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ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ『羊飼いの礼拝』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2013年09月18日(水)15時06分 | 編集 |
2013年9月18日(水)


目次
1. 神の子との対面
2. 原題


今回取り上げる作品は、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ作『羊飼いの礼拝』です。

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ『羊飼いの礼拝』499


1. 神の子との対面


羊飼いたちが家畜小屋の中に入ると、そこには天使が告げた通りの神々しい赤子が衣にくるまれて眠っていました。

カラヴァッジオ(1571-1610)はこの作品で、生まれたばかりの神の子を礼拝する羊飼いたちを描いています。
新約聖書の記述では、イエスは生まれた直後は布にくるまって飼い葉桶の中で寝ていることになっています。

しかしこの作品では、イエスはマリアの腕に抱かれて眠っていますね。
長旅で疲れた上に出産までこなしたマリアは、疲れ切った表情を見せています。

まさかこういう場所で神の子を出産することになろうとは、マリアはナザレを出発した時には考えていなかったかも知れません。

後に世界宗教へと発展するキリスト教は、20歳にも満たない一人の女性の奮闘によってその入口の扉が開かれたのです。


2. 原題


ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオが制作した『羊飼いの礼拝』は、イタリア語ではAdorazione dei pastoriと言います。

adorazioneが礼拝、il pastoreが羊飼いという意味です。
この作品では羊飼いが複数人描かれていますので、複数形のi pastoriになっているわけです。

この作品は、シチリア島のメッシーナにあるシチリア州立美術館(Il Museo regionale di Messina)で見ることが出来ます。




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