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ヴァンサン・ランドン主演映画『すべて彼女のために』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月31日(金)15時33分 | 編集 |
2014年1月31日(金) 


1月17日(金)にNHKBSプレミアムで、ヴァンサン・ランドン主演の映画『すべて彼女のために(原題:Pour elle)』を見ました。

全編フランス語の映画で原題のpour elleには「全て」という意味合いはありませんが、英語題名のAnything for Herから邦題が付けられているのかも知れません。

ヴァンサン・ランドンが演じるジュリアン・オークラーはパリで国語(フランス語)の教師をしており、妻のリザと幼い息子のオスカルと一緒に平凡に暮らしていました。

リザを演じているのはダイアン・クルーガーです。
ダイアン・クルーガーはドイツ人ですがフランス語にも堪能です。

ヴァンサン・ランドン主演映画『すべて彼女のために』を見た感想1 451


ある日、リザは自宅に突然やって来た警察官に上司殺害の容疑で逮捕されてしまいます。

出版社に勤めるリザは女性上司と激しく口論している姿を周囲に見られており、警察はリザには殺人の動機があると見ていたのです。

完全な冤罪事件なのですが目撃証言や凶器に残された指紋が一致したことなどからリザは殺人犯にされてしまい、禁固20年の実刑判決を受けました。

無実のリザがどういう経緯で真犯人と関わり上司の殺害に使われた凶器に指紋を残したのかは、その後の回想場面で明らかになります。

リザが逮捕されてしばらくの間はその逮捕理由が明確になりませんのでやや焦れったい思いをしながら謎解きを待っていたわけですが、この回想場面の挿入の仕方は見事だと思いました。

リザが服役してから3年が経過してオスカルは自分で歩ける年齢になり、ジュリアンはオスカルの日常生活には母親が必要だと痛感します。

糖尿病の持病を抱えるリザは残りの刑期の長さを考えて絶望し、ジュリアンには他に好きな女性が出来て自分は捨てられるのではないかという妄想を抱くようになります。

ヴァンサン・ランドン主演映画『すべて彼女のために』を見た感想2 437


実際、ジュリアンに言い寄って来る女性もいたのですが、ジュリアンのリザに対する愛が冷めることはありませんでした。

むしろ、獄中で不自由な生活を強いられている妻を救い出すために、ジュリアンはリザを脱獄させる計画を着々と立てていくのです。

ジュリアンは脱獄を7回繰り返しその方法論を著したアンリ・パスケと面会し、その極意を教わります。
アンリが強く主張したのは、脱獄は容易だがその後の生活が困難だということでした。

最も大事なものは生活費ですね。
脱獄に限らず何か新しいことを始める場合は、この資金調達が最大の難関になるわけです。

この後、ジュリアンはある方法で大金を獲得し、リザを脱獄させる計画を実行へと移して行きます。

どうやってリザを脱獄させるのか、そして脱獄できたとしてその後の生活基盤をどこで確立するのか、その一連の流れが丁寧に描かれ、脱獄実行の日の様子は視聴者がまるでその場で見ているかのような臨場感に溢れています。

フレッド・カヴァイエ(Fred Cavayé)監督の演出は秀逸です。

妻を脱獄させる行為は法的には許されないことですが、国家権力の誤りによって自由を奪われた無実の妻を夫の手で奪還する行為は許してあげたいですね。

DVDの邦題は『ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜』となっています。


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ハリソン・フォード主演映画『ランダム・ハーツ』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月27日(月)11時41分 | 編集 |
2014年1月27日(月) 


