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ジョン・シンガー・サージェント『アトラスとヘスペリデス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年03月24日(木)14時27分 | 編集 |
2011年3月24日(木)


目次
1. ティタン族
2. ジブラルタル海峡
3. ヘスペリデス
4. 原題


今回取り上げる作品は、ジョン・シンガー・サージェント作『アトラスとヘスペリデス』です。

2011年3月24日ジョン・シンガー・サージェント『アトラスとヘスペリデス』341

1. ティタン族


アトラスは、ティタン族のイアペトスとアシアとの間に生まれた息子です。
系譜を示します。

ウラノス→イアペトス→アトラス


ティタン族は、ゼウスらオリュンポスの神々と戦い敗れました。
この戦いを、ティタノマキアと呼んでいます。

アトラスは、ティタノマキアにおいて目覚ましい活躍を見せていました。
結果的にそのことが勝利者ゼウスの目に止まり、罰を与えられることとなりました。

ティタノマキアでティタン族が勝っていれば、アトラスは英雄と讃えられたでしょう。
けれどティタン族は敗れましたので、アトラスは戦犯となってしまったわけです。

なお、ゼウスの系譜も示します。


ウラノス→クロノス→ゼウス


2. ジブラルタル海峡


ゼウスがアトラスに与えた罰は、世界の西の果てに立ち、天空を背負うというものでした。

アメリカの画家ジョン・シンガー・サージェント(1856-1925)が描いているのは、地球を背負っているアトラスの姿です。

ギリシア神話における西の果てというのは、ジブラルタル海峡を指します。

ギリシア人にとってジブラルタル海峡を越えた先は、未知の世界でした。
従って、ジブラルタル海峡は世界の西の果てに位置付けられたわけです。

この位置付けは、その後のヨーロッパ社会の規範となりました。

船でジブラルタル海峡を越えて西へ進むということは、死を意味したわけです。
それを覆したのが、コロンブス(1451頃-1506)です。

ジブラルタル海峡の先にも大陸があるとは、多くのヨーロッパ人は思っていなかったわけですね。

英語で大西洋のことを、the Atlantic Oceanと言います。
この名称は、アトラス(Atlas)に由来します。

直訳すると、アトラスの海ということです。


3. ヘスペリデス


ジョン・シンガー・サージェントの作品には、横たわった女神たちがたくさん描かれています。
これらは、ヘスペリデスと呼ばれるアトラスの娘たちです。

世界の西の果てには「ヘスペリデスの園」があり、ヘスペリデスはそこで暮らしています。
娘たちが暮らす園の近くで、アトラスが天空を支えているわけです。


4. 原題


ジョン・シンガー・サージェント(John Singer Sargent)が描いた『アトラスとヘスペリデス』は、英語ではAtlas and the Hesperidesと言います。

この作品は、ボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)で見ることが出来ます。





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