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ジュゼッペ・ボッターニ『ハガルと天使』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年06月16日(土)14時51分 | 編集 |
記事のタグ: ルーヴル美術館
2012年6月16日(土)


目次
1. 尽きる水
2. 天使の救済
3. 原題


今回取り上げる作品は、ジュゼッペ・ボッターニ作『ハガルと天使』です。

2012年6月16日ジュゼッペ・ボッターニ『ハガルと天使』178

1. 尽きる水


ハガルとイシュマエルは、アブラハムの命令によって、ベエルシェバの荒野へと追放されました。
ベエルシェバは、現在のイスラエル南部の都市ベエルシェバに同定されています。

ハガルは、アブラハムの家を出る時に、僅かな食料と水しか与えられませんでした。
荒野をさ迷っている内に、やがて手持ちの食料と水は尽きてしまいました。

不毛の地で、食べ物や水が見つかるはずがありません。
息子のイシュマエルは、力尽きて、もうこれ以上歩くことが出来ません。

イシュマエルが衰弱して死んでいく姿を見たくないハガルは、イシュマエルを低木の下に寝かせました。

そして、自分は少し離れたところに腰を下ろし、声を上げて泣き始めました。
砂漠の中で、ハガルは死を覚悟します。


2. 天使の救済


その時、ハガルの前に天使が現れました。
そして、近くにある井戸まで導いてくれたのです。

ハガルとイシュマエルは、神の力によって命を救われました。

イタリアの画家ジュゼッペ・ボッターニ(1717-1784)が描いているのは、ハガルの前に天使が現れた場面です。

中央に座っているハガルの右手の下には、空になってしまった水の壺が転がっています。
向かって右端で、ぐったりと横たわっているのは、息子のイシュマエルです。

両翼の天使は、右手で井戸の在処(ありか)を指し示しています。
絶望的な状況から、ハガルとイシュマエルは生き延びることが出来たのです。


3. 原題


ジュゼッペ・ボッターニ(Giuseppe Bottani)が描いた『ハガルと天使』は、フランス語ではAgar et l'angeと言います。

この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。





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