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フランチェスコ・フォンテバッソ『イピゲネイアの犠牲』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2012年01月06日(金)12時59分 | 編集 |
2012年1月6日(金)


目次
1. イピゲネイアを救うアルテミス
2. 原題


今回取り上げる作品は、フランチェスコ・フォンテバッソ作『イピゲネイアの犠牲』です。

2012年1月6日フランチェスコ・フォンテバッソ『イピゲネイアの犠牲』256

1. イピゲネイアを救うアルテミス


イタリアの画家フランチェスコ・フォンテバッソ(1707-1769)が描いているのは、イピゲネイアがアルテミスに助けられる場面です。

画面中央の上方で右手の人差指を上げているのがアルテミスです。
アルテミスの向かって右にいるのが、助けられたイピゲネイアです。

祭壇で生贄となるはずだったイピゲネイアはアルテミスの腕に抱かれて、この後タウリスへと連れて行かれます。

タウリスは黒海の岸辺に位置する街です。

命を助けられたイピゲネイアは、タウリスにあるアルテミス神殿の巫女として暮らして行くことになるのです。

但しこのイピゲネイアの救出劇は周囲の者たちには見えていません。

イピゲネイアの母クリュタイムネストラは、あくまでも長女イピゲネイアが国家の犠牲となって祭壇上で殺されたと認識しています。

娘を失ったクリュタイムネストラの恨みは、10年後に夫アガメムノンに対して刃(やいば)を向けることになるのです。

イピゲネイアの犠牲によって、海上には順風が吹くようになりました。
ギリシア軍はトロイへ向けて、ようやく出航することが出来るようになったのでした。

いよいよ、トロイ戦争が始まります。


2. 原題


フランチェスコ・フォンテバッソ(Francesco Fontebasso)が描いた『イピゲネイアの犠牲』は、英語ではThe Sacrifice of Iphigeniaと言います。

この作品は個人所蔵となっています。





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