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シモン・ヴエ『ディアナ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年04月16日(土)14時41分 | 編集 |
2011年4月16日(土)


目次
1. アステリアとレト
2. レトの出産を妨害するヘラ
3. オルテギュア島
4. 原題


今回取り上げる作品は、シモン・ヴエ作『ディアナ』です。

2011年4月16日シモン・ヴエ『ディアナ』234

1. アステリアとレト


ローマ神話におけるディアナは、ギリシア神話ではアルテミスに相当します。

ゼウスは、ティタン神族の美人姉妹アステリアとレトに目を付けました。
レトは必死に抵抗しましたが、ゼウスの押しの強さに負けて、ついに男根を受け入れてしまいます。

ゼウスはレトとの性交が終わった後、すぐにアステリアにも手を出そうとします。
夫と子供がいるアステリアは、鶉(うずら)に姿を変えて空へと逃げ出します。

ゼウスは鷲に変身して、鶉になったアステリアを捕獲します。

そこでアステリアは、石に姿を変えて重みを増しました。
さすがのゼウスも石の重みには耐え切れず、石は海の浅瀬へと落下して行きました。

こうして、アステリアはゼウスの手から逃れることが出来たのです。
ヘラは天界において、ゼウスがレトと性交した事実を聞かされ激怒します。


2. レトの出産を妨害するヘラ


月満ちて、レトは産気づきました。
ヘラはゼウスの浮気相手レトの出産を、徹底的に邪魔することにしました。

ヘラは、レトが出産するために必要な場所や床(とこ)などの、全ての提供を禁じました。

本来であれば出産場所となるはずの木々や山の精霊たちは、最高女神ヘラの命令に従って場所の提供を断りました。

出産の女神エイレイテュイアは、レトの出産が近いという情報を得て出かけようとします。
エイレイテュイアが出産の場に立ち会わないと、産婦は出産出来ない取り決めになっていたのです。

しかし、エイレイテュイアの母ヘラは、娘の外出を禁じました。
こうして、レトは出産することが出来なくなってしまったのです。


3. オルテギュア島


アステリアは石となって海へと落下した後、海面まで浮上して浮島となりました。
この島を、オルテギュア島と呼びます。

誕生したばかりのオルテギュア島には、ヘラの出産協力禁止命令が届きません。
レトはポセイドンの援助を得て、オルテギュア島へと上陸します。

レトの陣痛が始まって、既に9日が経過しています。

ゼウスがヘラへの愛を誓っている隙に、エイレイテュイアは天界からオルテギュア島へと降りて来ることが出来ました。

レトは、ようやく出産することが出来ました。
この時生まれたのが、アルテミスとアポロンの双子の姉弟です。

オルテギュア島は、間もなくデロス島と呼ばれるようになりました。
現在でも、デロス島はエーゲ海に浮かぶギリシア領の島です。

アルテミスは、狩猟や純潔を司る神です。
アポロンは、予言と音楽の神です。

後に、アルテミスは月の女神セレネと同一視されました。
アポロンは、太陽神ヘリオスと同一視されました。

フランスの画家シモン・ヴエ(1590-1649)は、アルテミスの官能的な姿を描きました。

頭に三日月をつけているのは、月の女神であることの象徴です。
アルテミスの向かって左にいるのは、狩猟犬ですね。


4. 原題


シモン・ヴエ(Simon Vouet)が描いた『ディアナ』は、英語ではDianaと言います。

この作品は、イギリス王室のロイヤル・コレクションに収められています。
ロンドン南西部にある、ハンプトン・コート宮殿(Hampton Court Palace)で見ることが出来ます。





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