていました。
その後、フォレストとダンのエビ漁は大漁続きになり、フォレストが設立したエビ漁の会社は大会社へと成長してフォレストもダンも大きな資金を手にすることが出来ました。
ダンはエビ漁で得た資金を元手にある会社に投資をして莫大な富を得ることになりました。
この会社のロゴマークがリンゴなのでフォレストはダンがフルーツを扱っている会社に投資をしているのだと思っていました。
実は、このフルーツの会社とはベンチャー企業時代のアップルのことです。
この映画の日本公開は1995年(平成7年)3月なのですが、私は公開直後ぐらいに映画館で観ています。
2017年3月17日にBS日テレでトム・ハンクス主演の映画『フォレスト・ガンプ/一期一会(原題:Forrest Gump)』を見ました。
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ゲイリー・シニーズが演じるダンは戦争中に被弾して両脚を失い、絶望を抱えながら車椅子を操作してフォレストの漁を手伝っていました。
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2016年12月8日(木)
2015年8月10日にブログを更新して以後、新規投稿をしていなかったのですが、その間も様々な映画を見ていました。
映画評のブログを書く気力が失せたというよりは、記録に残すような事柄が特に見当たらないという理由で更新が滞っていました。
12月8日(木)にテレビ東京でケイト・ブランシェット主演の映画『ギフト(原題:The Gift)』を見ました。
a giftは贈り物という意味ですがここでは天賦の才能という意味で使われています。
ケイト・ブランシェットが演じるアニーには霊能力が備わっていてその特異な才能により殺人事件を解決に導くいう触れ込みに興味を持ったのですが、映画全体を通して霊能力を駆使する場面はごく限られていました。

アニーに関して映画の導入部ではカード占いがよく当たるシングルマザーという描き方がなされており、ジェニファー・ラブ・ヒューイット主演のドラマ『ゴースト 〜天国からのささやき』のような霊能力保持者の日常生活が描かれているわけではありません。
共演者にはキアヌ・リーヴス、ケイティ・ホームズ、グレッグ・キニア、ヒラリー・スワンクなど主役級の役者を揃えながらも、あくまでも作品はケイトが演じるアニーの中途半端な霊能力に焦点を当て続け、他の豪華出演者は存在感をこれといって示せないまま終わってしまいます。
ケイティが演じるジェシカは序盤の内に呆気なく殺されてしまい、ジェシカを殺した犯人は誰なのかを審議する法廷ドラマへと展開していきます。

霊能者のドラマのはずが法廷ドラマになっており、中盤は退屈な時間が続きます。
ヒラリー・スワンクが演じるヴァレリーは夫役のキアヌから暴力を受けており、アニーに今後の身の振り方を相談するのですが、カード占いで明確な答えが出るわけでもなく霊能力を使って最善の道が示されるわけでもなく、こんな役どころであれば何もヒラリーである必要はないと感じました。

最終盤ではアニーの霊視によって犯人が明らかになるのですが、アニーに正体を突き止められた犯人はアニーの口を封じるために殺しにかかります。
そこへ助けに入った友人のおかげでアニーは間一髪のところで窮地を脱するのですが、この友人の行為は非現実的であり説得力に欠けます。
作品全体を通して特に惹きつけられることのない凡作だと言えるでしょう。
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a giftは贈り物という意味ですがここでは天賦の才能という意味で使われています。
ケイト・ブランシェットが演じるアニーには霊能力が備わっていてその特異な才能により殺人事件を解決に導くいう触れ込みに興味を持ったのですが、映画全体を通して霊能力を駆使する場面はごく限られていました。

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共演者にはキアヌ・リーヴス、ケイティ・ホームズ、グレッグ・キニア、ヒラリー・スワンクなど主役級の役者を揃えながらも、あくまでも作品はケイトが演じるアニーの中途半端な霊能力に焦点を当て続け、他の豪華出演者は存在感をこれといって示せないまま終わってしまいます。
ケイティが演じるジェシカは序盤の内に呆気なく殺されてしまい、ジェシカを殺した犯人は誰なのかを審議する法廷ドラマへと展開していきます。

霊能者のドラマのはずが法廷ドラマになっており、中盤は退屈な時間が続きます。
ヒラリー・スワンクが演じるヴァレリーは夫役のキアヌから暴力を受けており、アニーに今後の身の振り方を相談するのですが、カード占いで明確な答えが出るわけでもなく霊能力を使って最善の道が示されるわけでもなく、こんな役どころであれば何もヒラリーである必要はないと感じました。

