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アルブレヒト・デューラー『ロトと彼の娘たち』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年06月10日(日)16時30分 | 編集 |
2012年6月10日(日)


目次
1. 後ろは振り返るなと言った
2. 原題


今回取り上げる作品は、 アルブレヒト・デューラー作『ロトと彼の娘たち』です。

2012年6月10日アルブレヒト・デューラー『ロトと彼の娘たち』419

1. 後ろは振り返るなと言った


ロト一家が、ソドムの街を離れるために呑気に歩いている頃、彼らの後方では、神の天罰が下り、様々な異変が発生していました。

男色や獣姦が正しいとされたソドムの街には、雷が落ち、硫黄が降り、全てのものが尽(ことごと)く滅んだのでした。

ロトたちは、後方から聞こえて来る轟音が気になりますが、後ろを振り返らずに、足早に前だけを見て進んで行きます。

実は、神の使いがロトたちを前もって逃がしてやる際に、1つだけ約束をさせていました。

「脱出の最中、何があっても、後ろを振り返ってはいけない。」

ロトと娘2人は、忠実にこの言いつけを守りましたが、ロトの妻は戒めを破り、後ろを振り返ってしまいました。

ロトの妻の名前は、旧約聖書には記されていませんが、不服従の罪を犯すのは、イヴとそっくりです。

ここでも、人類がちっとも進歩していないことが描かれています。

神に逆らったロトの妻は、神罰を受けます。

死海の湖水が、妻の体を目がけて天から降り注ぎ、湖水を全身で浴びた妻は、そのまま凍りつき、塩の柱にされてしまったのです。

ユダヤの神は、恐ろしいです。
必ず従わないといけません。

振り返るな、と言われたら、絶対に振り返ってはいけないのです。

それは、この妻も頭では分かっていたはずなんですが、欲望に負けて「今したいこと」をしてしまったわけですね。

アルブレヒト・デューラー(1471-1528)の作品では、画面中景の、岩の手前に描かれている黒っぽい小さな姿が、ロトの妻の成れの果てです。

前景の、先頭を行く男性がロトです。
後ろから付き従う娘2人は、ソドム脱出後、父であるロトと性交することになります。

現代では、このソドムとゴモラの街は、死海南部の湖底に沈んだと考えられています。


2. 原題


アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer)が制作した『ロトと彼の娘たち』は、英語ではLot and His Daughtersと言います。

この作品は、ワシントンのナショナル・ギャラリー(National Gallery of Art, Washington, DC)で見ることが出来ます。





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