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ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『ディアナとカリスト』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年04月26日(火)16時02分 | 編集 |
記事のタグ: 美術史美術館
2011年4月26日(火)


目次
1. 手厳しい処女神
2. ヘラの仕打ち
3. ヘルメスの母マイア
4. 星座になった母と息子
5. 原題


今回取り上げる作品は、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作『ディアナとカリスト』です。

2011年4月26日ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『ディアナとカリスト』310

1. 手厳しい処女神


イタリアの画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1490頃-1576)が描いているのは、カリストの腹部が露になった瞬間です。

向かって左で両腕を押さえつけられて、腹部の衣を剥がされているのがカリストです。

画面中央で右手の人差指を突き出して、部下のニンフたちにカリストの秘密を暴くよう命じているのがアルテミスです。

処女神アルテミスに付き従うニンフの身でありながら、性交し懐妊するのは最悪の行為です。
性交という快楽を敵視するアルテミスは、このような事態を絶対に許しません。

ゼウスの仕業とは言え、カリストは結果責任を負うことになりました。
最も美しいニンフと讃えられたカリストは、アルテミスの一行から追放されてしまいました。


2. ヘラの仕打ち


アルテミスの集団から離れた後、カリストはゼウスの子アルカスを出産しました。
この様子を眺めていたヘラは、出産後のカリストに厳しい仕打ちを与えます。

ヘラは、美貌のカリストを平手打ちするだけでは気が収まりません。

カリストが美しいというだけで気に入らないのに、その上、夫ゼウスに愛されて息子まで生んだわけです。

ゼウスと性交していた最中、カリストにも目くるめく様な快感があったことを思うと、嫉妬の炎が燃え上がります。

カリストは、ヘラの魔法によって熊の姿に変えられてしまいました。


3. ヘルメスの母マイア


熊にされたカリストは、狩人や他の猛獣から追い掛け回される毎日になってしまいました。
一人残された赤子のアルカスは、マイアによって養育されました。

マイアとは、プレイアデス七姉妹の長女です。
マイアは、ゼウスとの間にヘルメスを生んだことでも知られています。

プレイアデスとは、アトラスとプレイオネとの間に生まれた7人の姉妹を指します。


4. 星座になった母と息子


それから15年が経ち、成長したアルカスは狩りの名手となりました。

ある日、アルカスは山中で雌熊と対峙します。
その雌熊は、実の母カリストでした。

しかし、アルカスには熊にしか見えません。
そこでいつものように弓を引いて、熊を射殺しようとしました。

この様子を天界から見ていたゼウスは、カリストを救うために風を吹かせました。
カリストとアルカスは、風に乗って天界へと高く舞い上がって行きます。

後に、カリストはおおぐま座になり、アルカスはこぐま座になりました。


5. 原題


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)が描いた『ディアナとカリスト』は、英語ではDiana and Callistoと言います。

この作品は、ウィーンにある美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)で見ることが出来ます。





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