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Abraham Bloemaert『ニオベの子供たちの死』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年07月18日(月)14時44分 | 編集 |
2011年7月18日(月)


目次
1. テーバイ王妃ニオベ
2. 原題


今回取り上げる作品は、Abraham Bloemaert作『ニオベの子供たちの死』です。

2011年7月18日Abraham+Bloemaert『ニオベの子供たちの死』274

1. テーバイ王妃ニオベ


今日からは、テーバイ王家の悲劇に話が移ります。
今回の主役ニオベは、テーバイ王アムピオンの妻です。

ニオベの父は、タルタロスへと送られたタンタロスです。

タンタロスについては、2011年6月30日(木)の記事『ジョアッキノ・アッセレート『タンタロス』 loro2012.blog』を参照して下さい。

アムピオンの両親は、ゼウスとアンティオペです。

アムピオン誕生の経緯については、2011年7月13日(水)の記事『ジャン=バプティスト・マリー・ピエール『ジュピターとアンティオペ』 loro2012.blog』を参照して下さい。

さて、アムピオンとニオベの間には、7人の息子たちと7人の娘たちが生まれました。

ある日、ニオベは自身の子沢山を誇りました。
そして、2人しか生んでいないレトを馬鹿にしたのです。

レトはゼウスとの間に、アルテミスとアポロンを生んでいます。

レトの出産の経緯は、2011年4月16日(土)の記事『シモン・ヴエ『ディアナ』 loro2012.blog』を参照して下さい。

ニオベの驕(おご)った発言を、レトは忌々しい思いで聞いていました。
そして、レトは、聞き捨てならない言い方をしたニオベを、罰することにしたのです。

レトは娘アルテミスと息子アポロンに、ニオベの14名の子供たちを皆殺しにするよう命じました。

オランダの画家Abraham Bloemaert(1566-1651)が描いているのは、射殺されたニオベの子供たちの姿です。

中景中央で両腕を広げて、豊かな乳房を披露しているのがニオベです。
ニオベは、目の前で次々に子供たちが殺されていくのを見て、半狂乱になっています。

ニオベの視線の先には、アルテミスとアポロンがいます。
雲の上で、向かって右に座っているのがアルテミスです。

アルテミスは、右足の裏を見せながら矢を発射しているところです。
その向かって左にいるのが、弟のアポロンです。

こうして、ニオベの子供たちは、全員射殺されたのでした。


2. 原題


Abraham Bloemaertが描いた『ニオベの子供たちの死』は、英語ではDeath of Niobe's Childrenと言います。

この作品は、デンマークの首都コペンハーゲンにあるデンマーク国立美術館(Statens Museum for Kunst)で見ることが出来ます。





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