最終盤ではアニーの霊視によって犯人が明らかになるのですが、アニーに正体を突き止められた犯人はアニーの口を封じるために殺しにかかります。
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2015年8月10日(月)
8月10日(月)にGYAO!でアレクシス・ブレデル主演の映画『THE BULLET ザ・バレット(原題:The Kate Logan Affair)』を見ました。
この映画は2010年にカナダで製作されたものですが、2002年にカナダ西部に位置するアルバータ州で女性警察官が犯した犯罪を元にしています。
原題で使われているaffairにはいくつかの語義がありますが、ここではケイト・ローガン事件という意味で使われています。
邦題のbulletは弾丸という意味ですが、弾丸は映画の中ではケイト・ローガンが罪を犯すことにつながる重要な要素となっています。
ケイト・ローガンを演じるアレクシス・ブレデルは『ギルモア・ガールズ(原題:Gilmore Girls)』のローリー・ギルモア役で有名になった女優です。
『ギルモア・ガールズ』については2011年6月17日の記事『ローレン・グレアム主演ドラマ『ギルモア・ガールズ』シーズン1を見た感想』で述べたことがあります(loro2012.blog)。
『ギルモア・ガールズ』のアメリカでの放送開始は2000年ですのでアレクシス(1981-)は撮影時18歳ぐらいであり、ハーバード大学を目指す秀才女子高生という役柄にぴったりの風貌でした。
この映画の撮影時にアレクシスは28歳ぐらいですが、今ひとつ大人の女性としての色香に乏しく、高校時代に秀才だった女子生徒がそのまま20歳代後半になっただけという印象を受けました。
映画におけるアレクシスの役どころは、妻のある男を誘惑し何度もセックスに興じ保身のために男の人生を狂わせて行く性欲旺盛で自己中心的な女警官なのですが、アレクシスの優等生的な顔立ちからは狂気も性欲も感じられませんでした。
アレクシスは体つきも痩せ過ぎであり、せっかくセックスの場面を演じている割には淡白な仕上がりになっていました。

27歳の新米警官ケイト・ローガンの誤認逮捕から始まった事件なのですが、誤認逮捕は情事へと発展し、情事は発砲事故を導き、発砲事故は逃亡の末の殺人事件へと展開していきます。
この映画が製作されたということは実際の事件では真実が明らかにされたのだと思いますが、映画ではケイト・ローガンの作り話が真実とされて一つの家庭が崩壊していく理不尽な様が描かれています。
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この映画は2010年にカナダで製作されたものですが、2002年にカナダ西部に位置するアルバータ州で女性警察官が犯した犯罪を元にしています。
原題で使われているaffairにはいくつかの語義がありますが、ここではケイト・ローガン事件という意味で使われています。
邦題のbulletは弾丸という意味ですが、弾丸は映画の中ではケイト・ローガンが罪を犯すことにつながる重要な要素となっています。
ケイト・ローガンを演じるアレクシス・ブレデルは『ギルモア・ガールズ(原題:Gilmore Girls)』のローリー・ギルモア役で有名になった女優です。
『ギルモア・ガールズ』については2011年6月17日の記事『ローレン・グレアム主演ドラマ『ギルモア・ガールズ』シーズン1を見た感想』で述べたことがあります(loro2012.blog)。
『ギルモア・ガールズ』のアメリカでの放送開始は2000年ですのでアレクシス(1981-)は撮影時18歳ぐらいであり、ハーバード大学を目指す秀才女子高生という役柄にぴったりの風貌でした。
この映画の撮影時にアレクシスは28歳ぐらいですが、今ひとつ大人の女性としての色香に乏しく、高校時代に秀才だった女子生徒がそのまま20歳代後半になっただけという印象を受けました。
映画におけるアレクシスの役どころは、妻のある男を誘惑し何度もセックスに興じ保身のために男の人生を狂わせて行く性欲旺盛で自己中心的な女警官なのですが、アレクシスの優等生的な顔立ちからは狂気も性欲も感じられませんでした。
アレクシスは体つきも痩せ過ぎであり、せっかくセックスの場面を演じている割には淡白な仕上がりになっていました。