1月16日(木)にテレビ東京で、ハリソン・フォード主演の映画『ランダム・ハーツ(原題:Random Hearts)』を見ました。

ハリソン・フォードが演じるダッチ・ヴァン・デン・ブロックはワシントン在住の巡査部長で、妻のペイトンと幸せに暮らしていました。

出版社に勤務しているペイトン・ヴァン・デン・ブロックを演じているのは、スザンナ・トンプソンです。

ハリソン・フォード主演映画『ランダム・ハーツ』を見た感想1 478


ペイトンは担当している雑誌の写真撮影に関与するためにマイアミに出張に出かけます。

ペイトンの出張予定は短期間でしたが、妻を深く愛しているダッチは送り出す前にセックスをしてお互いの愛を確かめ合いました。

その後、妻が乗るはずだった飛行機が墜落したとの報道がなされ、ダッチは信じられない思いで航空会社に問い合わせをします。

ところが搭乗者名簿にはペイトン・ヴァン・デン・ブロックの名前がありません。

いったんは胸を撫で下ろしたダッチでしたが、妻とは連絡が取れないままであり事故の犠牲になった可能性は消えてはいません。

ダッチはペイトンの勤務先に赴き出張の経緯などを責任者に尋ねますが、会社としてはペイトンに出張を命じてはいないという予想外の返事を受けます。

やがて犠牲者の中に身元不明の夫婦の遺体があることが判明し、どうやらペイトンは偽名を使って飛行機に乗り墜落事故の犠牲になったらしいことが分かって来ました。

「ペイトンの夫」として搭乗していた男性の妻は共和党下院議員のケイ・チャンドラーであり、ケイは再選に向けての選挙活動に着手しようとしていた大切な時期でした。

ケイ・チャンドラーを演じているのは、クリスティン・スコット・トーマスです。

ハリソン・フォード主演映画『ランダム・ハーツ』を見た感想2 188


ダッチは妻の不審な行動の真相を究明しようとしてケイにも協力を求めますが、選挙活動を控えたケイは気が進まず当初はこのままそっとしておいて欲しいという立場を取ります。

しかし何度かダッチと会っている内にケイの心は揺れ動き、ついに2人は真実を突き止めて行く過程の中でお互いの愛を確かめ合う関係になるのです。

裏切られたとはいえ夫が不慮の事故で死んでからまだそれほど時間が経っていない段階で、別の男性と恋仲になって行くことにためらいを覚えながらも、打ちのめされた心を癒してくれそうな強い男性を必要としているケイをクリスティン・スコット・トーマスが好演しています。


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ハリソン・フォード主演映画『推定無罪』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月25日(土)14時08分 | 編集 |
2014年1月25日(土) 


1月14日(火)にBSTBSで、ハリソン・フォード主演の映画『推定無罪(原題:Presumed Innocent)』を見ました。

ハリソン・フォードが演じるラスティ・サビッチは地方検事局の首席検事補で、妻のバーバラと暮らしています。

バーバラを演じているのはボニー・ベデリアです。

ハリソン・フォード主演映画『推定無罪』を見た感想1 480


ラスティが勤める検事局にセクシーで野心家の女性検事補キャロリン・ポルヒーマスが入局して来ます。

キャロリン・ポルヒーマスを演じているのはグレタ・スカッキです。

ハリソン・フォード主演映画『推定無罪』を見た感想2 423


ラスティとキャロリンは出会って程なくして愛人関係となり、しばらくはお互いの肉体を求め合う関係を続けていましたが、やがてラスティに出世欲がないことを知るとキャロリンは一方的に2人の関係を終わらせたのでした。

その後しばらくしてキャロリンが自室で頭部を殴られた他殺体として発見され、膣内からは精液が検出されたことから警察は強姦殺人事件として捜査を開始します。

キャロリンの部屋にあったビールグラスからはラスティの指紋が検出され、キャロリンの死体にはラスティの部屋に敷かれているじゅうたんと同じ繊維が発見されました。

指紋が一致し精液から解析された血液型も一致したことから、ラスティは容疑者として逮捕され起訴されました。

首席検事補が強姦殺人の容疑で起訴されるという事態になりますが、ラスティが法廷で無罪を主張していく過程でキャロリンの秘められた男性関係が次から次へと浮き彫りにされていきます。

裁判において検察官は被告人ラスティの有罪を証明することが出来ず、ラスティは映画の題名通りに推定無罪となって審理が終了します。

裁判では結果的に無罪となりましたが、犯行推定時刻のアリバイがないラスティが実行犯である可能性が完全に消えたわけではありません。

果たしてラスティは本当に犯人ではないのか、それとも・・・。
キャロリンを殺害した真犯人と動機は映画の最後で明らかになります。

映画の半分ぐらいは法廷での証言や弁護側と検察側のやり取りに費やされているのですが、今ひとつ盛り上がりに欠けて淡々と審理が進められていくのでやや退屈な感じがしました。

犯行現場で発見されたビールグラスや精液はラスティが無罪を勝ち取るために重要な役割を果たすことになるのですが、話の筋が練られ過ぎであり必要以上に話を難しくしているように思いました。


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ラファエロ・サンティ『奇跡の漁り』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年01月24日(金)12時08分 | 編集 |
2014年1月24日(金) 


