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加瀬亮主演映画『それでもボクはやってない』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2012年10月31日(水)21時15分 | 編集 |
2012年10月31日(水)


目次
1. 裁判官も敵なのか?
2. アダルトビデオを見たら、痴漢犯人になるのか?
3. 警察の出方を知っておく必要性


1. 裁判官も敵なのか?


10月27日(土)にフジテレビで、加瀬亮主演の映画『それでもボクはやってない』を見ました。
電車内における痴漢冤罪事件を扱った社会派の名作映画で、監督・脚本は周防正行(すおまさゆき)です。

一般論として電車内で女性が悲鳴を上げた後、「あの男、痴漢です!」と指を指しながら叫べば、当該男性は周囲から犯人扱いされ真偽はともかく最終的に社会的な地位を失う可能性が高いです。

電車内に限らずプラットホーム上や路上などありとあらゆる場所で、男性は痴漢冤罪事件に巻き込まれる可能性があります。

加瀬亮が演じる主役の男性は実際には痴漢などしてはいないのですが、「痴漢をしていないこと」を立証できなかったために一審において有罪判決が下ります。

しかし「痴漢をしていないこと」の立証など、できるはずがありませんね。

周防監督は、駅係員と警察及び検察が「女性が勇気を振り絞って訴えているのだから女性の主張が正しく、当該男性は痴漢に間違いない」という前提に立って無実の男性を有罪へと導いて行く様を描きます。

さらには、裁判官が警察と検察の有罪主張を退けて無罪判決を下すということは国家権力に対して楯突くことを意味するので、なかなか無罪判決を出しにくいという裁判官が置かれている苦しい立場を丁寧な台本で明らかにしていきます。


2. アダルトビデオを見たら、痴漢犯人になるのか?


映画の中で警察は被告人を有罪にするために家宅捜索を行い、アダルトビデオやエロ本などの所有物を押収し、その後、検察は法廷においてそれらを「いかがわしいもの」と定義して犯罪を裏付ける証拠品として提出し、被告人の性的嗜好を暴露します。

こうした家宅捜索のあり方は、プライバシー権の侵害には当たらないのでしょうか?

この作品において検察は「痴漢容疑者の自宅にアダルトビデオやエロ本が保管されていた以上、これらは被告人が間違いなく痴漢をしたという有力な裏付け資料となるのだ」と示唆しているのですが、はっきり言って暴論です。

アダルトビデオを視聴した実績が痴漢の根拠とされるのであれば、ほぼ全ての男性は痴漢予備軍ということになるでしょう。

では逆に尋ねますが、検察官や裁判官や警察官になる男性は、私的空間においてアダルトビデオを見たことがないのでしょうか?

あるいは公務員になる以前に、ソープランドなどに行った経験はないのでしょうか?


3. 警察の出方を知っておく必要性


現代においては、全ての男性は痴漢冤罪事件に巻き込まれて犯人に仕立て上げられて逮捕され警察署に勾留される可能性があります。

その際に警察がどのような取り調べを行うか、当番弁護士がどういった接見を行うかなどについて周防監督なりの視点で描きます。

あくまでも作品に登場した当番弁護士や大森南朋が演じた取り調べ担当刑事の行為や発言は、実在する弁護士や刑事の実態を全て反映させたものではないと思いますが、万一私たちが逮捕された時には「あのような出方をされる」ということを知っておくことには意義があると思っています。

2012年7月7日(土)の記事『グエルチーノ『ヨセフとポティファールの妻』 loro2012.blog』などでも述べましたが、性的冤罪事件は旧約聖書の時代から存在しています。

いつの時代であっても、女性が男性を陥れるために性的冤罪事件を捏造することなど簡単なことです。

全ての男性がこの映画の主人公のような目に遭わされる可能性があることを再認識する上でも、この映画を見ることをお勧めします。

さらに女性は痴漢被害者になるだけでなく、冤罪事件に巻き込まれた彼氏や夫などを守る立場にもなり得ますので、是非作品を鑑賞して欲しいと思っています。





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