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ピーター・ラストマン『カナンへの旅をしているアブラム』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年06月02日(土)16時24分 | 編集 |
記事のタグ: エルミタージュ美術館
2012年6月2日(土)


目次
1. テラの息子
2. 原題


今回取り上げる作品は、ピーター・ラストマン作『カナンへの旅をしているアブラム』です。

2012年6月2日ピーター・ラストマン『カナンへの旅をしているアブラム』214

1. テラの息子


洪水を生き延びたノアの子孫に、テラという人物がいます。

テラの息子がアブラムで、娘がサライです。

ただし、アブラムとサライの母親は異なりますので、アブラムにとってサライは、異母妹にあたります。

アブラムとサライは、長じて結婚しました。

後にアブラムはアブラハムと改名し、サライはサラと改名することになります。

しかしカナンへと旅立つ頃の名前は、アブラムとサライですので、今回はこの名前で呼ぶことにします。

旧約聖書『創世記』によると、アブラムはメソポタミア地方のウルで生まれました。
ウルは、現在のイラク南部にあった街とされています。

アブラムの父テラは、ウルを離れ、ハランへと移住することにします。
ハランは、現在のトルコ南東部にあった街です。

テラは、息子アブラム、娘サライ、そして孫のロトを一緒に連れて、ハランへと移り住みました。
ロトは、アブラムにとっては甥にあたります。

ハランで暮らしていたアブラムに神の啓示があり、カナンの地へと移動することになりました。
カナンはヨルダン川西岸地域を指し、現在のパレスティナに相当します。

テラは、ハランで亡くなりましたので、アブラムは妻サライと甥ロトと共に、カナンへの旅を開始します。

アブラムの進行経路を示します。

ウル→ハラン→カナン


ピーター・ラストマン(1583-1633)の作品では、向かって一番左で、座りながら、両手を胸の前で交差させているのがアブラムです。

その向かって右隣で、帽子をかぶり、ロバに乗っているのがサライです。
その向かって右で、両手を上げて青い服を着ているのがロトですね。

アブラムの向かって左の後景に、小さく描かれている人々は、アブラム一家がハランに定住していた折に、親しくなった人々です。

彼らも、アブラムの移住計画に賛同し、一緒にカナンの地を目指して旅をしているわけです。


2. 原題


ピーター・ラストマン(Pieter Lastman)が制作した『カナンへの旅をしているアブラム』は、ロシア語ではАвраам на пути в Ханаанと言います。

путиは、путь(旅)、の前置格です。
на+前置格で、状態を表します。

カナンはロシア語では、Ханаанと言います。
ピーター・ラストマンはロシア語では、Питер Ластманと綴ります。

この作品は、エルミタージュ美術館(Государственный Эрмитаж)で見ることが出来ます。





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