目次
1. イエスとペテロの出会い
2. 原題


今回取り上げる作品は、ラファエロ・サンティ作『奇跡の漁り』です。

ラファエロ・サンティ『奇跡の漁り』271


1. イエスとペテロの出会い


ラファエロ(1483-1520)が描いているのはペテロがイエスの弟子になった場面です。
ペテロは弟のアンデレと共にガリラヤ湖で漁師をして生計を立てていました。

ある日、イエスはガリラヤ湖に赴きます。
イエスは湖の対岸にいる人々に説教しに行くために、船を借りる必要があったのです。

作品の向かって右後景には、イエスの到着を待っている群衆の姿が描かれていますね。
そこでイエスは船を所有しているペテロに声を掛けて、船を対岸まで出してもらうよう頼みました。

船で対岸へ渡してもらったイエスは説教を終えた後、ペテロに沖へ出て漁をするように言いました。
実はペテロは夜通し漁を行ったのですが、一匹も手にすることが出来ませんでした。

漁に関しては素人のイエスから沖へ出なさいと言われても、専門家のペテロとしては無駄足のように思えてなりません。
それでもイエスの言に従い沖へ出てみると、驚くべきことが起きました。

昨日は全く魚のいなかったガリラヤ湖でしたが、次から次へと魚をとることが出来たのです。
ペテロの船はあっという間に魚で溢れ、奇跡的な大漁となりました。

作品では向かって左端にイエスが描かれています。
イエスの向かって右で跪(ひざまず)いて合掌しているのがペテロです。

ペテロの後ろで両手を広げているのが弟のアンデレです。

ペテロの船だけでなく向かって右のもう一つの船にも、魚が網に掛かっている様子が描かれています。
大量の魚の重みで沈みそうな船の上で、ペテロが感謝の意を表すとイエスはこう言いました。

「今後は、人を漁(すなど)る者になりなさい。」

この言葉を聞いたペテロとアンデレは漁師という職業を捨てる決心をします。
そして、イエスに付き従う聖職者の道へと入ることになったのです。


2. 原題


ラファエロ・サンティ(Raffaello Santi)が制作した『奇跡の漁り』は、英語ではThe Miraculous Draught of Fishesと言います。

draughtの語義は(魚の網を)引くことです。

この作品は、ロンドンのケンジントンにあるヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)で見ることが出来ます。




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ベン・スティラー主演映画『ミート・ザ・ペアレンツ2』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月22日(水)11時22分 | 編集 |
2014年1月22日(水) 


1月13日(月)にNHKBSプレミアムで、ベン・スティラー主演の映画『ミート・ザ・ペアレンツ2(原題:Meet the Fockers)』を見ました。

2000年に公開された第1作ではベン・スティラーが演じるグレッグ・フォッカーが、交際中のパム・バーンズの家族が暮らすニューヨークへ行き婚約の了承を得るという話でした。

2004年に公開された続編である本作では、パムの両親をグレッグの両親に引き合わせるという段階に移ります。

パムと両親はグレッグと一緒に大型のキャンピングカーに乗って、グレッグの両親が暮らすマイアミへと向かいます。

グレッグの父親バーニー・フォッカーを演じているのはダスティン・ホフマンで、母親ロズを演じているのはバーブラ・ストライザンドです。

ベン・スティラー主演映画『ミート・ザ・ペアレンツ2』を見た感想1 328


ロバート・デ・ニーロが演じるパムの父親ジャックは、マイアミの温暖な気候の下、バーニーとロズが明るく開放的に暮らしている様子を目の当たりにし、バーンズ家とは大きく異る文化に接して困惑します。

第1作と比べるとこの第2作ではグレッグの情けない行為がほとんど描かれておらず、面白味が半減しています。

この映画の肝(きも)はあくまでもグレッグがやることなすこと全て裏目に出ることであって、ジャックとバーニーとの文化の相違から来る確執を描いても今ひとつ盛り上がりに欠けました。

グレッグは15年前にフォッカー家でお手伝いとして働いていたイザベル・ヴィラロボスと初めてのセックスを経験していました。

そのイザベルには15歳になる息子ホルヘがおり、顔立ちがグレッグに似ているためにジャックはホルヘの父親がグレッグではないかと疑い、例によって元CIAの諜報力を駆使して真相を突き止めようとします。

美貌のお手伝いイザベラを演じているのは、アラナ・ユーバックです。

ベン・スティラー主演映画『ミート・ザ・ペアレンツ2』を見た感想2 390


映画にしても連続ドラマにしても続編になると面白さが薄れて、前回からの引き続きで何となく見ているという感じになってしまいますね。


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ケイト・ウィンスレット主演映画『愛を読むひと』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月21日(火)11時47分 | 編集 |
2014年1月21日(火) 


