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ピーテル・パウル・ルーベンス『パリスの審判』(その2)
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年12月16日(金)14時53分 | 編集 |
2011年12月16日(金)


目次
1. 審査結果
2. セックスの総元締め
3. 原題


今回取り上げるのは、ピーテル・パウル・ルーベンス作『パリスの審判』(その2)です。

2011年12月16日ピーテル・パウル・ルーベンス『パリスの審判』(その2)256

1. 審査結果


匂い立つような裸体を晒す女神たちの透明感溢れる柔肌を見つめながら、パリスは審査どころではなかっただろうと推察します。

性的衝動を抑えることで頭の中が一杯になり、誰が最も美しいかということより、誰の提示した条件が最も快楽につながるかを判断材料にしたと思われます。

結果、パリスが黄金の林檎を手渡したのはアプロディーテでした。

画面中央で、赤い布を肩から掛けているのがアプロディーテです。
右の太股に抱きついているのは、息子のエロスですね。

美人の母親を持ったエロスの表情も、誇らしげです。


2. セックスの総元締め


パリスのような10代後半という年齢の男にとっては、領土や武勲という果実よりも美女との性愛という見返りの方が、遥かに魅力的なものに映るでしょうね。

しかも、審査中のパリスの目の前には、その性愛の対象たる熟れた肉体が3つも並んでいて、しかも、手を出すことは許されないという生殺し状態です。

アプロディーテは性愛の女神ですから、男性をセックスの快楽で虜(とりこ)にするという権限を持っています。

セックスの総元締めですね。

セックスの魅力を前面に押し出して、男の心を鷲掴みにするとは、やはりアプロディーテは、最強の女神です。

最強にして最高の美女、それがアプロディーテです。

残念な結果に終わった軍神アテナは、2011年12月13日(火)の記事『ピーテル・パウル・ルーベンス『パリスの審判』(その1) loro2012.blog』で取り上げた作品とは異なり、豊麗な背中を見せていますね。

右足の傍に、彼女の持ち物である楯アイギスが描かれています。

時が経過して、パリスは約束通り絶世の美女と謳(うた)われたスパルタ王妃ヘレネの愛を受けることになります。

このパリスに対するヘレネの愛が、トロイ戦争を引き起こすことになるのです。


3. 原題


ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)が制作した『パリスの審判』は、英語ではThe Judgement of Parisと言います。

この作品は、ロンドンにあるナショナル・ギャラリー(The National Gallery)で見ることが出来ます。





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