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サルヴァトル・ローザ『エンドルの口寄せの家でサウルに現われるサムエルの霊』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年02月02日(土)16時54分 | 編集 |
2013年2月2日(土)


目次
1. 女霊媒師
2. 原題


今回取り上げる作品は、サルヴァトル・ローザ作『エンドルの口寄せの家でサウルに現われるサムエルの霊』です。

2013年2月2日サルヴァトル・ローザ『エンドルの口寄せの家でサウルに現われるサムエルの霊』448

1. 女霊媒師


イタリアの画家サルヴァトル・ローザ(1615-1673)が描いているのは、王サウルが、今は亡きサムエルの霊魂と対面している場面です。

古代イスラエルの初代王サウルは、ペリシテ人との戦いに突入していました。
戦況は思わしくなく、サウルは神に取るべき進路を問います。

しかし、神からは何の返事もありません。

狼狽(うろた)えたサウルは、エンドルにいた降霊(こうれい)術師の女性を訪ねました。
そして、かつて助言者として頼りにしていたサムエルの霊魂を、墓場から呼び出してもらったのです。

霊として現れたサムエルは、降霊術師の口を借りて、サウルの近未来を予言します。

その予言の内容は、サウル及び三人の息子たちがこの戦いで死ぬこと、及びダビデが、その後、王国を継承するということでした。

不吉で絶望的な予言を聞かされたサウルは、王としての威厳を保つことすら出来ずに、地面に倒れてしまうのでした。

画面向かって右で腕組みをして白い衣装で身を包んでいるのが、霊となって現れた士師サムエルです。
向かって左下で、サムエルの霊の前に跪(ひざまず)いているのが王サウルです。

サウルの後ろに立っているのが、降霊師の女です。
男性のような筋肉質の腕をしている一方で、右の乳房が垂れていますね。

降霊師の周囲には、異形のものが多数現れています。
肉の落ちた馬の顔、骸骨、翼を広げた大きなミミズクが見えますね。

極めて気味の悪い光景です。

サムエルの後ろで後退(あとずさ)りしているのは、サウルの部下たちです。

この後、ペリシテ人との戦争において、サウルの四男イシュ・ボシェテだけが生き残りました。
しかし、王位に就いて間もなく、イシュ・ボシェテは暗殺されてしまいました。

そして、ダビデがその後、イスラエルの王となるのです。


2. 原題


サルヴァトル・ローザ(Salvator Rosa)が描いた『エンドルの口寄せの家でサウルに現われるサムエルの霊』は、フランス語ではL'Ombre de Samuel apparaissant à Saül chez la pythonisse d'Endorと言います。

l'Ombreは、亡霊、apparaîtreは、急に姿を表す、という意味です。
la pythonisseの語義は、女預言者、です。

この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。




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