27歳の新米警官ケイト・ローガンの誤認逮捕から始まった事件なのですが、誤認逮捕は情事へと発展し、情事は発砲事故を導き、発砲事故は逃亡の末の殺人事件へと展開していきます。
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2015年8月9日(日)
8月8日(土)にBS11でロブ・ロウ主演の映画『ケネディ大統領を殺した男(原題:Killing Kennedy)』を見ました。
ロブ・ロウが演じるジョン・F・ケネディ(1917-1963)には数多くの愛人がいたことは周知の事実ですが、この映画ではジュディス・キャンベル(1934-1999)が愛人の一人であったことが描かれていました。
ジュディス・キャンベル(Judith Campbell)は1975年にゴルファーのダン・エクスナーと結婚したためジュディス・エクスナー(Judith Exner)と呼ばれる場合もあります。
1960年にラスベガスにおいて、当時上院議員で大統領候補だったジョン・F・ケネディと美貌の女性ジュディス・キャンベルを引き合わせたのはフランク・シナトラです。
ジョンが大統領に就任したのは1961年1月のことですが、ジュディスは大統領になったジョンをホワイトハウスに訪ねプールで一緒に時間を過ごすなどしてセックスする日々を続けていました。
セックスへの関心が人一倍強かったジョンにとってジュディスのようなセックスパートナーは大統領就任後も数多く存在しましたし、弟のロバート・ケネディや妻のジャクリーン・ケネディも半ば諦めて黙認していたわけですが、ジュディスは単なる愛人では済まない存在でした。
夫の女癖の悪さに当惑するジャクリーン・ケネディを演じているのはジニファー・グッドウィンです。

実はジュディスはジョンと知り合って愛人になった数ヶ月後、フランク・シナトラに紹介されてサム・ジアンカーナ(1908-1975)と知り合い、サムの愛人にもなっていました。
サム・ジアンカーナはアル・カポネの部下として頭角を現したシカゴ・マフィアの頭領でした。
現在ではジョンが大統領になれたのは闇社会を牛耳るサム・ジアンカーナの非合法な協力があってのことと言われていますが、1960年代初頭にそのような事実が世間に広く知れ渡ることはなく、ましてや大統領のジョンとマフィアの親玉のサムが愛人を共有していることは絶対に露呈してはいけない事実でした。
映画ではロバートが兄のジョンに対してジュディスと縁を切るよう説得する場面が描かれています。
ウォーレン委員会が下した結論により今のところジョンを暗殺したのはリー・ハーヴェイ・オズワルドであるとされていますが、映画ではこの結論に則ってオズワルド単独犯行説を採用し、オズワルドが犯行に至るまでの人生についても深く触れています。
オズワルドは海兵隊員として厚木基地に勤務していた時代にロシア語を学び、除隊後の1959年にソ連に旅行に出かけた折、資本主義や民主主義がもたらす社会悪に嫌気してモスクワにあるアメリカ大使館に赴き、亡命を申請してパスポートを返却しアメリカ市民権を放棄しました。
オズワルドはソ連当局からミンスクでの生活を許可され、現地で知り合ったロシア人女性マリーナ(Марина Николаевна Прусакова)と結婚しました。
マリーナを演じているのはミシェル・トラクテンバーグです。

結婚したオズワルドは妻子を連れてアメリカに戻りダラスに居を定めますが、オズワルドとマリーナの夫婦生活は上手く行かずやがて別居することになります。
映画ではジョンとオズワルドの2つの人生を平行して描く手法を採用しており、オズワルドが逮捕から2日後にダラス警察の地下駐車場においてジャック・ルビーによって銃撃されるところで幕となります。
8月8日(土)にBS11でロブ・ロウ主演の映画『ケネディ大統領を殺した男(原題:Killing Kennedy)』を見ました。
ロブ・ロウが演じるジョン・F・ケネディ(1917-1963)には数多くの愛人がいたことは周知の事実ですが、この映画ではジュディス・キャンベル(1934-1999)が愛人の一人であったことが描かれていました。
ジュディス・キャンベル(Judith Campbell)は1975年にゴルファーのダン・エクスナーと結婚したためジュディス・エクスナー(Judith Exner)と呼ばれる場合もあります。
1960年にラスベガスにおいて、当時上院議員で大統領候補だったジョン・F・ケネディと美貌の女性ジュディス・キャンベルを引き合わせたのはフランク・シナトラです。
ジョンが大統領に就任したのは1961年1月のことですが、ジュディスは大統領になったジョンをホワイトハウスに訪ねプールで一緒に時間を過ごすなどしてセックスする日々を続けていました。
セックスへの関心が人一倍強かったジョンにとってジュディスのようなセックスパートナーは大統領就任後も数多く存在しましたし、弟のロバート・ケネディや妻のジャクリーン・ケネディも半ば諦めて黙認していたわけですが、ジュディスは単なる愛人では済まない存在でした。
夫の女癖の悪さに当惑するジャクリーン・ケネディを演じているのはジニファー・グッドウィンです。

