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フランシスコ・リシ『プラサ・マヨールでの異端審問』
記事URL  カテゴリ | その他絵画 | 2010年06月10日(木)15時15分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2010年6月10日


テレビでの放送日:2010年4月16日(金) 
講座名:テレビでスペイン語 講師:貫井一美


目次
1. プラサ・マヨールでの異端審問
1) カルロス2世
2) 催し物としての裁判
3) 原題


「美術からひも解くスペイン vol.03」で取り上げられた絵画を1点ご紹介します。

テキスト:2010年4月号 68ページ

フランシスコ・リシ作『プラサ・マヨールでの異端審問』です。

2010年6月10日フランシスコ・リシ『プラサ・マヨールでの異端審問』213


1. プラサ・マヨールでの異端審問


1) カルロス2世


『プラサ・マヨールでの異端審問』を描いたのは、フランシスコ・リシ(1614-1685)という画家です。

カルロス2世(在位1665-1700)の父であるフェリペ4世(在位1621-1665)の宮廷画家であったカルドゥーチョに師事し、王室行事の装飾などを手掛けた人物としても知られています。

この絵画は、1680年6月にマドリッドのプラサ・マヨールにて行われた異端審問の様子を描いています。

プラサ・マヨールとは中央広場のことです。

国王カルロス2世が臨席している姿も描かれているということなのですが、私にはどこに描かれているのかがわかりませんでした。


2) 催し物としての裁判


左右及び建物内に設けられた客席は全て人で埋まっています。
建物の1階席から3階席までは整然と人々が着席して、この裁判の行方を見つめています。

広場の中に入っている人たちの大半は黒装束を身に纏(まと)っていて、厳(おごそ)かな雰囲気で審問が行われている様子が見受けられますよね。

ところが、この絵画から受ける重々しい印象とは裏腹に、当時の人々にとってはこういった異端審問でさえも一つの見世物であり「休日の娯楽」として捉えられていたという事実もあるのです。

中央広場では異端審問以外にも様々な行事が開催されていました。
闘牛、賓客のための歓迎式典、市(いち)そして公開処刑も行われていました。

娯楽というものが乏しかった当時においては、多くの人々が集まる中央広場における出来事の全てが興味や話題の対象となっていました。

広場で繰り広げられる人間たちの有様全てに対して好奇の眼差しが向けられていたのでした。


3) 原題


『プラサ・マヨールでの異端審問』は、スペイン語ではAuto de Fe en la plaza Mayor de Madridと言います。

la feはカトリック用語で信仰という意味です。
el autoは裁判所の判決という意味です。

この2つが合わさってauto de feという成句になると、異端審問所の死刑宣告という意味合いになります。

la plazaは広場という意味です。

この作品はプラド美術館(Museo del Prado)に収蔵されています。




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