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ティントレット『ヨセフとポティファールの妻』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年07月08日(日)16時58分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2012年7月8日(日)


目次
1. 犯行の証拠
2. 原題


今回取り上げる作品は、ティントレット作『ヨセフとポティファールの妻』 です。

2012年7月8日ティントレット『ヨセフとポティファールの妻』155

1. 犯行の証拠


夫が不在の昼間に、妻は奴隷であるヨセフに言い寄り、自分の熟れた肉体を抱くことを、半ば命じたわけですが、ヨセフはその誘いを拒みました。

美貌の妻は、自信満々で誘っただけに、奴隷ごときに拒否されたという事実は、妻の誇りを大きく損ないました。

こうなると、権力者は、黙って引き下がるはずもありません。
妻は、自分の性欲を受け入れず、女に恥をかかせたヨセフを、陥れることにしました。

復讐ですね。
ただ、この復讐は、正当なものではありませんけどね。

復讐するためには、何とかしてヨセフを悪者にし、自分は貞淑な妻であることを証明する必要があります。

もし、ヨセフをこのまま部屋から逃した場合、ヨセフが事の次第を夫に密告する可能性もあります。
事実を報告されると、妻が悪者になります。

まあ、それが当然なんですが、権力者はそうならないように、悪知恵を働かせるのが得意なのです。

そこで、妻は、ヨセフのマントを奪い取り、「強姦未遂事件」の物的証拠を確保しておくことにしました。

現場を見ていない第三者にとって、犯行を示す物的証拠は、犯人特定にあたり、決定的な要素となります。

ティントレット(1518-1594)は、ヨセフが、ポティファールの妻の閨房(けいぼう)から逃げ出す際に、マントを剥ぎ取られてしまった場面を描きました。

夕方になって夫のポティファールが帰宅した後、妻は泣きながら物的証拠を示し、ヨセフの「蛮行」を語り始めます。

性的冤罪事件は、現代だと痴漢冤罪が広く知られていますが、旧約聖書の時代から存在したわけですね。

続きます。


2. 原題


ティントレット(Tintoretto)が制作した『ヨセフとポティファールの妻』 は、スペイン語ではJosé y la mujer de Putifarと言います。

ヨセフは、スペイン語だとJoséと言います。
la mujerの語義は、妻です。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)の所蔵となっています。





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