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Reyer van Blommendael『パリスとオイノネ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年11月20日(日)15時17分 | 編集 |
2011年11月20日(日)


目次
1. 災いをもたらす王子
2. 生き延びる王子
3. 原題


今回取り上げる作品は、Reyer van Blommendael作『パリスとオイノネ』です。

2011年11月20日Reyer van Blommendael『パリスとオイノネ』369

1. 災いをもたらす王子


パリスは、トロイの王プリアモスと王妃ヘカベとの間に生まれた王子です。
生まれた当初は、パリスではなく、アレクサンドロスと名付けられました。

王子であるアレクサンドロスは、本来であればトロイの宮廷で育てられるはずでした。
しかし、母ヘカベがアレクサンドロスを出産する直前に、不吉な夢を見てしまったのです。

その夢とは、自分が生んだ「燃える木」によって、トロイの街が炎上するというものでした。

夢判断をする占い師達は、「燃える木」がアレクサンドロスを意味すると解釈し、アレクサンドロスの存在がトロイの滅亡を招くと説きました。

そして、生まれたばかりのアレクサンドロスを殺すべきだと、王夫妻に進言します。

王プリアモスと王妃ヘカベはトロイを守るために、その進言を受け入れます。

そして、生まれたばかりのアレクサンドロスをイデ山へ連行し、殺害して遺棄するよう、家来に命じました。

イデ山とはトルコ北西部に位置する山で、現在ではカズ山と呼ばれています。


2. 生き延びる王子


王からアレクサンドロスを殺すよう命じられた家来は、さすがに赤ん坊を殺害することには躊躇(ためら)いを感じました。

結局その家来は、王プリアモスの命に背き、アレクサンドロスをイデ山に放置することにしたのです。

後のトロイ戦争の結末を知っている立場からすると、この家来の判断は誤りであったということになりますね。

イデ山中で置き去りにされた赤ん坊のアレクサンドロスは、奇跡的に羊飼いに拾われて、彼によってパリスと命名されました。

時が経って成長したパリス少年は、養父と同じように羊飼いとなりました。
そして、イデ山に住むニンフのオイノネと結婚して、幸せに暮らしていました。

オランダの画家Reyer van Blommendael(生年不詳-1675)は、パリスとオイノネの仲睦まじい姿を描いています。

パリスは妻オイノネの右手を優しく握って、樹皮を指差しています。
樹皮には文字が刻まれていて、パリスがオイノネにその意味する内容を教えているところです。

オイノネは興味深い面持ちで、パリスが指し示す文字を見つめています。

この時点では、将来パリスがオイノネを捨ててヘレネと結婚することになろうとは、誰にも予想出来ません。


3. 原題


Reyer van Blommendaelが描いた『パリスとオイノネ』は、フランス語ではPâris et Œnoneと言います。

この作品は、フランス北部の町リール(Lille)にある美術館(Palais des beaux-arts de Lille)で見ることが出来ます。





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