実はジュディスはジョンと知り合って愛人になった数ヶ月後、フランク・シナトラに紹介されてサム・ジアンカーナ(1908-1975)と知り合い、サムの愛人にもなっていました。
サム・ジアンカーナはアル・カポネの部下として頭角を現したシカゴ・マフィアの頭領でした。
現在ではジョンが大統領になれたのは闇社会を牛耳るサム・ジアンカーナの非合法な協力があってのことと言われていますが、1960年代初頭にそのような事実が世間に広く知れ渡ることはなく、ましてや大統領のジョンとマフィアの親玉のサムが愛人を共有していることは絶対に露呈してはいけない事実でした。
映画ではロバートが兄のジョンに対してジュディスと縁を切るよう説得する場面が描かれています。
ウォーレン委員会が下した結論により今のところジョンを暗殺したのはリー・ハーヴェイ・オズワルドであるとされていますが、映画ではこの結論に則ってオズワルド単独犯行説を採用し、オズワルドが犯行に至るまでの人生についても深く触れています。
オズワルドは海兵隊員として厚木基地に勤務していた時代にロシア語を学び、除隊後の1959年にソ連に旅行に出かけた折、資本主義や民主主義がもたらす社会悪に嫌気してモスクワにあるアメリカ大使館に赴き、亡命を申請してパスポートを返却しアメリカ市民権を放棄しました。
オズワルドはソ連当局からミンスクでの生活を許可され、現地で知り合ったロシア人女性マリーナ(Марина Николаевна Прусакова)と結婚しました。
マリーナを演じているのはミシェル・トラクテンバーグです。

結婚したオズワルドは妻子を連れてアメリカに戻りダラスに居を定めますが、オズワルドとマリーナの夫婦生活は上手く行かずやがて別居することになります。
映画ではジョンとオズワルドの2つの人生を平行して描く手法を採用しており、オズワルドが逮捕から2日後にダラス警察の地下駐車場においてジャック・ルビーによって銃撃されるところで幕となります。
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2015年8月4日(火)
8月2日(日)にCS227 ザ・シネマでトム・クルーズ主演の映画『ザ・ファーム 法律事務所(原題:The Firm)』を見ました。
トムが演じるミッチ・マクディーアはハーバード大学法学部の上位5人に入るほどの秀才で、就職活動に際してはアメリカ中の大手法律事務所が獲得に乗り出していました。
ミッチはシカゴやニューヨークの有名法律事務所からの誘いを断り、テネシー州メンフィスにある小規模法律事務所のベンディーニ・ランバート・ロック(Bendini, Lambert & Locke)に就職することに決めます。
大企業とはいえないベンディーニ・ランバート・ロックは学業優秀なミッチに入社してもらうために、高額年俸以外にも豪奢な一軒家や高級車など様々な利益供与を入社時に行います。
ミッチはまだこれから司法試験を受験する身分にすぎないのに、前途有望な弁護士候補として事務所からは破格の待遇を受けていました。
ミッチの妻アビー・マクディーアは夢のような生活を手に入れた一方で、余りにも物質的に豊かになりすぎたことに戸惑いを感じ、法律事務所のこうした大盤振る舞いに対して何か裏があるのではないかと疑念を抱くようになります。
アビーを演じているのはジーン・トリプルホーン(Jeanne Tripplehorn)です。

ミッチは法律事務所での業務と平行して司法試験の合格に向けての勉強にも追われ、妻アビーと夕食を共にすることが不可能になっていきます。
アビーは豪華な家の中で夫不在のために孤独な食事をしなければならない生活よりもミッチとの会話のある生活を強く望む妻であり、毎晩仕事で遅くに帰宅するミッチに対して不満を露わにし2人の間には少しずつ溝が出来つつありました。
そうした中、ミッチは上司のエイヴァリー・トラーに誘われて西インド諸島のケイマン諸島を仕事で訪れた際、夜の浜辺で若い女性が男に絡まれて困っている様子を目にします。
若い女性を演じているのはカリーナ・ロンバードです。

