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ドナート・クレーティ『ケイロンの弟子になるアキレス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年12月09日(金)20時06分 | 編集 |
2011年12月9日(金)


目次
1. ケンタウロス族のケイロン
2. 賢者ケイロン
3. 原題


今回取り上げる作品は、ドナート・クレーティ作『ケイロンの弟子になるアキレス』です。

2011年12月9日ドナート・クレーティ『ケイロンの弟子になるアキレス』249

1. ケンタウロス族のケイロン


テティスとペレウスは相談した結果、アキレスの養育をケンタウロス族のケイロンに任せることにしました。

ペレウス自身も若い頃ケイロンに指導してもらった経験がありました。

ケンタウロス族とは半人半馬の怪物です。
ケイロンはクロノスとピリュラとの間に生まれた息子です。

系譜を示します。

ウラノス→クロノス→ケイロン


クロノスは妻レアに浮気がバレないようにするために、馬の姿に変身してピリュラと性交しました。
その結果ケイロンは下半身が馬の姿で生まれて来たわけです。

ピリュラはオケアノスの娘です。


2. 賢者ケイロン


ケンタウロス族は野蛮で粗暴な存在です。
しかし、ケイロンは例外的に賢者として知られています。

ケイロンはアポロンから音楽や医学を学び、アルテミスからは狩猟を学びました。

指導者としての才覚にも恵まれヘラクレス、カストル、イアソン、アスクレピオスなどの教育にあたりました。

アキレスはこのような賢者ケイロンに預けられたわけです。

イタリアの画家ドナート・クレーティ(1671-1749)が描いているのは、赤子のアキレスがケイロンに預けられる場面です。

画面向かって右の半人半馬がケイロンです。
ケイロンが見つめている先には赤子のアキレスがいます。

アキレスをケイロンに手渡そうとしている女神は母テティスです。


3. 原題


ドナート・クレーティ(Donato Creti)が描いた『ケイロンの弟子になるアキレス』は、イタリア語ではAchille apprendista di Chironeと言います。

apprendistaは弟子という意味です。

この作品はイタリア中部の街ボローニャ(Bologna)にあるPalazzo d'Accursioで見ることが出来ます。





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