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フラ・アンジェリコ『受胎告知』 サン・マルコ美術館版
記事URL  カテゴリ | その他絵画 | 2010年12月31日(金)14時32分 | 編集 |
2010年12月31日(金)


目次
1. 婚約中の乙女
2. ヨセフに対する受胎告知
3. 原題


今回取り上げるのは、フラ・アンジェリコ作『受胎告知』です。

2010年12月31日フラ・アンジェリコ『受胎告知』397


2010年11月17日(水)の記事『フラ・アンジェリコ『受胎告知』 プラド美術館版 loro2012.blog』で、プラド美術館所蔵の『受胎告知』を紹介しましたが、今回は別の『受胎告知』です。


1. 婚約中の乙女


フラ・アンジェリコ(1387-1455)が描いた『受胎告知』には、神のお告げを従順に受け入れようとするマリアの心情が良く表されています。

マリアは突然の来訪者大天使ガブリエルに対して腰をかがめ、胸の前で手を交差させて恭順の意を示しています。

右手に持っているのは聖書です。

後に「聖母」と呼ばれることになるマリアですが、この時点では結婚を控えたうら若き乙女です。
マリアは婚約者であるヨセフには妊娠したことを打ち明けられずにいました。

ただいくら隠していたとしても、やがて月満ちてマリアの体型は変わっていきます。
ヨセフだけでなく周囲にいる者たちも、マリアが妊娠しているという事実を知ることになります。

ユダヤの律法ではこのような場合、婚約者であるヨセフがマリアの不義密通を公表した上で、婚約破棄の手続きを取ることが定められています。

ヨセフもマリアもユダヤ人ですので、本来であればヨセフは律法に従う生き方を選択すべきところです。

ところが、ヨセフはこの件に関しては律法を順守する道を選びませんでした。
結果的にはヨセフは、神の教えを記した律法の定めには従わなかったのです。

平たく言うと、ヨセフは神に逆らったということになりますね。

マリアから生まれたイエスは後に律法を無視するような行動を取り、それが十字架事件の一因になっていきます。

イエスの養父ヨセフも、若かりし頃に「律法破り」をしたわけです。


2. ヨセフに対する受胎告知


ヨセフは婚約者であるマリアを問い詰めることなく、黙って婚約を破棄しようとしました。

マリアが最も傷つかない方法を、ヨセフなりに模索したのでしょうね。
その後、ヨセフはマリアが受胎告知を受けていたことを天使から知らされました。

神はヨセフに対しても事の次第を明らかにしたわけです。

ただ、その「奇跡的な事実」を受け入れるに当たり、ヨセフは相当悩んだでしょうね。
男の立場としては非情に複雑な心境だったと思われます。


3. 原題


フラ・アンジェリコ(Fra Angelico)が制作した『受胎告知』は、イタリア語ではAnnunciazioneと言います。

この作品はフィレンツェにあるサン・マルコ美術館(Museo nazionale di San Marco)のフレスコ画として保存されています。



★Quelque part dans le temps


2009年12月28日にこのブログを開設して以来、一年が経過しました。

開設当初は語学を中心に据える構想を持っていました。
その後、紆余曲折を経て現在では主に絵画を扱うブログへと変貌を遂げました。

この一年、訪問してくれた皆さんありがとうございました。
そして、コメントをくれた皆さん感謝しています。

このブログは、まだまだ続きます。
ギリシア神話と聖書を題材とした絵画を取り上げる企画も控えています。

健康と発想が続く限り、連日更新を継続する予定です。




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