ミッチが近づいて来たため男は退散しますが、若い女性は男に軽い暴行を受けた際に足首を捻挫しておりミッチが応急処置を施します。
ミッチはハーバード大学の法学部を優秀な成績で卒業した知識人で妻帯者とはいえ、性欲旺盛な若い男性であることには何ら変わりなく、誰もいないはずの浜辺で女性から誘惑されてそれに素直に応じる形でセックスに興じます。
後にこの浜辺での行きずりの女性とのセックスがミッチの人生を狂わせていくわけですが、結果的にはこの不倫セックスがあったからこそミッチは本来の自分の人生を取り戻せたとも言えます。
なぜならミッチが就職したベンディーニ・ランバート・ロックはブラック企業であり、裏でマフィアと繋がっていたのです。
8月2日(日)にCS227 ザ・シネマでトム・クルーズ主演の映画『ザ・ファーム 法律事務所(原題:The Firm)』を見ました。
トムが演じるミッチ・マクディーアはハーバード大学法学部の上位5人に入るほどの秀才で、就職活動に際してはアメリカ中の大手法律事務所が獲得に乗り出していました。
ミッチはシカゴやニューヨークの有名法律事務所からの誘いを断り、テネシー州メンフィスにある小規模法律事務所のベンディーニ・ランバート・ロック(Bendini, Lambert & Locke)に就職することに決めます。
大企業とはいえないベンディーニ・ランバート・ロックは学業優秀なミッチに入社してもらうために、高額年俸以外にも豪奢な一軒家や高級車など様々な利益供与を入社時に行います。
ミッチはまだこれから司法試験を受験する身分にすぎないのに、前途有望な弁護士候補として事務所からは破格の待遇を受けていました。
ミッチの妻アビー・マクディーアは夢のような生活を手に入れた一方で、余りにも物質的に豊かになりすぎたことに戸惑いを感じ、法律事務所のこうした大盤振る舞いに対して何か裏があるのではないかと疑念を抱くようになります。
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ミッチは法律事務所での業務と平行して司法試験の合格に向けての勉強にも追われ、妻アビーと夕食を共にすることが不可能になっていきます。
アビーは豪華な家の中で夫不在のために孤独な食事をしなければならない生活よりもミッチとの会話のある生活を強く望む妻であり、毎晩仕事で遅くに帰宅するミッチに対して不満を露わにし2人の間には少しずつ溝が出来つつありました。
そうした中、ミッチは上司のエイヴァリー・トラーに誘われて西インド諸島のケイマン諸島を仕事で訪れた際、夜の浜辺で若い女性が男に絡まれて困っている様子を目にします。
若い女性を演じているのはカリーナ・ロンバードです。

ミッチが近づいて来たため男は退散しますが、若い女性は男に軽い暴行を受けた際に足首を捻挫しておりミッチが応急処置を施します。
ミッチはハーバード大学の法学部を優秀な成績で卒業した知識人で妻帯者とはいえ、性欲旺盛な若い男性であることには何ら変わりなく、誰もいないはずの浜辺で女性から誘惑されてそれに素直に応じる形でセックスに興じます。
後にこの浜辺での行きずりの女性とのセックスがミッチの人生を狂わせていくわけですが、結果的にはこの不倫セックスがあったからこそミッチは本来の自分の人生を取り戻せたとも言えます。
なぜならミッチが就職したベンディーニ・ランバート・ロックはブラック企業であり、裏でマフィアと繋がっていたのです。
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2015年7月26日(日)
7月26日(日)にディーライフでエマ・ストーン主演の映画『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(原題:The Help)』を見ました。
この映画におけるヘルプとは1960年代のアメリカで白人から執拗なまでの差別を受けながら生きるために薄給で白人家庭において家事や育児に従事していた黒人女性を指します。
エマ・ストーンが演じるスキーターはミシシッピ大学を卒業した後、故郷のミシシッピ州ジャクソンに戻り地元紙のコラムニストをしながらジャーナリストになることを目指しています。

スキーターと同世代の女性たちは既に結婚し出産しており、家事や育児には全く関心を示さず安い給料で雇用した黒人メイドに任せっきりにして気楽な日々を過ごしていました。
特権階級である白人女性たちは南部諸州の伝統的な価値観である黒人差別を当然のこととして受け入れ、親の世代と同様、汚れ仕事は全て黒人女性にやらせ、黒人が少しでも反抗的な態度を見せれば即座に解雇するという圧倒的に有利な立場で生きていました。
スキーターはこうした白人至上主義及び人種差別政策に疑問を感じ、持ち前の文章力を活かして黒人メイドたちの過酷な実態を本に著し、白人社会のみならず黒人社会に対しても黒人差別のあり方を知らしめることに成功します。
映画の中ではケネディ大統領暗殺のニュースも挿入されています。
ジョン・F・ケネディ大統領がテキサス州で暗殺されたのは1963年11月です。
今から50年前のアメリカでは白人家庭のトイレを黒人メイドに使用させないという風潮がありました。
白人たちは自分の子どもの養育や食事の支度を黒人メイドに任せっきりにしている一方で、メイドにはトイレを使わせないという方針を打ち出し白人社会全体でその方針を共有していたのです。
では黒人メイドは用をたす場合にどうしていたかというと、敷地内に設けられた黒人メイド専用のトイレを使っていたわけです。
白人たちがこうした差別を行っていた根拠は、黒人は病気を持っているので黒人が使った後のトイレは汚いし怖くて使用出来ないというものでした。
この映画は1960年代に行われていた黒人差別の家庭内における実態を詳(つまび)らかにするという点で佳作だと言えるでしょう。
7月26日(日)にディーライフでエマ・ストーン主演の映画『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(原題:The Help)』を見ました。
この映画におけるヘルプとは1960年代のアメリカで白人から執拗なまでの差別を受けながら生きるために薄給で白人家庭において家事や育児に従事していた黒人女性を指します。
エマ・ストーンが演じるスキーターはミシシッピ大学を卒業した後、故郷のミシシッピ州ジャクソンに戻り地元紙のコラムニストをしながらジャーナリストになることを目指しています。

