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ドメニコ・ギルランダイオ『聖母マリアの誕生』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2013年08月19日(月)15時40分 | 編集 |
2013年8月19日(月)


目次
1. マリアの誕生
2. 原題


今回取り上げる作品は、ドメニコ・ギルランダイオ作『聖母マリアの誕生』です。

ドメニコ・ギルランダイオ『聖母マリアの誕生』207


1. マリアの誕生


イタリアの画家ドメニコ・ギルランダイオ(1449-1494)が描いているのは、マリアを出産した直後のアンナです。

向かって右端でベッドの上で上半身を起こしている女性がアンナです。
アンナに近い所にいる侍女達が甲斐甲斐しく生まれたばかりのマリアの世話をしています。

前景左に立っている5人の女性たちは、聖書の記述とは直接的な関係はない存在とされています。

ただヨアキムは経済的に裕福な人物でしたので侍女を数名使っていました。
ギルランダイオはヨアキムの裕福さを強調して示そうとしたのかも知れません。

後景左隅で抱き合っているのはヨアキムとアンナの夫婦です。
「ヨアキム夫妻の抱擁」という主題はマリアの誕生した瞬間の前提となる事実です。

時系列としては、まずヨアキムとアンナにそれぞれ受胎告知がありました。
次にエルサレムの金門前で夫婦は再会を喜び合って抱擁します。

その9ヶ月後、アンナはマリアをナザレにて出産することになるわけです。

ギルランダイオはマリア誕生の9ヶ月前にあった「金門前におけるヨアキム夫妻の抱擁」という主題をこの作品に盛り込んでいるわけです。


2. 原題


ドメニコ・ギルランダイオ作『聖母マリアの誕生』はイタリア語ではNascita della Vergineと言います。

nascitaが誕生という意味です。

この作品はフィレンツェにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Basilica di Santa Maria Novella)のトルナブオーニ礼拝堂(Cappella Tornabuoni)で見ることが出来ます。




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