ギャオでケイト・ウィンスレット主演の映画『愛を読むひと(原題:The Reader)』を見ました(配信期間:2013年12月26日~2014年1月25日)。

ギャオの説明書きと掲載されている写真を見ると、年上のお姉さまと少年との肉体関係を描いた映画なのだろうと予想できますが、その側面は作品全体の3分の1程度に過ぎません。

この映画の大半はナチスの親衛隊に所属していた女性の戦後裁判と、その後の受刑生活を支える男性の姿に主眼が置かれています。

1958年当時、15歳のミヒャエル・ベルクはノイシュタットで暮らす少年で、病気がきっかけで近隣に住む36歳の独身女性ハンナ・シュミッツと知り合います。

トラムの車掌をしているハンナ・シュミッツを演じているのはケイト・ウィンスレットです。

ケイト・ウィンスレット主演映画『愛を読むひと』を見た感想1 291


この映画の公開は2008年ですので撮影時ケイト(1975-)は32歳ぐらいです。

15歳のミヒャエル(英語読みはマイケル)は36歳の美貌のお姉さまハンナに誘惑される形で童貞を奪われ、その後も逢瀬を重ねて毎回のようにセックスをします。

ケイト・ウィンスレット主演映画『愛を読むひと』を見た感想2 183


マイケルとハンナは、ハンナの部屋で一緒に風呂に入ったりセックスをすることが当然の関係になっていくのですが、しばらくしてマイケルがハンナに本を読んであげるという立場になります。

マイケルはハンナにギリシア神話の『オデュッセイア』などを読み聞かせるのですが、もしハンナがそういった本を読みたいのであればハンナが自分で読めば良いわけですね。

ところが、ハンナはマイケルに読んでくれるようねだります。

ハンナがなぜ本を自分で読まずにマイケルに読んでもらっているのかは、この映画の肝(きも)となる要素になっており、その理由は映画の後半で明らかになります。

ケイト・ウィンスレット主演映画『愛を読むひと』を見た感想3 185


少年マイケルは同年代の未成熟な女子よりもハンナの熟れた肉体の虜になります。
そして、恋人同士になったと確信したマイケルは自転車旅行を提案してハンナを連れ出します。

ケイト・ウィンスレット主演映画『愛を読むひと』を見た感想4 183


作品の前半では随所でケイトの乳首が露になりセックスが主眼の映画かと思わせるほどですが、この自転車旅行の後、作風が一変します。

ハンナは車掌としての働きぶりが評価されて事務職への異動を命じられますが、その直後マイケルに何も告げずに忽然と姿を消してしまいます。

この後、舞台は8年後の1966年に移り、23歳となったマイケルはハイデルベルク大学法学部の学生となっています。

マイケルはゼミでの学習の一環としてユダヤ人虐殺を行ったナチスの戦犯の裁判を傍聴するのですが、被告人の中にハンナがいるのを見つけ驚きます。

裁判の被告人となっているハンナ(1922-1988)は、この時44歳です。

ハンナはかつて戦争中にナチスの親衛隊に加入しており、ユダヤ人捕虜を収容する強制収容所の女性看守をしていたのでした。

看守をしていた1944年当時、ハンナは22歳です。
ハンナはこの事実をひた隠しにして、戦後トラムの車掌の職を得て独身で暮らして来たわけですね。

映画はハンナの裁判の過程や受刑期間におけるマイケルの尽力などを描き、最終的に1995年に舞台を移し、マイケルが娘のジュリアを連れてハンナの墓を訪れるところで終わりを迎えます。

ケイト・ウィンスレットは作品の前半と後半とで全く異なるハンナの人生を演じ切り、第81回アカデミー賞(2009年2月)主演女優賞を獲得しています。


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高倉健主演映画『新幹線大爆破』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2014年01月19日(日)11時16分 | 編集 |
2014年1月19日(日) 


1月12日(日)にBSTBSで、高倉健主演の映画『新幹線大爆破』を見ました。

公開は1975年で、その後アメリカやフランスでも劇場公開された映画です。

高倉健が演じる沖田哲男は、国鉄本社に電話して東京発のひかり号に爆弾を仕掛けたと告げました。
国鉄とは現在のJRの前身会社で、国鉄が分割民営化されてJRグループが発足したのは1987年4月1日のことです。

沖田ら犯行グループが仕掛けた爆弾は、ひかり号の速度が時速80キロ以下になると自動的に爆発する仕掛けになっています。

この話は1994年に公開された映画『スピード(原題:Speed)』によく似ているので、ヤン・デ・ボン監督はこの『新幹線大爆破』を参考にして企画を立てたのかも知れません。