スキーターと同世代の女性たちは既に結婚し出産しており、家事や育児には全く関心を示さず安い給料で雇用した黒人メイドに任せっきりにして気楽な日々を過ごしていました。
特権階級である白人女性たちは南部諸州の伝統的な価値観である黒人差別を当然のこととして受け入れ、親の世代と同様、汚れ仕事は全て黒人女性にやらせ、黒人が少しでも反抗的な態度を見せれば即座に解雇するという圧倒的に有利な立場で生きていました。
スキーターはこうした白人至上主義及び人種差別政策に疑問を感じ、持ち前の文章力を活かして黒人メイドたちの過酷な実態を本に著し、白人社会のみならず黒人社会に対しても黒人差別のあり方を知らしめることに成功します。
映画の中ではケネディ大統領暗殺のニュースも挿入されています。
ジョン・F・ケネディ大統領がテキサス州で暗殺されたのは1963年11月です。
今から50年前のアメリカでは白人家庭のトイレを黒人メイドに使用させないという風潮がありました。
白人たちは自分の子どもの養育や食事の支度を黒人メイドに任せっきりにしている一方で、メイドにはトイレを使わせないという方針を打ち出し白人社会全体でその方針を共有していたのです。
では黒人メイドは用をたす場合にどうしていたかというと、敷地内に設けられた黒人メイド専用のトイレを使っていたわけです。
白人たちがこうした差別を行っていた根拠は、黒人は病気を持っているので黒人が使った後のトイレは汚いし怖くて使用出来ないというものでした。
この映画は1960年代に行われていた黒人差別の家庭内における実態を詳(つまび)らかにするという点で佳作だと言えるでしょう。
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2015年7月14日(火)
7月13日(月)にNHKBSプレミアムでジョージ・クルーニー主演の映画『マイレージ、マイライフ(原題:Up in the Air)』を見ました。
ジョージ・クルーニーが演じるライアン・ビンガムは解雇宣告を生業(なりわい)としています。
企業経営者は従業員に解雇通知をする際に、労使間の無益な争いを避けるためにビンガムのような第三者にその役割を委託して穏便に解雇を行う場合があります。
ビンガムが勤務する会社には休む隙がないぐらい様々な企業経営者から解雇宣告を代行して欲しいという委託があり、ビンガムは飛行機でアメリカ中を飛び回る生活を続けています。
1年中出張しているビンガムはアメリカン航空を主に利用してマイルを貯めており、1,000万マイルに到達することが当面の人生の目標になっています。
邦題のマイレージ、マイライフはマイルを貯めることぐらいしか人生に楽しみを見い出せない男という皮肉が込められています。
一方原題はUp in the Airとなっており直訳すると空中に(いる)となりますが、解決しなければならない案件が宙に浮いたままであるという意味合いも含まれていると思います。
ビンガムにとって宙に浮いたままの案件とは結婚して子供を儲け家族を作ることを指します。
しかしビンガムは飛行機に乗ってマイルを貯めること以外に人生の目標を見い出すことが出来ず、むしろこれまでの人生において結婚や家庭生活などというものに対して懐疑的な見方をして来ました。
ビンガムは空港のバーでアレックス・ゴーランと知り合い、美男美女がお互いの性欲を解消することを主目的とする気軽な人間関係を築きます。
アレックスを演じているのはヴェラ・ファーミガです。

