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Salomon de Bray『エジプトにて父と兄弟を迎え入れるヨセフ』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年07月20日(金)16時47分 | 編集 |
2012年7月20日(金)


目次
1. 懐疑的なヤコブ
2. 父ヤコブとの再会
3. 原題


今回取り上げるのは、Salomon de Bray作『エジプトにて父と兄弟を迎え入れるヨセフ』です。

2012年7月20日Salomon de Bray『エジプトにて父と兄弟を迎え入れるヨセフ』423

1. 懐疑的なヤコブ


ヤコブは、ずいぶん前に息子たちから、ヨセフが死んだと聞かされていました。

ヨセフが死んだことの証として、血のついたチュニカを見せられていましたので、ヤコブはヨセフがエジプトの地で生きているなど、夢にも思っていませんでした。

ところが、息子たちの話では、ヨセフはエジプトで宰相の地位につき、有能な政治家としてファラオからの信任も厚いということでした。

それでも、ヤコブはヨセフの生存に関しては懐疑的で、カナンの地を離れてエジプトまで赴くことには、乗り気ではありませんでした。


2. 父ヤコブとの再会


ところが、カナンにおける大飢饉が収束せず、ついに穀物が尽きてしまいました。

そこで、一義的には食料を求めるという趣旨で、ヤコブはカナンの地を離れて、エジプトに向かうことを決意します。

アムステルダム生まれの画家Salomon de Bray(1597-1664)が描いているのは、エジプトにてヨセフとヤコブが再会している場面です。

画面向かって右の、白いターバンを巻いている男性がヨセフです。
エジプトの宰相として、立派な身なりをしています。

その向かって左に描かれている老人が、ヤコブです。
ヤコブはこの時、130歳になっていたとされています。

ヤコブは、立派になった息子との再会を喜び、感極まった表情を浮かべています。

ヤコブの向かって左で、頭を垂れて青い布を身に纏(まと)っているのは、ヤコブの妻レアです。
ヨセフの実母ラケルは、ベニヤミンを出産した際に、命を落としていました。

レアは、ラケルの実姉です。

画面向かって左の前景で、犬に手をやっている少年は、ベニヤミンであると解されています。


3. 原題


Salomon de Brayが描いた『エジプトにて父と兄弟を迎え入れるヨセフ』は、英語ではJoseph Receives His Father and Brothers in Egyptと言います。

この作品は、個人所蔵となっています。





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