爆発物が仕掛けられたひかり号にはおよそ1,500人の乗客が乗っており、主犯格の沖田は身代金として500万ドルを要求します。

500万ドルは当時の為替レートだと約15億円に相当します。

1971年8月までの為替レートは1ドル=360円という固定相場制が採用されていましたが、ニクソン・ショックを境に変動相場制へと移行し、この映画が制作された1974年頃は1ドル=300円というレートだったということですね。

沖田には古賀勝と大城浩という犯行仲間が2人おり、受け取った15億円を3等分して海外に逃亡して、それぞれが5億円を持って外国で暮らす計画を立てていました。

古賀はかつて学生運動家として過激派に所属していたのですが、過激な左翼活動が社会の支持を失い下火になっていくという時代背景があり、生活が成り立たなくなって同棲中の女性の収入に依存する生活を送っていました。

あさま山荘事件を引き起こした連合赤軍の活動家たちが逮捕された1972年2月以降、左翼革命を標榜する学生運動は勢いを失っており、映画が制作された1974年頃は古賀のような社会に適応し切れない元過激派がわずかながら残っていたということですね。

首尾よく15億円相当のドル紙幣を手にした沖田は、自分の取り分である5億円相当のドル紙幣をスーツケースの中に入れて、羽田空港からコペンハーゲンを目指します。

現在ではヨーロッパの各都市に向けて出発する場合は成田国際空港を利用することが多いのですが、1974年当時はまだ成田国際空港が完成しておらず羽田空港を利用していました。

成田国際空港の開港は1978年5月です。

警察・国鉄側は新幹線に仕掛けられた爆弾の位置をどうやって特定するのか、そして犯人グループはどうやって身代金を手に入れるつもりなのかなど、見どころ満載の素晴らしい映画に仕上がっていると感じました。


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ブルース・ウィリス主演映画『ダイ・ハード4.0』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月18日(土)12時00分 | 編集 |
2014年1月18日(土) 


1月10日(金)に日本テレビで、ブルース・ウィリス主演の映画『ダイ・ハード4.0(原題:Die Hard 4.0)』を見ました。

原題のdie hardは様々な語義がありますが、映画のシリーズ全体を通して意味を考えると「どんな目に遭わされてもなかなか死なない」という感じですかね。

『ダイ・ハード』シリーズの第4作目となった本作品は、サイバーテロを企てるテロリストたちを相手にブルース・ウィリスが演じるジョン・マクレーンが相も変わらぬ銃撃戦を演じ、最終的に勝利するという予想通りの筋書きになっています。

アナログ人間のジョン1人ではサイバーテロには対抗できないため、ハッカーのマシュー・ファレルを巻き込んでプログラミングなどの情報戦に力を発揮させます。

ジョンの娘ルーシーは両親が離婚したため、現在ではルーシー・ジェネロと名乗っています。

ルーシーを演じているのはメアリー・エリザベス・ウィンステッドです。

ブルース・ウィリス主演映画『ダイ・ハード4+0』を見た感想 504


テロリストがエレベーターから転落して死亡したり高速道路が破壊されたりと、どこかで見たことがあるような展開も含まれていますが、まあ娯楽大作として視聴する分には悪くはないのではないかと思いました。

内容に小難しさがないので見終わった後の疲れは全くありません。


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フアン・デ・フランデス『ヘロディアの復讐』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年01月17日(金)11時19分 | 編集 |
2014年1月17日(金) 


目次
1. ヨハネの舌
2. 原題


今回取り上げる作品はフアン・デ・フランデス作『ヘロディアの復讐』です。

フアン・デ・フランデス『ヘロディアの復讐』521


1. ヨハネの舌


フランドルの画家フアン・デ・フランデス(1460頃-1519頃)が描いているのは洗礼者ヨハネの首を王夫妻に届けているサロメの姿です。

向かって右奥に座っている王ヘロデ・アンティパスは打ち落とされたばかりのヨハネの生首を見て怯(ひる)んだ素振りを示しています。

一方、王妃ヘロディアは平然とした顔をしてヨハネの変わり果てた姿を見下しています。
ヘロディアが右手に持っているのはナイフです。

ヨハネは生存中にヘロデ・アンティパスとヘロディアの結婚は不道徳であると公然と非難していました。
王妃の結婚のあり方に口を挟んで来たヨハネに対してヘロディアは深い恨みを抱いていました。