ビンガムの会社に大学を主席で卒業したという頭脳明晰な女性ナタリー・キーナーが入って来ました。
ナタリーを演じているのはアナ・ケンドリックです。

ナタリーはビンガムの部下として業務に同行する中で独身主義を貫くビンガムに対して辛辣な持論を述べます。
ナタリーによればビンガムのような経済的にゆとりがある美男は行きずりのセックスに身を任せて独身生活を謳歌するのではなく、結婚をしてちゃんとした家庭を築くべきだと言うのです。
それが出来る立場にありながら自分の意志でそれをしないのはただ単に人生の本質から逃げているだけだと言うのです。
ビンガムは大きなお世話とばかりに若輩者のナタリーを怒鳴り散らしても良かったのですが、一理あるとも思って人間関係が壊れるような発言は慎みました。
このあたりのビンガムの自制できる人物像は面と向かって多くの解雇宣告をする中で自暴自棄になった労働者の激しい罵(ののし)りに耐えて来た経験が表現されているのだと思いました。
学業優秀な小娘に余計な人生論を聞かされても自制心を失わなかったビンガムでしたが人生の同行者の必要を多少は感じるようになり、セックスパートナーのアレックスの元へと走ります。
富裕層の美男がようやく結婚の意志を固め家庭を持つことを視野に入れたわけですが、アレックスはビンガムが想像していたような生活をしておらずビンガムは大恥をかくことになります。
ビンガムはこれまでの人生を改め、結婚生活を選択すると一大決心したのにそういう時に限って相手に恵まれず、結局飛行機の中にしか自分の居場所はないのだと悟るのです。
7月13日(月)にNHKBSプレミアムでジョージ・クルーニー主演の映画『マイレージ、マイライフ(原題:Up in the Air)』を見ました。
ジョージ・クルーニーが演じるライアン・ビンガムは解雇宣告を生業(なりわい)としています。
企業経営者は従業員に解雇通知をする際に、労使間の無益な争いを避けるためにビンガムのような第三者にその役割を委託して穏便に解雇を行う場合があります。
ビンガムが勤務する会社には休む隙がないぐらい様々な企業経営者から解雇宣告を代行して欲しいという委託があり、ビンガムは飛行機でアメリカ中を飛び回る生活を続けています。
1年中出張しているビンガムはアメリカン航空を主に利用してマイルを貯めており、1,000万マイルに到達することが当面の人生の目標になっています。
邦題のマイレージ、マイライフはマイルを貯めることぐらいしか人生に楽しみを見い出せない男という皮肉が込められています。
一方原題はUp in the Airとなっており直訳すると空中に(いる)となりますが、解決しなければならない案件が宙に浮いたままであるという意味合いも含まれていると思います。
ビンガムにとって宙に浮いたままの案件とは結婚して子供を儲け家族を作ることを指します。
しかしビンガムは飛行機に乗ってマイルを貯めること以外に人生の目標を見い出すことが出来ず、むしろこれまでの人生において結婚や家庭生活などというものに対して懐疑的な見方をして来ました。
ビンガムは空港のバーでアレックス・ゴーランと知り合い、美男美女がお互いの性欲を解消することを主目的とする気軽な人間関係を築きます。
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ビンガムの会社に大学を主席で卒業したという頭脳明晰な女性ナタリー・キーナーが入って来ました。
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ナタリーはビンガムの部下として業務に同行する中で独身主義を貫くビンガムに対して辛辣な持論を述べます。
ナタリーによればビンガムのような経済的にゆとりがある美男は行きずりのセックスに身を任せて独身生活を謳歌するのではなく、結婚をしてちゃんとした家庭を築くべきだと言うのです。
それが出来る立場にありながら自分の意志でそれをしないのはただ単に人生の本質から逃げているだけだと言うのです。
ビンガムは大きなお世話とばかりに若輩者のナタリーを怒鳴り散らしても良かったのですが、一理あるとも思って人間関係が壊れるような発言は慎みました。
このあたりのビンガムの自制できる人物像は面と向かって多くの解雇宣告をする中で自暴自棄になった労働者の激しい罵(ののし)りに耐えて来た経験が表現されているのだと思いました。
学業優秀な小娘に余計な人生論を聞かされても自制心を失わなかったビンガムでしたが人生の同行者の必要を多少は感じるようになり、セックスパートナーのアレックスの元へと走ります。
富裕層の美男がようやく結婚の意志を固め家庭を持つことを視野に入れたわけですが、アレックスはビンガムが想像していたような生活をしておらずビンガムは大恥をかくことになります。
ビンガムはこれまでの人生を改め、結婚生活を選択すると一大決心したのにそういう時に限って相手に恵まれず、結局飛行機の中にしか自分の居場所はないのだと悟るのです。
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2015年7月7日(火)
7月6日(月)にNHKBSプレミアムでトム・クルーズ主演の映画『ワルキューレ(原題:Valkyrie)』を見ました。
この映画は1944年7月20日に実際に発生したヒトラー暗殺未遂事件を扱っています。
トム・クルーズはクーデターの首謀者であるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐(1907-1944)を演じています。
シュタウフェンベルク大佐はユダヤ人を迫害するナチスの政策に同調できず、またドイツ国家ではなくヒトラー総統に忠誠を尽くすというドイツ軍人の立場に嫌気が差していました。
ヨーロッパ戦線で敗退し続けるドイツ軍の惨状を見て、もはやアメリカやイギリスと講和する以外にドイツが生き残る道はないと確信します。
しかし最高権力者のヒトラーは戦局を見誤っており、いずれ戦争はドイツ軍にとって有利に動くと頑(かたく)なに信じています。
先の見通しを立てられない執行部に忠誠を誓っていてもドイツ国民を守ることは出来ないと感じたシュタウフェンベルク大佐は同調する軍人たちとともにヒトラー暗殺計画を練り上げました。
計画ではシュタウフェンベルク大佐が2つの時限爆弾を鞄に忍ばせてヒトラーが主催する軍議に出席しヒトラーを爆殺することになっていましたが、かつての北アフリカ戦線における空爆によって左目を失い右手及び左手の薬指と小指を切断したシュタウフェンベルクにとって限られた時間内に2つの時限爆弾を完璧に準備することは出来ず、結果的に1個の時限爆弾だけを用意して軍議に出席したのでした。
爆発した時限爆弾の付近にいた者は死傷しましたが、比較的離れた位置にいたヒトラーは軽傷で済み暗殺計画は失敗に終わりました。
この時にもし2つの時限爆弾が用意されていれば確実にヒトラーは爆殺されていたはずであり、ヒトラー亡き後のドイツはヨーロッパ各国と休戦協定を結んでいたはずですし、そうなればソビエト連邦軍のドイツへの侵攻もなかっただろうと思います。
権力者に反逆したシュタウフェンベルクは逮捕され数時間後に銃殺刑に処せられました。
難を逃れた格好のアドルフ・ヒトラーはこの事件の9ヶ月後、1945年4月30日に統治能力を喪失したことを自覚して拳銃自殺したと報じられています。
現在、ヒトラー暗殺を図ったシュタウフェンベルクはドイツ国民から英雄視されています。
シュタウフェンベルクの妻ニーナ・フォン・シュタウフェンベルクはオランダ出身の女優カリス・ファン・ハウテンが演じていました。

