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ポール・ボードリー『シャルロット・コルデー』
記事URL  カテゴリ | ヨーロッパ王家絵画 | 2011年02月15日(火)16時47分 | 編集 |
2011年2月15日(火)


目次
1. 美貌の暗殺者
2. 原題


今回取り上げる作品は、ポール・ボードリー作『シャルロット・コルデー』です。

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1. 美貌の暗殺者


ポール・ボードリー(1828-1886)が描く暗殺場面はジャック=ルイ・ダヴィッド(1748-1825)が描いた下掲の『マラーの死』とは異なり、マラーを神格化はしていません。

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1人の政治家が暗殺されたという現場を、むしろ暗殺者であるシャルロット・コルデー(1768-1793)の立場から描いていると言えるでしょう。

マラーの右胸にはナイフが刺さり、死にゆく表情はどちらかというと醜く描かれています。
一方、毅然とした表情で立ち尽くすシャルロットは容姿端麗な良家の娘として描かれています。

実際にその美貌はパリで評判になっていて、ポール・ボードリー(Paul Baudry)の独断的な解釈というわけではなかったようです。

彼女は25歳という若さでこの犯行に及び、数日後に断頭台の露と消えました。
美しき救国の女性が信念を持って行った犯行であるという構図になっていますよね。


2. 原題


『シャルロット・コルデー』はフランス語ではCharlotte Cordayと言います。
あるいは、L'Assassinat de Maratと呼ばれる場合もあります。

l'assassinatは暗殺とか殺人と言う意味です。

この作品はフランス西部に位置するナント美術館(Le musée des Beaux-arts de Nantes)の所蔵となっています。





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