処刑されて言葉を失ったヨハネに対してヘロディアは更なる仕打ちを用意していました。
ヨハネの舌をナイフで切るのです。

王妃に対する辛辣な批判は全てこの舌から発せられました。
従って首を斬るだけではヘロディアにとっては不十分です。

舌を切り落とすことで、やっとヘロディアの洗礼者ヨハネに対する復讐は完成するのです。


2. 原題


フアン・デ・フランデス(Juan de Flandes)が描いた『ヘロディアの復讐』は英語ではHerodias' Revengeと言います。

この作品はベルギーのアントワープ(Antwerp)にあるMuseum Mayer van den Berghで見ることが出来ます。




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ニコラス・ケイジ主演映画『NEXT -ネクスト-』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月16日(木)14時06分 | 編集 |
2014年1月16日(木) 


1月8日(水)にNHKBSプレミアムで、ニコラス・ケイジ主演の映画『NEXT -ネクスト-(原題:Next)』を見ました。

ニコラスが演じるクリス・ジョンソンはラスベガスのカジノで手品師として生計を立てている男性ですが、近未来の予知能力を併せ持っており仕事を終えた後のカジノでの勝利にその能力を密かに役立てていました。

近未来とは言っても2分後に起きる出来事が見通せるだけであり、なおかつクリス自身に関わることが条件となっています。

FBI捜査官のカリー・フェリスはロサンゼルスに核兵器を持ち込んだテロリストを捜査する中で、カジノで特殊能力を示すクリスに着目し捜査への協力を求めます。

カリーを演じているのはジュリアン・ムーアです。


ニコラス・ケイジ主演映画『NEXT -ネクスト-』を見た感想1 467

面倒なことに関わりたくないクリスはカリーの申し出を断りますが、この辺りまでは特に見せ場もなくクリスの行為についてはクリスにとって都合の良い結果がもたらされるまで時間軸を巻き戻すという荒唐無稽な話が展開されますので、やや興醒めな感じて見ていました。

中盤に入る辺りからジェシカ・ビールが登場して雰囲気が一変し、一気に作品の世界に引き込まれていきます。

ニコラス・ケイジ主演映画『NEXT -ネクスト-』を見た感想2 407


ジェシカ・ビールが演じるリズ・クーパーは、レストランでクリスと出会ったことをきっかけとしてテロリストの捜査に巻き込まれていきます。

この作品においてテロリストの存在はあまり重要ではなく、FBIとの激しい銃撃戦も描かれてはいますが何のためにテロ活動をロサンゼルスで行っているのか、今ひとつ理解が出来ないまま事態が進行していくのです。

作品全体として結局何が言いたいのかよく分からない映画でしたが、ジェシカ・ビールの色気が際立っていたことで最後まで見通したという感じですね。


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ベン・スティラー主演映画『ミート・ザ・ペアレンツ』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月15日(水)13時28分 | 編集 |
2014年1月15日(水) 


1月6日(月)にNHKBSプレミアムでベン・スティラー主演の映画『ミート・ザ・ペアレンツ(原題:Meet the Parents)』を見ました。

この映画は2000年に公開されていますが1992年に公開された同名映画のリメイク版です。
1992年版ではグレッグ・グリエンナ(Greg Glienna)が監督・脚本・主演を務めています。

1992年版も2000年版も主人公はグレッグという名前ですので、グレッグ・グリエンナの人生が投影されているのかも知れません。

2000年版で主役のグレッグ・フォッカーを演じているのはベン・スティラーです。

看護師のグレッグは交際中のパム・バーンズと相思相愛の関係でプロポーズする機会を探していました。

小学校の教師をしているパムを演じているのはテリー・ポロです。

ベン・スティラー主演映画『ミート・ザ・ペアレンツ』を見た感想 424


パムの妹デビーが婚約者ボブ・バンクスと近々結婚することに決まったとパム宛に電話で連絡があったのですが、その際にグレッグはバーンズ家には娘にプロポーズする前に父親のジャック・バーンズの許可を得なければならないというしきたりがあることを聞かされました。

グレッグとパムはデビーの結婚式に出席するためシカゴからニューヨークへと向かいました。

グレッグは機内持ち込み荷物の中に婚約指輪を入れていたのですが、ボディチェックの際に荷物の寸法が基準を超えていることが分かったため仕方なく預けることにしました。

この預けた荷物がニューヨークの空港で見当たらず、グレッグは婚約指輪や着替えなどの一切を失った格好でバーンズ家を訪れます。

この後、グレッグは強面(こわもて)の父親ジャックに好意を持ってもらうためにあれこれと努力をするのですが尽(ことごと)く裏目に出てしまい、バーンズ家の人々からの信頼を勝ち取ることに失敗します。

グレッグは名誉挽回のためには嘘をついてでも手柄を立てようと画策するのですが、ジャックはかつてCIAに勤めており二重スパイの発見に携わっていたぐらい嘘を見抜くことに長けた人物で、グレッグの嘘は容易に見抜かれてしまいます。

