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夏樹陽子主演映画『Another XX ダブルエックス 黒い追跡者』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2013年05月31日(金)19時58分 | 編集 |
記事のタグ: 夏樹陽子
2013年5月31日(金)


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。

レンタルDVDで夏樹陽子主演の映画『Another XX ダブルエックス 黒い追跡者』を見ました。
追跡者はストーカーと読みます。

夏樹陽子主演のダブルエックスシリーズ第2作目の『Another XX ダブルエックス 赤い殺人者』のようなホラー的要素は一切無く、本作では犯人探し的な要素が加わりました。

夏樹が演じる検死医・水木恭子と同じ病院に勤務する若手女医が、帰宅の途次、何者かに強姦されるところから物語が始まります。

水木は前2作において何度も辱めを受け、強姦の屈辱を耐え忍ぶ人生になってしまったのですが、本作においても強姦の憂き目に遭います。

このダブルエックスシリーズは強姦を主題としており、暴力的なセックス場面が何度も描かれているのですが、制作側が夏樹という美人女優を起用した上でここまで強姦物に拘ったのは、社会における強姦の実態を人々に分からせる意図があったのかも知れないと推測します。

警察庁が発表している強姦認知件数は、2007年が1,766件、2008年が1,582件、2009年が1,402件、2010年が1,289件、2011年が1,185件となっています。

ダブルエックスシリーズが制作された1995年から1997年にかけての数字ではありませんが、私たちが暮らす現代日本において警察庁が公式に認知している強姦件数だけでも、これだけ犯罪が発生しているわけです。

趨勢としては減少傾向にあるとは言え、2011年の数字で言えば1日あたり3.2件の強姦事件が発生していることになります。

24時間で3.2件ということは、8時間に1件以上強姦事件が起きている計算になります。

これはあくまでも警察庁が把握している件数であり、言い換えれば被害女性が被害届を出し検挙率の対象となった事件だけを集計したものです。

ということは、女性が泣き寝入りをし強姦事件としては警察庁が認知していない事件が、この数字の影に少なからず存在していることが予想されるわけですね。

夏樹が演じる水木恭子の悲劇は、こうした現実を世の中に知らしめ歪んだ性欲を持つ男性が数多く存在していることを明らかにする役割を担うという側面もあると思います。

夏樹が体当たりで挑んだダブルエックスシリーズ3部作は今から20年近く前の作品となりましたが、そこで描かれている悲劇は今の時代でも繰り返されており、被害女性の数は一向にゼロになる気配はありません。

セックスとは男性が愛情を注ぐことを通じて女性の心と肉体に快感をもたらすものであり、セックスの最中に女性が少しでも不快に感じることがあるのであれば、男性は行為を中断すべきなのです。

ましてや強姦という女性の意志を全く無視した暴挙はいつの時代であっても許されるはずもありませんが、残念ながらどの民族でもどの土地でも、この強姦事件は跡を絶たないわけですね。

映画の中では夏樹の美しさばかりに目を奪われがちですが、東映ビデオの制作スタッフは社会の闇の部分に光を当てるつもりでこういった作品を作ったのだろうと思います。

暴力や残虐な行為を目にするのが苦手な人には勧められませんが、将来、警察や検死医そして法律家になることを目指す人たちは、避けては通れない分野なので一度見ておくことを勧めます。

私もサスペンス系やホラー物は苦手なのですが、夏樹陽子が出演しているので作品を見ましたし、こういったブログも書いているわけです。

その点でも綺麗なお姉さま・夏樹陽子が劇中あるいはヘアヌード写真集などにおいて果たした役割は、今でも普遍的な輝きを持っていると言えるでしょう。


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2013/05/31(金) 19:58 | このエントリーのカテゴリ 日本映画 |
このエントリーのタグ: 夏樹陽子
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キム・ベイジンガー主演映画『セルラー』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年05月30日(木)22時23分 | 編集 |
2013年5月30日(木)


