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ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル『パンドラ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年03月22日(火)13時47分 | 編集 |
2011年3月22日(火)


目次
1. パンドラの箱
2. 希望の意味
3. 原題


今回取り上げる作品はジュール・ジョゼフ・ルフェーブル作『パンドラ』です。

2011年3月22日ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル『パンドラ』


1. パンドラの箱


パンドラはゼウスから受け取った箱を興味本位で開けてしまいました。
すると、箱の中に閉じ込められていた要素が次から次へと外に向かって飛び出していきます。

要素とは人間を不幸にするものばかりでした。

憎しみ、争い、嫉妬、疫病、裏切り、不安、殺意、不満、貧困、恨み、後悔、悲嘆、犯罪、非業の死・・・。

パンドラが箱を開けたせいで、これらの負の要素が世界中に撒き散らされてしまったのです。
もう二度と取り返しはつきません。

フランスの画家ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル(1836-1911)が描いているのは箱を開ける前のパンドラの姿です。

パンドラは毎日が退屈だからというそれだけの理由で変化を求め、禁じられた行為を強行しました。

「箱を開けるな。」と命じられたら絶対に開けてはいけないのです。
それにも関わらず箱を開けてしまう一つの条件は暇であることです。

するべきことがなくて暇を持て余していると、人間はろくなことをしないという教えなのでしょうね。


2. 希望の意味


箱の中に最後に残った要素は希望だったと言われています。

あらゆる災厄がこの世に散らばっても、希望さえ残っていれば人間は生きていけるという解釈がなされています。

しかし全く異なる解釈も存在します。
つまり、なまじ希望があるばっかりに人間は無駄な努力をしてしまうというのです。

成功することを夢見て希望を抱き、困難に挑戦するのが人間です。
しかし全員が目的を達するわけではありません。

むしろ希望を持たずに新しいことに挑戦しなければよかったと、後悔することの方が多いかも知れませんね。

希望があるからこそ経済的にも肉体的にも自分を追い込むのが人間です。
自分自身を追い込んだ結果、事態が悪化することもあるのです。

パンドラの箱にあった希望という要素は、必ずしも人間にとって常に好都合な結果をもたらすとは限らないという解釈も成り立つのかも知れません。


3. 原題


ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル(Jules Joseph Lefebvre)が描いた『パンドラ』は英語ではPandoraと言います。

この作品はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある美術館(Museo Nacional de Bellas Artes)で見ることが出来ます。





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