長女のパムを愛するが故に、パムに好意を寄せる男性たちを受け入れることが出来ない偏屈な父親ジャックを演じているのはロバート・デ・ニーロです。

グレッグはバーンズ家の人々と一緒に水中バレーボールをしますが、度重なる失策をジャックらに非難されてますます評価を落としていきます。

グレッグはチームの勝利に貢献するために思いっ切りスパイクを打ったのですが、運悪くボールはデビーの顔面を直撃してしまい結婚式を控えた花嫁の鼻を骨折させるという最悪の事態になってしまいます。

あるいは、グレッグが屋根の上で吸っていたタバコの火の不始末が原因で、庭に設置された結婚式の準備道具一式を燃やしてしまうという火災も引き起こし、もはや何をやってもグレッグにとって不利なように働くという悪の循環に陥ります。

グレッグは何ごとも良かれと思ってやっているのですが、気の毒なぐらい悪い結果がついて回るのです。
人生上手く行かない時は本当に悪事が重なるものだと痛感させられますね。

余りにも情けない男ではあるが、しかしどこか憎めない男グレッグをベン・スティラーが好演している佳作です。


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ティツィアーノ『サロメ』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年01月13日(月)11時31分 | 編集 |
2014年1月13日(月) 


目次
1. サロメ
2. 原題


今回取り上げる作品は、ティツィアーノ作『サロメ』です。

ティツィアーノ『サロメ』409


1. サロメ


ティツィアーノ(1490頃-1576)が描いた『サロメ』は、ヨハネの処刑がなされた後のサロメの表情を描いたものです。

洗礼者ヨハネは、首切り役人の手によって首を切り落とされました。
斬られた直後のヨハネの頭部が、目を伏せた状態で盆の上に乗っています。

サロメの顔はヨハネの首から遠ざかろうとしていますが、視線はしっかりとヨハネを捉えています。
洗礼者ヨハネは、つい先程まで牢獄にいました。

しかし、今は死体となり首から下がありません。

ヨハネを斬首刑にするよう命じたのは王である義理の父ヘロデ・アンティパスです。
そして、ヨハネの首を王に要求したのは自分自身であり、入れ知恵したのは実の母ヘロディアです。

こんなことをしてしまって、神罰が下るのではないか・・・?

生首を目の当たりにしたサロメの表情からは多少の後悔が感じ取れます。
ただ、一方では冷徹な感情を保っているようにも読み取れます。

「従順な」娘が浮かべる表情には、様々な要素が込められています。


2. 原題


『サロメ』は、イタリア語ではSalomè con la testa del Battistaと言います。

la testaは頭部、il Battistaは洗礼者という意味です。
ここでは洗礼者ヨハネを指しますね。

なお、洗礼者ヨハネという名前を各国語で何と言うか見ておきましょう。

イタリア語・・・Giovanni il battista

英語・・・John the Baptist

フランス語・・・Jean le Baptiste

スペイン語・・・Juan el Bautista

ドイツ語・・・Johannes der Täufer

この作品は、ローマにあるドーリア・パンフィーリ美術館(La Galleria Doria Pamphilj)の所蔵となっています。




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ケヴィン・スペイシー主演映画『マージン・コール』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2014年01月12日(日)11時09分 | 編集 |
2014年1月12日(日) 


1月5日(日)にBS252 イマジカBS・映画で、ケヴィン・スペイシー主演の映画『マージン・コール(原題:Margin Call)』を見ました。

原題のmargin callは証券業界の用語で追加保証金を指します。

追加保証金は略して追い証(おいしょう)と呼ばれ、平たく言うと信用取引を行っている投資家が証券会社に追加でお金を入れることです。

この映画は2011年にアメリカで公開された作品で、破綻の危機に直面している大手証券会社(投資銀行)で働く人々を扱っています。

大手証券会社のモデルとなっているのは2008年9月に倒産したリーマン・ブラザーズです。

投資銀行が扱っているサブプライム商品が不良資産化し、会社が存亡の危機に陥る様子が描かれていきますが、特に難解な専門用語が出て来るわけでもありませんし信用取引の知識がなくても視聴には問題ありません。

映画では会社が破綻へと向かう中で、対処を迫られる役員や従業員たちの心情に主眼が置かれています。

危機管理部門の部長エリック・デールは突然解雇を言い渡され、エリックは上司である危機管理部門責任者のサラ・ロバートソンの仕業と決めつけ憤慨しながらも会社を去ります。

