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アンドレア・マンテーニャ『パルナソ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年04月10日(日)20時12分 | 編集 |
記事のタグ: ルーヴル美術館
2011年4月10日(日)


目次
1. パルナッソス山
2. アレスとアプロディーテ
3. 原題


今回取り上げるのは、アンドレア・マンテーニャ作『パルナソ』です。

2011年4月10日アンドレア・マンテーニャ『パルナソ』266

1. パルナッソス山


アンドレア・マンテーニャ(1431-1506)がこの作品の舞台として描いているのはパルナッソス山です。

パルナッソス山は、現在でもギリシアに存在する標高2,500メートル程の山です。

パルナッソス山には、文芸を司る女神であるミューズたちが住んでいます。
ギリシア神話では、ミューズは全部で9人いることになっています。

マンテーニャも神話の記述に従い、画面中央の下半分に9人の女神を描いていますよね。

9人のミューズを主宰するのは、アポロンです。
アポロンは太陽神と呼ばれることもあるのですが、本来は音楽の神です。

画面左端で腰掛けて、竪琴を奏でているのがアポロンです。

アポロンと9人のミューズたちは作品の舞台となっているパルナッソス山で暮らしている神なのですが、この作品の主役ではありません。

主役は、画面中央の上部に描かれている男神と女神です。


2. マルスとヴィーナス


画面中央の上部で仲睦まじく腕を絡ませながら立っているのは、アレスとアプロディーテです。

アレスはゼウスとヘラとの間に出来た息子で、その美貌のおかげで愛と性の女神アプロディーテと恋仲になります。

アプロディーテは、ヘラの息子であるヘパイストスと正式に結婚していました。
しかしこの結婚は押し付けられたものであり、彼女の本意でありませんでした。

美貌の女神アプロディーテは、意に沿わない結婚生活を全うする気持ちなどさらさらありません。
醜男であるヘパイストスとは、愛を交わすことはありませんでした。

結婚して人妻になったとは言え、美貌のアプロディーテを周囲の男神たちが放っておくはずがありません。

醜いヘパイストスとは正反対の美しきアレスが、アプロディーテに言い寄りました。

性交のない日々に不満を募らせていたアプロディーテは、不倫に走ります。
やはり醜男でひねくれた夫よりも、美貌のアレスと一緒にいた方が楽しいわけです。

マンテーニャの作品では、左端の中央で赤いマントを羽織っているのがヘパイストスです。

ヘパイストスは左腕を上げて何かを叫んでいるのですが、エロスが矢を向けて母であるアプロディーテを守っていますね。

美貌の妻を寝取られた、ひねくれ夫の悲哀が伝わってきます。

一般論としては不倫はいけないことだとされていますが、ヘパイストスとアプロディーテとの結婚の経緯を周囲は熟知しています。

そこでアレスとの恋に走ったアプロディーテの女心を、ミューズたちも祝福しているという構図になっています。

画面右端に描かれているのは、神々の伝令役であるヘルメスです。
隣にいる翼のある馬は、ペガサスですね。


3. 原題


アンドレア・マンテーニャ(Andrea Mantegna)が制作した『パルナソ』は、イタリア語ではParnasoと言います。

フランス語では、Le Parnasseと言います。
この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。





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