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ピーテル・パウル・ルーベンス『水浴するバテシバ』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年02月16日(土)14時23分 | 編集 |
2013年2月16日(土)


目次
1. 使いを遣るダビデ
2. 原題

今回取り上げる作品はピーテル・パウル・ルーベンス作『水浴するバテシバ』です。

2013年2月16日ピーテル・パウル・ルーベンス『水浴するバテシバ』468

1. 使いを遣るダビデ


バテシバの美しい裸体を偶然目にした王ダビデは彼女の身元調査を行ないました。

調査の結果、バテシバには夫がいることが判明します。
夫はウリヤと言ってダビデ王の軍隊で働く家臣でした。

なお旧約聖書ではウリヤはユダヤ人ではなくヒッタイト人であると記されています。

王が家臣の妻に言い寄るとは、いつの時代であっても許される行為ではありません。
しかし権力者が美貌の人妻を抱きたいと思った以上、思いを遂げるまでは決して諦めないのです。

権力を持っている者は何をしても良い・・・、

これが太古の昔からの権力者の発想です。
現代でも同じですね。

「英雄色を好む」などと言ってその生き方を賛美するかのような捉え方をする人もいるようですが、権力によって他人の生活を壊すことに何ら建設的な意味合いはありません。

色好みなど権力者が自分の性欲と征服欲を満たすために行っている蛮行に過ぎません。

ルーベンス(1577-1640)の作品では使いの者は黒人少年が演じています。

ダビデが王として君臨していた紀元前1000年頃の古代イスラエルにおいては黒人がこのような身分であったとルーベンスは解釈しているのでしょうね。

画面後景上方のバルコニーに小さく描かれているのが王ダビデです。


2. 原題


ピーテル・パウル・ルーベンス(Peter Paul Rubens)が制作した『水浴するバテシバ』はドイツ語ではBatsheba im Badと言います。

das Badが水浴という意味です。

この作品はドレスデンにある国立美術館(Staatliche Kunstsammlungen Dresden)で見ることが出来ます。





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