サラを演じているのはデミ・ムーアです。

ケヴィン・スペイシー主演映画『マージン・コール』を見た感想 252


エリックがUSBメモリーに残したデータを分析した結果、このままでは破綻が避けられないと理解した執行部の面々は比較的冷静に徹夜で会議を行い、会社が生き残るために最も相応しい方法を探ります。

実際のリーマン・ショックの時にはここまで静かな役員会が開かれていたとは思えませんし、従業員たちも映画で描かれていた以上の困惑があったものと推察します。

会社は営業部員たちの頑張りにより破綻の危機をひとまず回避したのですが、CEOのジョン・タルド(John Tuld)はこれらの従業員たちを大量に解雇する一方で、一人で豪華な昼食を取っている姿が印象的でした。


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堺雅人主演映画『日輪の遺産』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2014年01月10日(金)14時17分 | 編集 |
2014年1月10日(金) 


ギャオで堺雅人主演の映画『日輪の遺産』を見ました(配信期間:2013年12月26日~2014年1月25日)。

『日輪の遺産』は浅田次郎が書いた小説で、一部史実に沿った面もありますが概ね空想物語です。

堺雅人が演じる真柴司郎少佐や福士誠治が演じる小泉重雄主計中尉らは架空の人物ですが、阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣が切腹により自殺したことや梅津美治郎(よしじろう)参謀総長が直腸癌で病床にあったことなどは史実です。

作品の舞台となっている武蔵小玉市は架空の市で、現在の東京都稲城市がモデルになっています。

真柴少佐の指示の下、森脇女学校の女子生徒たちが「マッカーサーの財宝」を隠した場所は陸軍の多摩火工廠(かこうしょう)です。

森脇女学校は架空の学校ですが、多摩火工廠は1938年に開所された実在の多摩火薬製造所を指します。

多摩火工廠の敷地は1946年11月にアメリカ軍によって接収され、しばらくはアメリカ空軍の弾薬庫として使用されていたのですが現在では多摩サービス補助施設という名称で呼ばれるアメリカ軍の施設となっています。

多摩サービス補助施設は多摩レクリエーションセンターとも呼ばれ、アメリカ軍の横田基地が管轄するレクリエーション施設としてゴルフ場や乗馬施設などが整備されています。

多摩サービス補助施設内へは日本人もパスポートを提示すれば入場出来る場合もあるようですが、いずれにせよ日本が未だにアメリカの属国であることを示す一つの例です。

映画の中では「マッカーサーの財宝」はフィリピンにおいて山下奉文(ともゆき)陸軍大将が奪取したことになっているのですが、これは史実ではありませんしそもそも「マッカーサーの財宝」というものは存在しません。

ただ「マル福」と呼ばれる金貨は実際に日本からマニラへと空輸されており、日本の敗戦によってその所在が不明になったことから山下大将が莫大な価値を持つ金貨を埋めたという噂がまことしやかに広まり、「山下財宝」と呼ばれるに至りました。

映画は女子生徒の中で唯一生き残った金原久枝が、孫娘らを前にしてこれまで秘密にして来た60年以上前の出来事を語るという手法が取られています。

石碑に刻まれた嘘を明らかにし、真実を後世に伝えるには空想小説という手法を取るしかないことを改めて感じさせられました。

真実は公式発表ではなく小説の中にあるのです。
公式発表は所詮勝者にとって都合の良いことしか記載されていません。


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カレル・ファブリティウス『洗礼者ヨハネの斬首』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年01月09日(木)13時36分 | 編集 |
2014年1月9日(木) 


目次
1. ヨハネの首
2. 原題


今回取り上げる作品は、カレル・ファブリティウス作『洗礼者ヨハネの斬首』です。

カレル・ファブリティウス『洗礼者ヨハネの斬首』416


1. ヨハネの首


オランダの画家カレル・ファブリティウス(1622-1654)はヨハネの首を描きました。
たった今斬首刑が終わり、首切り役人が左腕でヨハネの首が載った平皿を持っています。

画面前景には洗礼者ヨハネの痩せた背中が見えます。
後ろ手に縛られて完全な犯罪人扱いです。

向かって右端の着飾った女性がサロメです。
この首はこれからサロメの手に渡ります。

そしてサロメは、打ち首にされたばかりのヨハネの首を王の前に持って行くことになるのです。

続きます。


2. 原題


カレル・ファブリティウス(Carel Fabritius)が描いた『洗礼者ヨハネの斬首』は、英語ではThe Beheading of John the Baptistと言います。

behead ZはZを打ち首にするという意味です。
この作品は、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)で見ることが出来ます。




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