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フランシスコ・デ・スルバラン『ヘラクレスとケルベロス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年09月04日(日)14時36分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2011年9月4日(日)


目次
1. ヘラクレスの12の功業(12番目)
2. ヘルメスの先導とメレアグロスの願い
3. 12功業の達成
4. 原題


今回取り上げる作品は、フランシスコ・デ・スルバラン作『ヘラクレスとケルベロス』です。

2011年9月4日フランシスコ・デ・スルバラン『ヘラクレスとケルベロス』292

1. ヘラクレスの12の功業(12番目)


ヘラクレスの12番目の功業は、ケルベロスを生け捕りにすることです。
ケルベロスとは、3つ首で龍の尾を持つ冥界の番犬です。

ケルベロスの父はテュポン、母はエキドナです。
ヘラクレスの2つ目の功業において、ヘラクレスが倒したヒュドラはケルベロスの弟にあたります。

ケルベロスは、死者の魂が冥界にやって来た時は友好的な態度を取ります。
ところが冥界から逃げ出そうとする者がいたら、捕らえて貪り食ってしまうのです。

こうした役割を担っているので、冥界の番犬と呼ばれているわけです。

ミケーネ王エウリュステウスは、ヘラクレスの最後の難行としてこのケルベロスを生け捕りにすることを命じました。


2. ヘルメスの先導とメレアグロスの願い


冥界へ行くことが出来るのは、本来であれば死者だけです。
従って、ヘラクレスは冥界へ行く方法を知りません。

そこで、ヘラクレスはヘルメスを呼び出し冥界への先導役を依頼したのでした。

ヘルメスに導かれて冥界へと辿り着いたヘラクレスは、亡霊として彷徨っているメレアグロスと出会います。

このブログでは、まだメレアグロスは登場していません。

メレアグロスはカリュドンの猪退治の折、アタランテへの恋慕が原因で親族殺人を犯し、母親から制裁を受けて命を落としていました。

冥界で暮らすメレアグロスは、地上で生きている妹デイアネイラの身の上を案じていました。

メレアグロスは兄である自分や母、姉妹たちが次々と亡くなり、妹ゴルゲしか身寄りのないデイアネイラの将来を英雄ヘラクレスに託すことにしたのです。

メレアグロスは、ヘラクレスが地上に戻ったらデイアネイラを妻にして欲しいと懇願します。
ヘラクレスはその申し出を快諾し、後にデイアネイラを妻とすることになります。

ただしこの結婚は、結果的にヘラクレスを死へと追いやることになってしまいます。

なおヘラクレスは、冥界でテセウスとペイリトオスにも出会うのですが、テセウスたちが冥界にいた理由についてはこのブログではまだ述べていません。


3. 12功業の達成


その後ヘラクレスは、冥界の王ハデスとその妻ペルセポネと対面します。

そしてヘラクレスは、ケルベロスを傷つけたり殺したりしないという条件で、ハデスから生け捕りにする許可を得ました。

スペインの画家フランシスコ・デ・スルバラン(1598-1664)の作品では、ヘラクレスが右手で棍棒を振りかざしています。

ただこれはあくまでも、ヘラクレスの威嚇行為に過ぎません。
実際の戦いでは、ヘラクレスはケルベロスを傷つけないために、棍棒を捨て素手で戦いました。

ヘラクレスは得意の怪力でケルベロスを締め上げ、生け捕りにすることに成功します。

ケルベロスはヘラクレスに連れられて冥界を離れ、地上へと引きずり出されました。
太陽の光に驚いたケルベロスは、驚いて吠えました。

その際にケルベロスの唾液が地上に落ちました。
そこから猛毒植物のトリカブトが生まれたと言われています。

ヘラクレスの12の功業は全て完了しました。
ようやくヘラクレスは自由の身となったのです。


4. 原題


フランシスコ・デ・スルバラン(Francisco de Zurbarán)が描いた『ヘラクレスとケルベロス』は、スペイン語ではHércules y el Cancerberoと言います。

この作品はプラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。

ヘラクレスの話はまだ続くのですが、ここで一旦休止して明日からはイアソンの話に移ります。





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