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ラファエロ・サンティ『ラ・フォルナリーナ』
記事URL  カテゴリ | その他絵画 | 2010年12月01日(水)12時32分 | 編集 |
2010年12月1日(水)


参考文献:迷宮美術館 アートエンターテインメント

目次
1. ラ・フォルナリーナ
1) 裸体と腕輪の意味
2) 明白な相違点
2. 原題


今回取り上げる作品は、ラファエロ・サンティ作『ラ・フォルナリーナ』です。

2010年12月1日ラファエロ・サンティ『ラ・フォルナリーナ』1 493

1. ラ・フォルナリーナ


1) 裸体と腕輪の意味


下掲の『ラ・ヴェラータ』を描いた数年後に、ラファエロはマルゲリータを裸体モデルとして上掲の『ラ・フォルナリーナ』を描いたとされています。

2010年12月1日ラファエロ・サンティ『ラ・フォルナリーナ』2 424

16世紀初頭の社会通念からすると、モデルの女性が画家の前で衣装を脱ぎ捨てるということは2人の間に余程親密な関係があったと推測されます。

そして画像からは判別出来ませんが、モデルが左腕につけている腕輪には「ウルビーノのラファエロ(RAPHAEL VRBINAS)」という署名が刻まれていることが確認されています。

こういった要素を踏まえて、このモデルはラファエロの恋人であったマルゲリータ・ルーティ(Margherita Luti)であると考える専門家が多いのです。

たとえ正式には結ばれなくてもマルゲリータは自分の妻であると、ラファエロが後世の鑑賞者に伝えるために美しき裸体を記録に残したのだろうと分析しているわけです。

豊満な乳房、膨(ふく)よかな腹部、柔らかな二の腕・・・、

確かにラファエロは、愛しきマルゲリータの裸体を渾身の力を込めて描いたように受け取れないでもありません。

しかし私はこの女性はマルゲリータではないと考えています。
なぜなら誰の目にも明らかな決定的な相違点があるからです。


2) 明白な相違点


『ラ・ヴェラータ』と『ラ・フォルナリーナ』の2人のモデルが別人であると推測出来る根拠は耳たぶの違いです。

ラファエロが描いた2人の女性の耳たぶは形状が全く異なります。

NHK『迷宮美術館』制作チームは画家の前で裸体を晒しているという事実を重視して、この女性を恋人であったマルゲリータであると考えているようです。

しかし、私にはこの二人のモデルが同一人物であるとは思えません。

ラファエロ(1483-1520)はこの作品の完成後、僅か数年で病に倒れました。
37年の短い生涯をローマで終えることになるのです。


3. 原題


『ラ・フォルナリーナ』はイタリア語ではLa fornarinaと言います。

fornarinaは英語で言うとbakeressです。
パン職人の女性というような意味になります。

この作品はローマにある国立美術館(Galleria Nazionale d'Arte Antica)の所蔵となっています。




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