5月22日(水)にテレビ東京で、キム・ベイジンガー主演の映画『セルラー(原題:Cellular)』を見ました。

主演のキムが演じるのは、高校の生物担当教師ジェシカ・マーティンです。

ある朝ジェシカは、小学校に通う息子リッキーを送り出した直後、自宅を複数の男たちに不法侵入され車に乗せられて、見知らぬ土地にある家屋の中へと拉致されてしまいます。

拉致されるような覚えのないジェシカは犯人集団に人違いであることを主張しますが、犯人たちは意図があって拉致したという態度を変えません。

ジェシカが拉致された部屋には固定電話が設置されていたのですが、外部との連絡を断つために犯人が電話機を破壊します。

犯人が部屋から去った後、ジェシカは粉々になった電話機の中から配線を繋ぎ合わせ電話を掛け続けます。

この辺りの描き方は分野が違うとは言え、ジェシカが理系の人間だからこそ出来たことであり、理系の知識が実生活において役に立つことが示されています。

やがてジェシカの執念が実り、電話は携帯電話に繋がります。

携帯電話の持ち主ライアンを演じるのはクリス・エヴァンスです。

この映画の主役はキム・ベイジンガーだと紹介しましたが、実質的にクリスも主役の位置づけであり、ジェシカから偶然掛って来た電話を受けた後、大活躍をすることになります。

この作品を通じて監督が訴えたかったことは、現代社会において携帯電話を持っていることがいかに有用かということなのですが、それ以外にも警察の内部において一部の警察官は腐敗しており、市民に拳銃を向けたり麻薬密売を裏で行っているような警察官が存在し得ることを告発した内容になっています。

なぜジェシカが拉致されたのかについては、後に理由が明らかになり、生物の教師であることにもちゃんと意味を持たせた描き方になっているわけですが、その一方でライアンが空港警察に相談もせず独力で解決を図ろうとして、事件にどこまでも巻き込まれて行く姿には少なからず疑問が残りました。

2013年5月30日キム・ベイジンガー主演映画『セルラー』を見た感想 252

上掲のジェシカ・ビールがライアンの元彼女クロエという役で、チョイ役ながら出演し若さ溢れる見事な肉体美を披露しています。


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夏樹陽子主演映画『Another XX ダブルエックス 赤い殺人者』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2013年05月29日(水)19時44分 | 編集 |
記事のタグ: 夏樹陽子
2013年5月29日(水)


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。

レンタルDVDで、夏樹陽子主演の映画『Another XX ダブルエックス 赤い殺人者』を見ました。

『XX ダブルエックス 美しき標的』に続く、検死官・水木恭子シリーズの第2弾です。

シリーズ第1作の『美しき標的』の完成度が高かった割りには、この第2作は凡作に終わりました。
水木恭子を演じる主演の夏樹には落ち度はありません。

第1作に引き続き監督を務めた黒沢直輔がサイコ・ホラー調に仕上げようと力み過ぎの感が否めず、過度に赤を強調した演出手法を用いているため長時間見ていると疲れて来るのです。

犯人は女性の肉体を切り刻むことに快感を覚える異常性格者という設定で、水木恭子は事件を通じて犯人と知り合いになります。

しかし知り合った当初は水木はその男性を犯人とは思っていなかったため男性からの誘いに応じ、やがて駐車場に停めてある男性所有の高級車の上でセックスをする仲になります。

水木はこの男性と深い仲になるにあたり迷いや躊躇などほとんど見られず、あっさりと男の体を受け入れてしまいます。

まあ上映時間の制限がある中で水木の心理状態の変化を丁寧に描く時間がなかったということだろうと思いますが、美人女医が知り合って間もない男性とこんなにも簡単にセックスをしてしまうのは拍子抜けの印象しか残りません。

映画の分類としてはエロスというよりはホラーに近く、夏樹の色気を期待して見た者には消化不良に終わる作品だと言えるでしょう。

「XX ダブルエックス」シリーズというブランドの力と夏樹陽子が見せるセックス場面が盛り込まれているという要素によって作品が作られたわけですが、サイコ・ホラー路線を目指したのは完全に失敗でした。


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2013/05/29(水) 19:44 | このエントリーのカテゴリ 日本映画 |
このエントリーのタグ: 夏樹陽子
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フランシスコ・コジャンテス『エゼキエルの幻視:死者の甦り』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年05月28日(火)15時48分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2013年5月28日(火)

