映画とドラマと語学、そして株式投資へ
| ホーム loro2012 |
| 投稿 |
スポンサーサイト
記事URL  カテゴリ | スポンサー広告 | --年--月--日(--)--時--分 | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





ピーテル・パウル・ルーベンス『ジュピターの稲妻の矢を鍛えるヴァルカン』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年04月07日(木)14時39分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2011年4月7日(木)


目次
1. 非情な母ヘラ
2. 鍛冶の神
3. 原題


今回取り上げる作品は、ピーテル・パウル・ルーベンス作『ジュピターの稲妻の矢を鍛えるヴァルカン』です。

2011年4月7日ピーテル・パウル・ルーベンス『ジュピターの稲妻の矢を鍛えるヴァルカン』621

1. 非情な母ヘラ


ヴァルカンとは、ギリシア神話ではヘパイストスに相当します。

ヘパイストスは、ゼウスとヘラの間に生まれた長男です。
不幸にもヘパイストスは、両足に障害を抱えて生まれて来ました。

せめて母親からの愛情が得られれば、ヘパイストスの生き方も違ったものになったかも知れません。
しかし、ヘラは奇形児ヘパイストスを嫌い、海へ投げ捨ててしまいます。

捨てられたヘパイストスは、海の女神テティスによって育てられます。
テティスとは、後にペレウスと結婚してアキレスを生んだ女神ですね。

ヘパイストスは、実の母の愛情を知らずに成長していきました。
時が過ぎ、ヘパイストスはヘラの住む神々の世界へ戻りました。

しかし、相変わらず母の冷たい態度は続いていくのです。


2. 鍛冶の神


不幸なヘパイストスでしたが、一つだけ特技がありました。
鍛冶です。

ヘパイストスは神々からの注文を受け、様々な金属加工品を製造していきます。
ルーベンス(1577-1640)が描いているのは、鍛冶仕事に勤(いそ)しむヘパイストスの姿です。

ヘパイストスの左手の先にあるのは、最高神ゼウスの稲妻の矢です。

この絵は、父でもあるゼウスから命じられて、ヘパイストスが稲妻の矢を鍛えているところを描いています。


3. 原題


ルーベンス(Rubens)が描いた『ジュピターの稲妻の矢を鍛えるヴァルカン』は、スペイン語ではVulcano forjando los rayos de Júpiterと言います。

forjar Zは、金属Zを鍛造(たんぞう)する、という意味です。
los rayos de Júpiterは、成句で、ゼウスの稲妻の矢、という意味です。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。





関連記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。