映画とドラマと語学、そして株式投資へ
| ホーム loro2012 |
| 投稿 |
ジョヴァンニ・アンドレア・シラーニ『アハシュエロスの前に立つエステル』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年04月02日(火)14時51分 | 編集 |
2013年4月2日(火)


目次
1. 王との謁見
2. 原題


今回取り上げる作品は、ジョヴァンニ・アンドレア・シラーニ作『アハシュエロスの前に立つエステル』です。

2013年4月2日ジョヴァンニ・アンドレア・シラーニ『アハシュエロスの前に立つエステル』238


1. 王との謁見


クセルクセス1世は、別名アハシュエロスと言います。

エステルは、王妃という立場になったとは言え、日常的に王アハシュエロスに馴れ馴れしく接することなど、許されてはいません。

アハシュエロスとエステルとの関係は、一般的な意味での夫婦の関係ではありませんでした。
あくまでもエステルは、王に奉仕をする立場に過ぎません。

王妃が、政治や人事について王に向かって口出しをするということは、絶対に認められないことでした。

しかし、モルデカイに説得されたエステルは、決死の覚悟で王との謁見(えっけん)を打診します。
そして、首尾よくアハシュエロスと会うところまで、こぎつけたのです。

ジョヴァンニ・アンドレア・シラーニ(1610-1670)が描くエステルは、王を前にして緊張と不安の面持ちです。
向かって左のエステルは、アハシュエロスの目をまともに見ることも出来ず、王の威厳の前に気圧(けお)されています。

一方のアハシュエロスは、エステルの服の上から左の乳房に右手を当てています。
若くて可憐(かれん)なエステルのことを、アハシュエロスが気に入っている証左ですね。

続きます。


2. 原題


ジョヴァンニ・アンドレア・シラーニ(Giovanni Andrea Sirani)が制作した『アハシュエロスの前に立つエステル』は、英語ではEsther before Ahasuerusと言います。

この作品は、ハンガリーの首都ブダペストにある美術館(Museum of Fine Arts)で見ることが出来ます。




関連記事