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ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ『アポロンとダフネ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年04月18日(月)13時32分 | 編集 |
記事のタグ: ルーヴル美術館
2011年4月18日(月)


目次
1. アルテミスの弟
2. 月桂樹
3. 原題


今回取り上げる作品は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ作『アポロンとダフネ』です。

2011年4月18日ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ『アポロンとダフネ』417

1. アルテミスの弟


アポロンはゼウスとレトとの間に生まれた息子で、処女神アルテミスの双子の弟にあたります。
アポロンは大蛇ピュートンを退治した帰路、エロスに会いました。

アポロンは、エロスの持つ小ぶりの弓を揶揄します。
自分は弓の名人で、大きな弓を扱っていると自慢したわけです。

そのせいで、アポロンはエロスの怒りを買ってしまいます。

エロスはアポロンを懲らしめるために、金の矢を放ちます。
金の矢は、見た相手を好きになる矢です。

金の矢を射たれた後、アポロンはダフネと出会いました。
ダフネは、河の神ペネイオスの娘です。

アポロンは、一目でダフネに恋してしまいます。

一方、エロスはダフネには鉛の矢を射ちました。
鉛の矢は、求愛する相手を疎ましく思う矢なのです。

こうして、エロスの仕返しを受けたアポロンは、ダフネを追い続けることになります。
一方のダフネは、体力の続く限りアポロンの求愛から逃げ続けることになりました。


2. 月桂樹


逃げ惑うダフネは、やがてペネイオス川の畔(ほとり)までやって来ました。
ダフネは完全に体力を消耗してしまい、動けなくなってしまいます。

河の神である父ペネイオスに、別のものに姿を変えて欲しいと頼みました。
若い女性の姿のままでは、いつかアポロンに捕まえられ、性交するに至ることが読めるからです。

娘の願いを汲んだペネイオスは、ダフネを月桂樹に変えることにしました。

ティエポロ(1696-1770)の作品では、アポロンがダフネに触れた瞬間が描かれています。
ダフネの右手が、月桂樹の葉になっていますよね。

ダフネの向かって右にいる子供は、エロスです。
前景で背中を見せて櫂(かい)を手にしてるのは、河の神ペネイオスです。

この後、ダフネは完全に月桂樹の姿に変わってしまいました。

ダフネの姿が変わっても、アポロンの思いは変わりません。
そこで、失意のアポロンはダフネに頼みました。

「せめて、私の聖樹になってもらえないだろうか?」

アポロンを哀れに思ったダフネは、月桂樹の葉がついた枝を環状に編んでアポロンの頭上に落としました。

この冠を、月桂冠と言います。

アポロンはこの後、常に月桂冠を頭につけて生きていくことになります。

古代ギリシアにおいては、月桂樹はアポロンの霊木として崇められるようになります。
そして、競技の優勝者に月桂冠が贈られるようになりました。

現代では、マラソンの優勝者に月桂冠が贈られますが、その源はこのギリシア神話にあるわけです。


3. 原題


ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ(Giovanni Battista Tiepolo)が制作した『アポロンとダフネ』は、フランス語ではApollon et Daphnéと言います。

この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。





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