目次
1. 死者の甦り
2. 原題


今回取り上げる作品は、フランシスコ・コジャンテス作『エゼキエルの幻視:死者の甦り』です。

2013年5月28日フランシスコ・コジャンテス『エゼキエルの幻視:死者の甦り』287

1. 死者の甦り


スペインの画家フランシスコ・コジャンテス(1599-1656)が描いているのは、エゼキエルが幻視の中で見た風景です。

谷に横たわっている無数の骨に肉体がつき人間が蘇生されるという場面です。
中央で右手を上げているのが預言者エゼキエルです。

神は骨から人間を蘇らせました。
エゼキエルは神の奇跡を目撃しているわけです。

後に、この幻視の風景は最後の審判の日に死者が甦るという光景と重ね合わせて解釈がなされるようになりました。


2. 原題


フランシスコ・コジャンテス(Francisco Collantes)が描いた『エゼキエルの幻視:死者の甦り』は、スペイン語ではVisión de Ezequiel: la resurrección de la carneと言います。

la carneの語義は肉です。
しかし、ここではla resurrección de la carneが成句として死者の甦りという意味で使われています。

この作品はプラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。




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ケビン・コスナー主演映画『ボディガード』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年05月27日(月)19時11分 | 編集 |
2013年5月27日(月)


5月17日(金)にBSジャパンで、ケビン・コスナー主演の映画『ボディガード(原題:The Bodyguard)』をやっていました。

ケビンが演じるフランク・ファーマーは、かつてレーガン大統領の警護を担当していた人物です。

レーガン大統領狙撃事件の日はフランクは非番でしたが、事件が起きたという事実を重く受け止め大統領の警護からは身を引きました。

数年後、フランクは歌手レイチェル・マロンのマネージャーからレイチェルの身辺を警護して欲しいという依頼を受け、まずはレイチェルと面会します。

レイチェルを演じるのはホイットニー・ヒューストンです。

レイチェルは歌手として成功を収めており、幼い息子や姉らと共に豪邸で暮らす有名人です。

若くして大金を掴んだ才能ある歌手であるが故に、レイチェルは我儘で傲慢で身勝手な態度を貫き自分に対して下手(したで)に出て来るようなお気に入りの者しか周囲に置きません。

レイチェルはフランクと面会した当初は自分や家族の身に迫っている危機を認識しておらず、元大統領警護官にお金を払って四六時中警護してもらうことなど不必要だと考えていました。

ところが、やって来たフランクが美形だったため態度を軟化させ、面倒くさがりながらもフランクが警護に当たることを受け入れます。

5+18+ケビン・コスナー主演映画『ボディガード』を見た感想 336


その後、レイチェルはフランクに誘いをかけ夕食を共にし、そのままの流れで2人はセックスをする仲になります。

レイチェルはフランクと出会った時から深い仲になることを想定しており、予定通りフランクの肉体を自分のものにしたわけですが、フランクはあくまでもセレブの警護担当という立場を弁(わきま)えるべきだったとセックスしたことを後悔しています。

初めてセックスをした翌朝にフランクから後悔の念を抱いていることを聞かされたレイチェルはへそを曲げ、それ以降フランクの神経を逆なでする行動に出ます。

全くもってレイチェルは幼稚であり、自己中心的な成功者として描かれています。

フランクは気まぐれなレイチェルの言動に振り回されながらもプロの警護担当者としての職務を全うし、最終的には授賞会場において暗殺者に狙われたレイチェルの命を身を挺して守ることになるのです。

まさにボディーガードとはこうあるべしというお手本をフランクは示してくれたわけですが、彼自身が後悔しているように依頼人とセックスをしたのは軽率な行動でしたね。

まあ、そのセックスがあったからこそ『オールウェイズ・ラヴ・ユー(原題:I will always love you)』の歌詞が述べている世界へと繋がっていくんですけどね。


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夏樹陽子主演映画『XX ダブルエックス 美しき標的』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2013年05月24日(金)16時21分 | 編集 |
記事のタグ: 夏樹陽子
2013年5月24日(金)


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。

レンタルDVDで、夏樹陽子主演の映画『XX ダブルエックス 美しき標的』を見ました。
1995年に公開された作品ですので、撮影時夏樹陽子(1952-)は42歳ぐらいです。

夏樹は気品溢れる顔立ちや肌の色艶など、とても40歳過ぎの女性には見えません。
30歳だと聞かされても信じる人も多いのではないかと思います。

そんな綺麗なお姉さま夏樹が演じるのは検死医の水木恭子です。
水木の仕事は司法解剖を行うことです。

司法解剖とは大学の法医学教室において殺された疑いのある死体を解剖することを言います。
検死医は自らが行った司法解剖の結果を警察署において刑事たちに説明することも業務に含まれます。

