映画とドラマと語学、そして株式投資へ
| ホーム loro2012 |
| 投稿 |
ピエロ・ディ・コジモ『プロメテウスの神話』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年03月17日(木)14時28分 | 編集 |
2011年3月17日(木)


目次
1. 人間を作った神
2. 原題


今回取り上げる作品は、ピエロ・ディ・コジモ作『プロメテウスの神話』です。

2011年3月17日ピエロ・ディ・コジモ『プロメテウスの神話』187

1. 人間を作った神


ギリシア神話において、人間を創造した神はプロメテウスです。
プロメテウスとは、プロ(先に)+メテウス(考える者)という意味です。

プロメテウスは、ティタン族イアペトスとアシアの子です。
系譜を示します。

ウラノス→イアペトス→プロメテウス


アトラスは兄、エピメテウスは弟にあたります。

ティタノマキアを制して政権を掌握したゼウスは、プロメテウスと同世代です。
系譜を示します。

ウラノス→クロノス→ゼウス


プロメテウスはティタン族の一員なのですが、ティタノマキアにおいてゼウスとの戦いを回避しました。

プロメテウスには先見の明があるので、ゼウスとの争いを勝ち目のないものと見通していたわけです。

ここが、兄アトラスとの違いです。

そういう経緯があって、プロメテウスとエピメテウスの兄弟はティタノマキア後に、ゼウスからいろんな仕打ちを受けずに済んだわけです。

イタリアの画家ピエロ・ディ・コジモ(1462頃-1521)が描いているのは、プロメテウスが人間を作った場面です。

画面左では赤い服を着たプロメテウスが、粘土をこねて人間を創っています。
この時点ではまだ、人間には魂が吹き込まれていません。

画面中央の台座の上に立っているのは、人間の完成品です。
この人間に対する態度を巡って、プロメテウスはゼウスと対立を深めることになるのです。


2. 原題


ピエロ・ディ・コジモ(Piero di Cosimo)が描いた『プロメテウスの神話』は、ドイツ語ではMythos des Prometheusと言います。

der Mythos[ミュートス]が、神話という意味です。

この作品は、ミュンヘン(München)にあるアルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek)で見ることが出来ます。





関連記事