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グイド・レーニ『ヒッポメネスとアタランテ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年10月28日(金)00時56分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2011年10月28日(金)


目次
1. カリュドンの猪退治の後
2. 黄金の林檎
3. 原題
4. カーポディモンテ美術館版


今回取り上げる作品は、グイド・レーニ作『ヒッポメネスとアタランテ』です。

2011年10月28日グイド・レーニ『ヒッポメネスとアタランテ』1 250

1. カリュドンの猪退治の後


アタランテは、カリュドンの猪退治に参加した後、故郷アルカディアに凱旋帰国します。

カリュドンの猪狩りの以前に、イアソンが率いるアルゴナウタイにも参加していたアタランテの名声は、アルカディアにおいても高くなっていました。

赤子の時に山中に捨てたアタランテが、立派な美女に成長した姿を見たアルカディア王イアソスは、アタランテに結婚することを勧めます。

結婚など全く気乗りしないアタランテでしたが、メレアグロスから思いを寄せられたことを通じて、精神的な恋愛を体験することが出来ました。

戦場における短期間の恋愛だったため、アタランテは人目を避けてメレアグロスとセックスをするところまでは至りませんでした。

従って、今だに処女を守り通しているのですが、メレアグロスに出会う前と比べると、恋愛に対して前向きな気持ちが芽生えて来たのも事実です。

そこで、アタランテは、一つだけ条件を出すことで結婚話に乗ることにします。
その条件とは、相手の男性が徒競走でアタランテに勝つことでした。

幼い頃から山野を駆け回っていたアタランテは、足の速さには絶対の自信を持っています。
そのアタランテを脚力で負かすような男であれば、結婚しても良いと言うわけです。

但し、もし求婚者の男が負けた場合は、即刻死んでもらうという厳しい条件も付加しました。

実際には、アタランテに足の速さで勝てる男など、いるはずがありません。
全ての求婚者たちは徒競走で敗北した後、命を落としていきます。


2. 黄金の林檎


求婚する男達を、次々に死へと追いやっていたアタランテの元に、ヒッポメネスという青年が現れました。

ヒッポメネスは、愛と性の女神アプロディーテに勝利の方策を伝授してもらっていました。

真正面から足の速さを競ったのでは、確実に敗れます。
そこで、黄金の林檎作戦を敢行したのでした。

アタランテがヒッポメネスを追い越しそうになるたびに、黄金の林檎を地上に転がすのです。
ヒッポメネスは、全部で3つの林檎をアプロディーテから与えられていました。

イタリアの画家グイド・レーニ(1575-1642)は、徒競走の最中にアタランテが林檎を拾っている場面を描いています。

向かって左のアタランテは、既に林檎を左手に持っていますね。
地面から拾おうとしている林檎は、2個目ということになります。

かつて少女時代に、狩猟に明け暮れて男勝りの生活をしていたアタランテも、今ではすっかり女性らしい官能的な体つきになっています。

そして女性であるアタランテは、目の前の勝負を捨ててでも、どうしても黄金の林檎が欲しいのです。

続きます。


3. 原題


グイド・レーニ(Guido Reni)が描いた『ヒッポメネスとアタランテ』は、スペイン語ではHipómenes y Atalantaと言います。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。


4. カーポディモンテ美術館版


グイド・レーニは全く同じ構図で、もう1枚『ヒッポメネスとアタランテ』を描いています。

2011年10月28日グイド・レーニ『ヒッポメネスとアタランテ』2 251

上掲の作品は、ナポリにあるカーポディモンテ美術館(Museo Nazionale di Capodimonte)で見ることが出来ます。





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