水木のような美人女医の口から「被害者女性は強姦されたことにより、膣内から精液が検出されました。」というような言葉が聞かれ、男性刑事たちが色めき立つ場面も描かれていました。

この映画における強姦魔は、美貌の検死医・水木を次なる標的と定めます。

犯人は遺体発見現場で検死を行うスカート姿の水木がしゃがんだ際に、股間から見え隠れするパンティを遠くからビデオで撮影しています。

そして後日、水木の自宅マンションを突き止めて、深夜侵入することに成功します。

犯人はベッドで一人眠っている水木に忍び寄り、まずは口と目にガムテープを貼り付けて、次に後ろ手にした状態で両方の親指を合わせて縛り付けるという手口で自由を奪い強姦しようと試みます。

結果的にこの住居侵入時は強姦未遂に終わるわけですが、後に水木は再び犯人に捕まり強姦の辱めを受けてしまいます。

全編を通じて、所々論理的には首を傾げるような場面もあるのですが、夏樹の美しい体と毅然とした表情に引き込まれて88分の上映時間はあっという間に過ぎていきます。


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2013/05/24(金) 16:21 | このエントリーのカテゴリ 日本映画 |
このエントリーのタグ: 夏樹陽子
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ミムラ主演ドラマ『恋するハエ女』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本ドラマ | 2013年05月21日(火)20時39分 | 編集 |
2013年5月21日(火)


5月14日(火)にNHKオンデマンドで、ミムラ主演のドラマ『恋するハエ女』を見ました。

「ハエ女」という題名からして不潔な場面があちこちに盛り込まれた下劣なドラマなのかしらという先入観を抱いていましたが、全6回のエピソードの中で不衛生な場面は一度も出て来なかったので安心して見続けることが出来ます。

ただ、台詞の中には不衛生な表現がいくつか出て来ますので、食事中には見ない方が良いと思います。

主演のミムラは30歳の誕生日を目前にした一人暮らしの女性・小守絵美を演じています。

小守は小学校の教師をしており外見も思考様式も平凡な女性で、夜はインターネットを使ってネット仲間と交流を持つことを楽しみにしている女性です。

小守は6年間交際して来た職場の同僚男性と婚約しており、近い内に結婚式を挙げる予定になっていたのですが、婚約者の男性から一方的に別れ話を切り出され、不本意ながらも何となく別れることを承諾してしまいます。

婚約者に振られた同時期に職場では保護者から生徒に対する暴言があったという言いがかりをつけられ、やはり不本意ながらも停職処分を甘んじて受けることに同意します。

このように小守は周囲との摩擦を避けることを優先し自己主張せず、無難に生きる道を選んで来たのですが、ネット上で知り合った官僚・八重樫修治からこれまでの世間体を気にして周囲の意向に流されて来た生き様を全否定され、自分の殻を破るために様々なことに挑戦していくことになります。

48歳のプロパー官僚・八重樫は筧利夫が演じています。
プロパーとはキャリアではないという意味です。

ただ、八重樫は小守に対して知り合った当初は「自分はエリート官僚である」と嘘をついていました。

小守は八重樫に命じられて自分の生き方を変えるために一人でカラオケに行き歌い、一人で一杯飲み屋に入りチュウハイを飲み、一人で観覧車に乗り、一人でフランス料理店で食事をします。

あるいは、ネット上で知り合った男たち8人と同時期にデートをするという荒業もこなし、少しずつながらこれまで見えなかった自分らしさというものを発見していきます。

全6回を通じて30歳前後の独身女性が婚約破棄を乗り越えて前向きに生きる姿勢を爽やかに描き、コメディの要素も随所に織り交ぜながら、最後まで飽きさせない脚本及び演出になっていたと思います。

題名が「ハエ女」でなければ、このドラマに注目した人の第一印象がもっと良くなったと思います。
その意味では題名で損をしているドラマだと言えるでしょう。

例えば『アラサー女子の逆転人生』という題名の方が、視聴者受けが良かったのではないかと思います。

当初あまり期待せずに見始めましたが、ミムラの確かな演技力に惹かれて次の展開が早く知りたいと感じさせる良作だったと思います。


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ジェイク・ジレンホール主演映画『ラブ & ドラッグ』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年05月18日(土)14時02分 | 編集 |
2013年5月18日(土)