妻ニーナはクーデターが失敗に終わった後、首謀者の近親者として逮捕され強制収容所に収容されましたが、ドイツ軍が翌1945年5月に降伏した後解放され2006年まで生き続けました。
7月6日(月)にNHKBSプレミアムでトム・クルーズ主演の映画『ワルキューレ(原題:Valkyrie)』を見ました。
この映画は1944年7月20日に実際に発生したヒトラー暗殺未遂事件を扱っています。
トム・クルーズはクーデターの首謀者であるクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐(1907-1944)を演じています。
シュタウフェンベルク大佐はユダヤ人を迫害するナチスの政策に同調できず、またドイツ国家ではなくヒトラー総統に忠誠を尽くすというドイツ軍人の立場に嫌気が差していました。
ヨーロッパ戦線で敗退し続けるドイツ軍の惨状を見て、もはやアメリカやイギリスと講和する以外にドイツが生き残る道はないと確信します。
しかし最高権力者のヒトラーは戦局を見誤っており、いずれ戦争はドイツ軍にとって有利に動くと頑(かたく)なに信じています。
先の見通しを立てられない執行部に忠誠を誓っていてもドイツ国民を守ることは出来ないと感じたシュタウフェンベルク大佐は同調する軍人たちとともにヒトラー暗殺計画を練り上げました。
計画ではシュタウフェンベルク大佐が2つの時限爆弾を鞄に忍ばせてヒトラーが主催する軍議に出席しヒトラーを爆殺することになっていましたが、かつての北アフリカ戦線における空爆によって左目を失い右手及び左手の薬指と小指を切断したシュタウフェンベルクにとって限られた時間内に2つの時限爆弾を完璧に準備することは出来ず、結果的に1個の時限爆弾だけを用意して軍議に出席したのでした。
爆発した時限爆弾の付近にいた者は死傷しましたが、比較的離れた位置にいたヒトラーは軽傷で済み暗殺計画は失敗に終わりました。
この時にもし2つの時限爆弾が用意されていれば確実にヒトラーは爆殺されていたはずであり、ヒトラー亡き後のドイツはヨーロッパ各国と休戦協定を結んでいたはずですし、そうなればソビエト連邦軍のドイツへの侵攻もなかっただろうと思います。
権力者に反逆したシュタウフェンベルクは逮捕され数時間後に銃殺刑に処せられました。
難を逃れた格好のアドルフ・ヒトラーはこの事件の9ヶ月後、1945年4月30日に統治能力を喪失したことを自覚して拳銃自殺したと報じられています。
現在、ヒトラー暗殺を図ったシュタウフェンベルクはドイツ国民から英雄視されています。
シュタウフェンベルクの妻ニーナ・フォン・シュタウフェンベルクはオランダ出身の女優カリス・ファン・ハウテンが演じていました。

妻ニーナはクーデターが失敗に終わった後、首謀者の近親者として逮捕され強制収容所に収容されましたが、ドイツ軍が翌1945年5月に降伏した後解放され2006年まで生き続けました。
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