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Hendrik de Clerck『ミダスの処罰』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年10月08日(土)00時36分 | 編集 |
2011年10月8日(土)


目次
1. ロバの耳にされたミダス
2. 王様の耳は、ロバの耳
3. 原題


今回取り上げる作品は、Hendrik de Clerck作『ミダスの処罰』です。

2011年10月8日Hendrik de Clerck『ミダスの処罰』229

1. ロバの耳にされたミダス


アポロンの勝利に異を唱えたミダスは、罰として耳をロバの耳に変えられてしまいました。
アポロンの確かな演奏技術を理解出来ないのであれば、ロバの耳で十分だということですね。

フランドルの画家Hendrik de Clerck(1570頃-1630)は、ミダスの耳がロバの耳になった後の様子を描いています。

画面中央で腰掛けて、弦楽器を弾いているのがアポロンです。
アポロンの向かって左に立っているのは、軍神アテナです。

向かって左にいる五名の女性たちは、芸術の女神ムーサたちです。
アポロンの向かって右で腰掛けているのは、審判役のトモロスです。

トモロスの向かって右で、赤い服を身につけて立っているのが、ミダスです。
ミダスの耳は、ロバの耳になっています。

ミダスの向かって右で、左手にシュリンクスを持って右手を上げているのがパンです。
パンの両側にいるのは、半人半獣の精霊サテュロスたちです。

向かって右に座っている二人の女性たちは、ニンフです。


2. 王様の耳は、ロバの耳


プリギュア王ミダスはロバの耳を隠そうとして、頭にターバンを巻きつけて暮らすようになりました。

人々は、ミダスがターバンを身につけるようになったからと言って、特に不思議にも思いませんでした。

プリギュア王国の中でただ一人、ミダスの理髪師だけは散髪の時に王の耳を見てしまいました。
ターバンの秘密を知った理髪師は、ミダスから固く口止めされました。

理髪師はこの真実を誰かに喋りたくて、ずーっと我慢していました。
ある日、ついに我慢が出来ずに草原へと出掛けて行きました。

そして地面に穴を掘り、その中に囁きかけます。

「王様の耳は、ロバの耳だ。」


しばらくして、地面からは葦が生い茂り、その葦たちが「王様の耳は、ロバの耳」と喋り出します。
葦の声を聞いた家来たちは、宮廷内でも噂を広めました。

ミダスは、最初、理髪師がバラしたのだろうと考えました。
しかし、理髪師は秘密を誰にも話していないと言い張ります。

かつてのミダスであれば、理髪師を殺していたはずです。
しかし、黄金事件によって欲深さを改め、人格を変えたミダスは犯人探しを止めました。

この姿を見て、アポロンはミダスの耳を元通りに戻してやりました。


3. 原題


Hendrik de Clerckが描いた『ミダスの処罰』は、英語ではThe Punishment of Midasと言います。

この作品は、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)で見ることが出来ます。





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