5月12日(日)にWOWOWプライムで、ジェイク・ジレンホール主演の映画『ラブ & ドラッグ(原題:Love and Other Drugs)』を見ました。

マギー・マードックを演じるアン・ハサウェイのヌード場面や繰り返されるセックス場面、及び作品のあちこちに散りばめられた卑猥な台詞の数々が話題になった映画ですが、映画の主題はパーキンソン病に冒された人々の苦しみに求められます。

ウィキペディアはこの映画を「ロマンティック・コメディ」と定義していますが、私は「コメディ」だとは思えませんでした。

ジェイクが演じるジェイミー・ランドールは、ファイザー製薬に勤める営業部員で、優れた外見とセクシーさで多くの女性をあっという間に虜にし、すぐにセックスに持ち込むモテ男、という設定です。

そんなジェイミーが、営業を通じて知り合った内科医に許可を得て、インターンの医師だと偽って診察に立ち会い、患者のマギーの左の乳房をまじまじと見たことがきっかけで、2人の交際が始まります。

2013年5月18日ジェイク・ジレンホール主演映画『ラブ ドラッグ』を見た感想1 326


マギーはこの時点で初期のパーキンソン病を患っており、日常生活に支障はないものの、少しずつ筋力の衰えを感じ始めている段階でした。

当初、マギーは、医師でもないのに騙す形で自分の乳房を見たジェイミーに反感を抱いていましたが、やがて2人は惹かれ合い、セックスをする仲へと発展していきます。

2013年5月18日ジェイク・ジレンホール主演映画『ラブ ドラッグ』を見た感想2 393


その後、ジェイミーは、開発されたばかりのバイアグラを売りまくり、営業成績を上げたことで昇進する機会を得るのですが、その一方で、マギーのパーキンソン病が進行し、2人の関係には先行きが見えなくなります。

マギーは、ジェイミーのことを愛してはいましたが、そう遠くない内に、自分が不自由な体を抱えながら生きて行かなければならないことを悟っていたため、刹那的にセックスの快楽に溺れながらも、どこかでジェイミーとの関係を終わらせなければならないと考えていました。

2013年5月18日ジェイク・ジレンホール主演映画『ラブ ドラッグ』を見た感想3 525


ジェイミーは、たとえパーキンソン病の症状が深刻になったとしても、マギーを愛し続け、一緒に暮らし、面倒を見る意志を固めつつあったのですが、マギーにとってはジェイミーの愛が逆に重荷となり、ひどい言葉を意図的に投げかけたりして、結局、2人の関係にはいったん、終止符が打たれます。

2013年5月18日ジェイク・ジレンホール主演映画『ラブ ドラッグ』を見た感想4 498


作品の前半は、マギーの尻軽女ぶりとジェイミーの軽薄男ぶりが強調して描かれているのですが、後半では色彩が一変し、パーキンソン病に苦しむ人々や支える家族の心の中、という重い主題を扱った、深刻で悲しい映画に変貌していきます。


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ラファエロ・サンティ『神の幻を見たエゼキエル』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年05月15日(水)15時13分 | 編集 |
2013年5月15日(水)


目次
1. 第1回バビロン捕囚
2. 第2回バビロン捕囚
3. 少しだけ現代史
4. 原題


今回取り上げる作品は、ラファエロ・サンティ作『神の幻を見たエゼキエル』です。

2013年5月15日ラファエロ・サンティ『神の幻を見たエゼキエル』451


1. 第1回バビロン捕囚


旧約聖書『エゼキエル書』の主人公エゼキエルは、ユダヤ人の預言者です。

新バビロニア王国の第二代王ネブカドネザル2世(在位:紀元前605-紀元前562)によって行われた第1回のバビロン捕囚の際に、エルサレムからバビロンへと連行されました。

