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ハーバート・ジェームズ・ドレイパー『黄金の羊毛』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年09月15日(木)15時54分 | 編集 |
2011年9月15日(木)


目次
1. 王太子アプシュルトス
2. アプシュルトス惨殺
3. 原題


今回取り上げる作品は、ハーバート・ジェームズ・ドレイパー作『黄金の羊毛』です。

2011年9月15日ハーバート・ジェームズ・ドレイパー『黄金の羊毛』201

1. 王太子アプシュルトス


コルキス王女メディアは、父王アイエテスを裏切り、異国の王子イアソンに協力しました。
もはやメディアは、祖国コルキスに留まることは出来ません。

イアソンは、メディアも一緒にアルゴー船に乗って、自分と共に生きて行くよう持ちかけます。
すでに退路を絶つ覚悟をしていたメディアは、喜んでアルゴー船に乗ることに同意します。

イアソンらが乗り込んだアルゴー船が、コルキスの港から出発しようとする頃、メディアの弟アプシュルトスが一人で宮殿を抜け出して、港の方で何やら、ざわついているらしいことに興味を持って、船に近づいて来ました。

アプシュルトスは、アイエテスと二番目の妻アステロディアとの間に生まれた王子です。
メディアにとっては、異母弟となります。

アプシュルトスは、姉であるメディアの姿を見つけて、何をしているのかと尋ねます。

幼いとは言え、父王アイエテス側の人間である王太子アプシュルトスが、この緊迫した場面に立ち会ってしまった以上、このまま宮殿に戻すことは出来ません。

イアソンは、メディアと一緒にアプシュルトスも船に乗せて、島から脱出することにしました。


2. アプシュルトス惨殺


しばらくして、竜は眠りから覚めて、大きな声で鳴き始めました。
その鳴き声によって、コルキス王アイエテスは異変に気づきます。

そして、アイエテスは家臣たちに、黄金の羊毛があるかどうかを確認しに行くよう命じました。
竜のそばに近づいた家臣たちは、木の枝に掛かっていたはずの羊毛が無くなっているのを確認します。

家臣たちからの報告を受けたアイエテスは、イアソンたちを乗せたアルゴー船が沖へと向かうのを発見し、すぐに追っ手の船団を差し向けます。

王女メディアは、このままではアルゴー船がコルキス海軍に捕まると判断します。
そして、首尾よく逃げるための一つの策を思いつきました。

それは、アルゴー船に同乗させていた幼い弟アプシュルトスを殺すことです。

イングランドの画家ハーバート・ジェームズ・ドレイパー(1863-1920)が描いているのは、メディアがアルゴー船の中で、アプシュルトスを殺そうとしている場面です。

画面中央で、右の乳房を披露しているのがメディアです。

向かって右で、両手をメディアに差し出して、すがるような態度を示しているのが、アプシュルトスです。

メディアの後方で、黄金の羊毛を広げて立っているのがイアソンです。

メディアは弟アプシュルトスを船上で殺害し、その体をバラバラにして海にばらまきました。
その様子を見ていたアイエテスは、息子の死に大きな衝撃を受けます。

そして、アルゴー船の追跡を中断して、まずは王子の遺体を海から回収するよう命じます。

コルキス海軍の兵士たちは、バラバラになった遺体の回収に手間取ります。
その隙にイアソンたちは、はるか沖へと逃げ切ることが出来たのです。


3. 原題


ハーバート・ジェームズ・ドレイパー(Herbert James Draper)が描いた『黄金の羊毛』は、英語ではThe Golden Fleeceと言います。

fleeceが、羊毛、という意味です。

この作品は、イングランド北部の町ブラッドフォード(Bradford)にあるカートライト・ホール(Cartwright Hall)で見ることが出来ます。





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