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ランド・ブッツァンカ主演映画『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2012年10月08日(月)16時40分 | 編集 |
2012年10月8日(月)


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。


目次
1. 『黄金の七人』シリーズとは無関係の作品
2. 睾丸三個症
3. 持続勃起症


1. 『黄金の七人』シリーズとは無関係の作品


10月1日(月)にイマジカBSで、ランド・ブッツァンカ主演の映画『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦(原題:Homo Eroticus)』をやっていました。

原題のHomo Eroticus(ホモ・エロティクス)はセックスに生きる者という意味で、映画の内容を正確に表していますが邦題とは無関係ですね。

では、なぜこんな邦題が付けられたかというと、主要出演者のロッサナ・ポデスタが『黄金の七人(原題:Sette uomini d'oro)』という映画に出演しているからだと思われます。

ロッサナ・ポデスタ(Rossana Podestà)は、主役のランド・ブッツァンカが演じるミケーレ・カナリッタとのセックスに溺れていく熟女ココ・ランプニャーニを演じています。

『黄金の七人』及びその続編である『続・黄金の七人 レインボー作戦(原題:Il grande colpo dei sette uomini d'oro)』は犯罪コメディ映画で、今回の『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦』とは全く関連性はありません。

『続・黄金の七人 レインボー作戦』の日本での公開は1966年です。

今回取り上げている『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦』の日本での公開は1972年ですので、公開当時題名から判断してシリーズ3本目の続編だと勘違いして映画館に赴いた人もいただろうと思われます。

2012年10月8日ランド・ブッツァンカ主演映画『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦』を見た感想1 176

2. 睾丸三個症


主人公のミケーレは身のこなし方などが全く洗練されておらず決して美男子ではありませんが、3つの睾丸と標準寸法の3倍という巨大なペニスを有しています。

睾丸は俗にいう金玉(きんたま)のことで通常2個です。

ミケーレは医学的には「睾丸三個症」と呼ばれる特異な肉体の持ち主なのですが、作品では睾丸が一つ多いということは精子の生産能力が一般男性よりも優れていることを意味するという解釈になっています。

オナニーにせよセックスにせよ、男性は一旦射精し終えると次に精子が満タン状態になるまでに72時間かかると言われています。

もちろん男性にとって毎日射精することは理論的には可能ですし、そのことが健康を害する要因にはなりませんが、通常の精子生産能力では72時間待たないと満タン状態にはなりませんので、普通の男性が数時間の内に射精を繰り返すと放出される精液の量が減ってくるわけです。

ところがミケーレはもう一つ睾丸があることが功を奏し、何度射精しても立て続けにセックスが出来るという絶倫男という設定になっています。

かつてイタリア北部の都市ベルガモには3つの睾丸を持つコレオーニという男性がいて、やはり絶倫男だったという伝説が残っています。

ミケーレの局部を健康診断で診た医師はコレオーニのような人物が実際に現れたと街中に情報を漏らします。

医師はミケーレの巨大なペニスや睾丸について見たままを喋りましたので、街で暮らす欲求不満の熟女たちは新参者ミケーレとのセックスを望み、ある意味順番待ちの状態になります。

2012年10月8日ランド・ブッツァンカ主演映画『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦』を見た感想2 176

3. 持続勃起症


最初にミケーレとのセックスに持ち込んだのが、資産家の妻ココ・ランプニャーニです。
ココを演じているのが美貌の女優ロッサナ・ポデスタです。

ココはこれまでに見たことのない大きなペニスの虜となり、夫の目を盗んでミケーレとのセックスに勤(いそ)しみます。

この映画ではロッサナだけでなく数名の女優たちが乳首を露にしてセックス場面を演じてはいますが、基本的にはコメディー路線の作品のため特に性欲を駆り立てるような演出手法は取られてはいません。

ただロッサナのような美熟女が恍惚の表情を浮かべて何度でもセックスを繰り返す姿を見せられると、さすがに男性陣は全員が勃起するでしょうね。

なおミケーレは持続勃起症という病気を患っており、いったん勃起するとなかなか萎えず、それ故に何度でも膣内への挿入が可能で、射精を繰り返しても疲れるということがありません。

そうした噂を耳にした女性たちは一度の射精では決して終わらないセックスを目当てに、ミケーレを自分のものにしたがるわけです。

この映画には女性たちが胸に秘めている巨根願望や果てしないセックスを求める本音が主題として組み込まれており、男性は見栄えや経済力よりもペニスが大きくてセックスに強い方が女性にモテるというまとめ方になっていました。

2012年10月8日ランド・ブッツァンカ主演映画『黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦』を見た感想3 220


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