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ドミニク・アングル『ゼウスとテティス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2012年01月15日(日)20時04分 | 編集 |
2012年1月15日(日)


目次
1. アキレスの造反
2. ゼウスに縋るテティス
3. 原題


今回取り上げる作品はドミニク・アングル作『ゼウスとテティス』です。

2012年1月15日ドミニク・アングル『ゼウスとテティス』399

1. アキレスの造反


アキレスの愛人ブリセイスはアキレスの元を離れ、アガメムノンの陣中へと連れて行かれました。

アキレスはアガメムノンの横暴に愛想を尽かしました。
そして、戦争中であるにも関わらず戦場に出ることを拒否することにしました。

愛人ブリセイスをアガメムノンに横取りされたアキレスは腹の虫がおさまりません。

アキレスはアガメムノンに対する敵意を露にし斬りかかろうとしたところ、アテナによってその動きを制止されてしまいました。

そこで、やむを得ず、母のテティスにアガメムノンへの制裁を依頼します。
アキレスにとってはどんな形であれアガメムノンが苦境に陥れば良いのです。

息子アキレスから頼まれたテティスは最高神ゼウスに相談します。
アキレスに助勢しアガメムノンを懲らしめてやって欲しいという趣旨です。


2. ゼウスに縋るテティス


フランスの画家ドミニク・アングル(1780-1867)が描いているのはテティスがゼウスに縋(すが)ってアキレスへの肩入れを願っている場面です。

中央向かって左側で左手をゼウスの口元へ伸ばしているのがテティスです。
豊満な乳房をゼウスの右の太股に押し付け、美女の色香を利用してゼウスに決断を迫っています。

ゼウスは平静を装ってはいますがペニスは固く勃起しています。
元々、ゼウスはテティスの美貌に惚れ込んでいて、自分の妻とするべく考慮した時期がありました。

ゼウスとテティスとの間には結果的には性的関係はありませんでしたが、ゼウスがテティスに対して好意を持っていることは周知の事実です。

この場合の好意とは性的対象としてテティスを見ているという意味です。

そのテティスが事情は何であれ、自分に対して縋り懇願しているわけです。
表向き威厳を保っていても、ゼウスのペニスは制御できない状態になっています。

男とはそういう生き物です。
昔も今も何にも変わりません。

向かって左端に描かれているのはヘラです。
夫ゼウスがまた浮気しようとしているのではないかと疑いの眼差しを向けているところです。


3. 原題


ドミニク・アングル(Dominique Ingres)が描いた『ゼウスとテティス』はフランス語ではJupiter et Thétisと言います。

この作品はフランス南部の街エクス=アン=プロヴァンス(Aix-en-Provence)にあるグラネ美術館(Le musée Granet)で見ることが出来ます。





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