エゼキエルらユダヤ人の多くは、バビロンの東に位置するニップル市そばのケバル川沿いに移住させられました。
紀元前598年のことです。

ある日、エゼキエルはケバル川の畔(ほとり)で、天を割いて出現する神の姿を目の当たりにしたのです。

ラファエロ・サンティ(1483-1520)が描いているのは、エゼキエルが見た神の姿です。
神とはこのような姿をした存在である、という作品ですね。

画面向かって左下には、空から光が発射され地上に届いています。
その光の前に立っているのが、小さくて見づらいですがエゼキエルです。

神の下に描かれている動物は、向かって左から獅子、白い牛、そして鷲です。
獅子と牛には翼が生えていますね。

あくまでもエゼキエルの見たものは幻であって、実態のないものと解釈されてはいます。
しかし私は本当にこのような光景が、エゼキエルには見えたのだろうと信じます。

第三者が幻視であると決めつけるような話だとしても、神の姿を実際に目の当たりにしたエゼキエルには、相当な衝撃があったものと思われます。


2. 第2回バビロン捕囚


エゼキエルは、新バビロニアに捕囚された人々に希望をもたらすために神に召命されました。

その後、エゼキエルは預言者として活動し、異国の地バビロンにおいて捕囚民として暮らすユダヤ民族の精神的指導者となりました。

さらにエゼキエルは、バビロンだけでなくエルサレムにも赴き、預言者としての活動を行ったことが『エゼキエル書』に記されています。

エルサレムは、ユダ王国(紀元前930-紀元前586年)の首都です。

しかしエルサレムで暮らすユダヤ人たちは、エゼキエルのような預言者に敬意を払わず、その指導を拒否しました。
その結果、紀元前586年に新バビロニア軍によってエルサレムは陥落し、神殿は破壊されました。

第2回のバビロン捕囚(紀元前586年)が行われた結果、ユダヤ人の国家は滅亡したのです。


3. 少しだけ現代史


第2回バビロン捕囚の後、ユダヤ人が約束の土地カナンへ戻って来るのは1948年のことです。
つまり、紀元前586年から1948年までの約2,500年の間、ユダヤ人は「国家」を持つことが出来なかったわけです。

現在のイスラエルは、様々な問題を抱えながら一応「国家」としての形態を維持してはいます。
しかしイスラエルが首都として主張しているエルサレムは、国際的には首都としては認められていないのです。

その理由を平たく言うと、国際社会は、「イスラエルが勝手にエルサレムを占領し、首都だと主張しているだけである」、という認識を持っているからです。

従って、各国大使館は「国際的に首都と看做されている」テルアビブに集中しています。
イスラエル日本国大使館も、テルアビブにあります。

紀元前586年に行われた第2回バビロン捕囚は、現代のイスラエル及び周辺国家が抱える諸問題の出発点になっているのです。


4. 原題


ラファエロ・サンティ(Raffaello Santi)が描いた『神の幻を見たエゼキエル』は、イタリア語ではEzechiele ha la visione di Dioと言います。

la visioneが、幻視、という意味です。
Dioは、神、という意味です。

この作品は、フィレンツェにあるパラティーナ美術館(Galleria Palatina)で見ることが出来ます。




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堺雅人主演映画『ゴールデンスランバー』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2013年05月12日(日)15時22分 | 編集 |
2013年5月12日(日)


目次
1. 無神経なマスコミ
2. 美形への嫉妬
3. ねじれた心の持ち主は誰か?


1. 無神経なマスコミ


5月8日(水)にWOWOWプライムで、堺雅人主演の映画『ゴールデンスランバー』をやっていました。

題名のゴールデンスランバーは英語のGolden Slumberを指し、直訳は黄金のまどろみとなります。

映画の中で堺が演じる青柳雅春は睡眠薬が入ったペットボトルの水やカップヌードルを、そうとは知らずに飲んだり食べたりして、しばしのうたた寝の後、目覚めたら状況が一変しているという場面が描かれていましたが、映画の主題とスランバー(安らかに心地良く眠ること)との間には決定的な相関関係はないように思いました。

映画の原作は伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』です。

私は小説を読んでいませんが、映画が原作本に沿ったものだとすれば、伊坂幸太郎が訴えたかった主題は真偽の検証もせず、容疑者を犯罪者に仕立て上げていく警察とマスメディアの横暴だろうと思います。

