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アンドレア・デル・ヴェロッキオ『トビアスと天使』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2013年07月15日(月)13時36分 | 編集 |
2013年7月15日(月)


目次
1. 天使の歩き方
2. エクバタナの娘サラ
3. トビアスとサラの出会い
4. ニネベに戻るトビアスとサラ
5. 原題


今回取り上げる作品は、アンドレア・デル・ヴェロッキオ作『トビアスと天使』です。

アンドレア・デル・ヴェロッキオ『トビアスと天使』430


1. 天使の歩き方


トビアスとアザリア(実は大天使ラファエル)は、メディア地方のエクバタナという街に向かっています。

アンドレア・デル・ヴェロッキオ(1435頃-1488)の作品では、向かって右に描かれているのがトビアスです。
左手に握っている小さな巻物が、父トビトから渡された証文を表しています。

その下にぶら下げている魚は、捕獲した大魚を示しているのですが随分と小さく描かれていますね。
いずれにしても、この魚はこの後の話で鍵になる要素なのです。

向かって左のアザリアは、トビアスと腕を組んで先導しています。
トビアスは大地をしっかりと踏みしめていますが、アザリアは浮かぶような軽い足取りです。

ヴェロッキオは、人間と天使の歩き方の違いをこのように表現しているわけですね。


2. エクバタナの娘サラ


エクバタナには、トビトの親戚であるラグエルという男性が暮らしていました。
ラグエルには娘がいて、サラと言います。

サラは今までに、7回結婚しました。
しかし、7人の新郎が全て初夜の床に入る前に死んでしまいました。

原因は、悪霊アスモダイが新郎たちを殺してしまうからです。

アスモダイを打ち倒さないことには、サラは結婚しても夫との生活を送ることが出来ません。
サラは神に祈り、その願いは聞き届けられました。

トビアスに同行している大天使ラファエルは、このサラを救うためにも派遣されていたのです。


3. トビアスとサラの出会い


エクバタナの街に入ったあたりで、アザリア(大天使ラファエル)がトビアスに次のように言いました。

「私たちは今晩、ラグエルの家に泊まります。
ラグエルはあなたにとって親戚筋の人物で、サラという娘がいます。
あなたは、サラと結婚するのです。」

アザリアの指示に従い、トビアスはサラに結婚を申し入れました。
ラグエルから了承を得たトビアスは、サラとの新婚初夜を迎えます。

トビアスは初夜の床に入る前に、アザリア(大天使ラファエル)から受けていた命令を実行しました。
それは、先日捕まえた大魚の心臓と肝臓を燻(いぶ)すことでした。

悪霊のアスモダイは、その匂いを嗅いで燻し出されました。
そして、サラのそばから離れて逃げて行きました。

トビアスは、サラに憑いていた悪霊を追い払ったのです。
その後を追跡した大天使ラファエルによって、アスモダイは縛り上げられ成敗されました。


4. ニネベに戻るトビアスとサラ


トビアスとサラの結婚の祝宴が、14日間にわたり行われることになりました。
その間に、アザリア(大天使ラファエル)はトビアスから証文を預かり、ラゲスへと向かいます。

アザリアはトビアスの代理人としてラゲスに住むガバエルと会い、無事お金を回収したのでした。
当初の目的を達したトビアスは、年老いた両親が待つニネベへと妻と共に戻ることにしました。

続きます。


5. 原題


アンドレア・デル・ヴェロッキオ(Andrea del Verrocchio)が制作した『トビアスと天使』は、英語ではTobias and the Angelと言います。

この作品は、ロンドンのナショナル・ギャラリー(The National Gallery)で見ることが出来ます。




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