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ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『イアソンとメディア』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年09月12日(月)23時58分 | 編集 |
2011年9月12日(月)


目次
1. 羊毛奪取の準備
2. オルフェウスの竪琴
3. メディアの杜松(ねず)の枝
4. 原題


今回取り上げる作品は、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作『イアソンとメディア』です。

2011年9月12日ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『イアソンとメディア』1 426

1. 羊毛奪取の準備


イギリスの画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(1849-1917)が描いているのは、魔法の薬を調合しているメディアと、その様子を、不思議そうに見つめているイアソンの姿です。

メディアは、今夜決行される羊毛奪取作戦に備えて、昼間の内に、薬を調合しています。
真剣な表情で薬品の調合をしているメディアの前方では、炎が怪しげに揺れています。

メディアは、素足を板の上に乗せていますね。

これは、万一、調合に失敗して手に持っている器が熱を持って来た場合に、器から手を離して下に落とすことになるわけですが、床に薬品が零(こぼ)れても、足を火傷(やけど)しないようにするための、防御策かも知れませんね。

化学の実験では、失敗は付き物であり、薬学の天才、魔女メディアといえども、万全を期しているのでしょう。

イアソンは、両膝を閉じて、身を固くして、固唾を飲んで成り行きを見つめています。
イアソンにとっては、薬品の調合場面に立ち会うことなど、初めての経験だったはずです。

しかも、医薬品とは異なり、メディアの調合する薬品は、限りなく怪しげです。
辺りには、不穏な空気と共に、異臭が満ちていたかも知れません。

立ち会っているイアソンは、その異臭を不快だと感じるよりは、むしろ、媚薬を嗅いでいるような感覚があったのかも知れません。


2. オルフェウスの竪琴


夜になり、イアソンはメディアとオルフェウスを連れて、黄金の羊毛に近づきます。
黄金の羊毛は、アレスの巨大な竜が守っていて、容易には近づくことが出来ません。

そこで、まず、オルフェウスが竪琴を奏(かな)で始めました。
すると、美しい音色を聞いていた竜は、少しずつ眠気を感じるようになって行きます。

やがて竜は、猛烈に襲って来る睡魔に抗(あらが)うことが出来ず、瞼を閉じます。
それと共に、はるか高いところに見えていた竜の首が、だんだん垂れ下がって来ました。

竜の首は、ついにイアソンたちの頭の上ぐらいの高さにまで、降りて来たのです。


3. メディアの杜松(ねず)の枝


この好機を、薬学に長けたメディアが狙います。
メディアは、杜松(ねず)の枝に魔法の薬を染み込ませて、その枝を竜の目の前で振りました。

下掲の画像、杜松はヒノキ科の木で、その実(み)は薬用になります。

2011年9月12日ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス『イアソンとメディア』2 451

オルフェウスとメディアの活躍により、黄金の羊毛がイアソンのものになるのも、もう間近です。


4. 原題


ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse)が描いた『イアソンとメディア』は、英語ではJason and Medeaと言います。

この作品の所在は、不明です。





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