主人公・青柳雅春は仙台市内で発生した首相暗殺事件の犯人であると警察から断定され、警察発表を伝達するマスコミから「容疑者=真犯人」という扱いを受けます。

青柳は逮捕されたら執拗かつ暴力的な尋問を受け自由が奪われ、やってもいないのに「私がやりました」と自白させられる可能性が高いので逃亡生活を送ることにします。

警察の追跡から逃れる中で学生時代の仲間や前勤務先の先輩社員、あるいは正体不明の人物などから協力を得て辛うじて仙台市内に潜伏することに成功します。

容疑者が逃亡中という事態はマスコミにとって好都合な事態であり、いつどのような形で容疑者が逮捕されるのかにマスコミの関心が移ります。

もはやこの時点で、容疑者・青柳が真犯人であることが確定したかのような報道がなされ、マスコミ報道を真に受ける庶民は青柳を首相暗殺の実行犯であると認識しています。

そんな中、伊東四朗が演じる青柳雅春の父は実家のある埼玉まで押しかけた報道陣に対して、「お前らのやっていることは、他人の人生を狂わせるかも知れないんだ。」という発言をして、無神経な質問を浴びせかける報道陣を無視する格好で取材カメラを通して息子に語りかけ、「私と母さんは、お前の無実を信じている。」と述べます。

名優・伊東四朗の見せ場となっている感動的な場面です。

この父親が怒りを込めて述べた「無分別な報道によって、人生を台無しにされる人がいる」という事実の存在こそが、この映画が最も訴えたかったことなのだろうと思いました。


2. 美形への嫉妬


容疑者となった青柳は堺が演じているので美男子であり、さらには数年前に女性芸能人の危機を救った英雄としてマスコミに取り上げられたこともある「ちょっとした有名人」という設定です。

男女を問わず、世の中の多くの人は外見に恵まれた者が嫌いですし、英雄扱いされている者を憎みます。

従って青柳のような「勝ち組」の人物が殺人犯に仕立て上げられ、逃亡して寝食に困るような状況になっていることを人々の多くは内心では喜んで傍観しているわけですね。

世間は真偽などどうでも良いわけです。

結局マスコミや警察の横暴は一般社会で暮らす人々の歪んだ価値観を反映したものであり、ババ抜きのババを誰が引くのかということが世間の最大の関心事なわけです。

青柳は心ある人々の協力によって警察に逮捕されることはなかったので、逮捕後に待っていたはずの人を人とも思わない尋問を受ける事態は免れたのですが、「逃亡中の容疑者は、警察によって射殺された。」という誤った報道が世の中を駆け巡ることになり、別の面で大きな代償を払う羽目になりました。

そのあたりについては、映画の最終盤をご覧下さい。


3. ねじれた心の持ち主は誰か?


美しく生まれ不断の努力によってその美しさを維持し勤勉を通じて栄光を手に入れた者を、なぜ「一般人」はそんなにまでして引きずり下ろしたがるのでしょうか?

そんな「怠惰な一般大衆」を軽蔑する視線が、この作品の随所に織り込まれていると感じました。

私も自らの努力を放棄し勤勉とは程遠い生活を送る一方で、成功者の足を引っ張ることには精を出す「大衆」という存在は嫌いですね。

主演の堺が示す抜群の演技力のおかげで、2時間20分の上映時間が短く感じられました。
警察論やマスコミ論あるいは大衆論を学びたい人には必見の映画です。


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レンブラント・ファン・レイン『エルサレム滅亡を嘆くエレミア』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年05月09日(木)16時07分 | 編集 |
2013年5月9日(木)


目次
1. 預言者
2. 原題


今回取り上げる作品は、レンブラント・ファン・レイン作『エルサレム滅亡を嘆くエレミア』です。

2013年5月9日レンブラント・ファン・レイン『エルサレム滅亡を嘆くエレミア』420

1. 預言者


エレミヤは旧約聖書『エレミヤ書』で述べられるユダヤの預言者です。

若くして神の召命を受けユダ王国で活動を行ないました。
召命を受けた年は紀元前627年とされています。

当時のユダヤ人の中には一神教を離れバアル神を信仰する者も数多くいました。
バアル神とはカナン地域を中心に崇められた神で、偶像崇拝を特色とします。

一神教を捨てて偶像崇拝に走ったユダヤ人たちをエレミヤは預言者の立場で厳しく咎め立てします。

彼らに悔い改めを求めやがて大きな災難が振りかかるであろうという預言をしますが、偶像崇拝に味をしめた彼らは聞く耳を持ちません。

その後、紀元前586年にエルサレムに大きな災いがもたらされるというエレミヤの預言は実現したのです。
具体的には、新バビロニアの王ネブカドネザル2世がエルサレムを攻撃し街は壊滅しました。

そしてユダヤの民はバビロンへと連行されたのです。
この事件は第2回バビロン捕囚と言われています。

レンブラント(1606-1669)が描いているのはエルサレムが陥落したことを嘆いているエレミヤの姿です。
向かって左側には見にくいのですが、炎上するエルサレムの街と逃げ惑う人々の姿が描かれています。


2. 原題


レンブラント・ファン・レイン(Rembrandt Harmensz. van Rijn )が描いた『エルサレム滅亡を嘆くエレミア』は、英語ではJeremiah Lamenting the Destruction of Jerusalemと言います。

lament ZはZを嘆き悲しむという意味です。
この作品はアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)で見ることが出来ます。




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キーファー・サザーランド主演ドラマ『24』シーズン8を見た感想
記事URL  カテゴリ | 海外ドラマ | 2013年05月06日(月)13時23分 | 編集 |
2013年5月6日(月)


レンタルDVDで、キーファー・サザーランド主演のドラマ『24(原題:24)』シーズン8を見ました。

この大ヒットした連続ドラマはこのシーズン8で完結しました。

キーファーが演じるジャック・バウアーはシーズン7の後CTU捜査官を退官し、今後は娘のキム夫妻や孫と一緒にカリフォルニアでのんびりと過ごそうと計画を立てていました。

ところがジャックがニューヨークを発つ直前にアメリカの政策を脅かすことに繋がるテロ事件が発生したため、退官したジャックが臨時でCTUに復帰することになります。

ジャックはCTUに招集された旧知のルネ・ウォーカー(Renee Walker)と協力し合いながら困難な捜査を進めて行きますが、中東の架空の国家カミスタンの大統領を守ることは出来ませんでした。

美貌の元FBI捜査官ルネはアニー・ワーシング(Annie Wersching)が演じています。

捜査を終えたジャックは自宅にルネを招き、2人は久しぶりに愛し合う時間が持てました。
24ではほとんど濡れ場は描かれないのですが、シーズン8では若干描かれていましたね。

下掲の写真はジャックとのセックスが終わって数分後の、ルネが満足気な表情を浮かべている場面です。

2013年5月6日キーファー・サザーランド主演ドラマ『24』シーズン8を見た感想 Renee Walker 175


セックス直後の余韻から冷めある程度冷静さを取り戻しながらも、まだまだ女性には幸福感が続いている時間帯ですね。

しかしルネにはこの数分後、悲劇が襲うのです。
わずか数分前まではベッドの上でジャックに深く長く愛されていた女性が、狙撃手によって撃たれてしまうのです。

ルネに限らず、ジャックの回りにいる女性はジャックの意思とは無関係に不幸になって行きますね。

愛するルネを失ったジャックは例によってCTUの規則を破り、自分の判断だけを信じる人間に逆戻りしてしまいます。
まあ、大統領命令さえも聞く耳を持たない人間だからこそジャック・バウアーだと言えるんですけどね。

最終的に「ジャック」という人生がどういう形で終わるのかと関心を持って見続けましたが、感動的な素晴らしい終わり方でした。

まだシーズン8を見ていない人のために詳細は書きませんが、クロエ・オブライエンが泣く姿を見ながら私も泣きました。
なぜクロエが泣いているのかが分かるだけに私も涙が止まりませんでした。

クロエの涙の理由を解く鍵となる言葉は信頼です。

全8シーズンを通してこのドラマには多くの美女が登場しその中にはジャックが心を奪われた女性もいたわけですが、真の友情を築くことが出来た相手はクロエただ一人でした。

世の中には「美人秘書」と呼ばれる女性が大勢いて男性権力者はそういう外見的に優れた女性を傍に置きたがるようですが、私はジャック同様状況分析力に優れ出世欲などなく相手の立場を理解する能力に長けているクロエのような同僚が欲しいです。

クロエはメアリー・リン・ライスカブ(Mary Lynn Rajskub)が演じています。

シーズン8の内容自体は腸(はらわた)を抉り取る拷問場面や政治家の醜悪な功名心が克明に描かれていたりして後味の悪い側面も多々あったのですが、最後の最後にクロエが「準主役」の地位を確定させてドラマが終わったという点で一層高く評価できるドラマになりました。

最後にもう一度繰り返しますが私もクロエのような同僚に傍にいて欲しいです。


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