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ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ『三博士の礼拝』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2013年09月30日(月)13時38分 | 編集 |
記事のタグ: ウフィッツィ美術館
2013年9月30日(月)


目次
1. 公現祭
2. 人数不明
3. 原題


今回取り上げる作品は、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ作『三博士の礼拝』です。

ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ『三博士の礼拝』270


1. 公現祭


ベツレヘムにて、12月25日にイエスが生まれました。
そしてそのことを東方の三博士は、星のお告げにより知ることになります。

博士たちは、ペルシアから13日かけてベツレヘムへと到着しました。

現在カトリック教会では、1月6日に公現祭を行っています。
これは、三博士がベツレヘムに到着してイエスと出会った日を記念しているわけです。


2. 人数不明


実は聖書では、東方からやって来た博士の人数は明らかになっていません。

彼らがイエスに黄金、没薬(もつやく)、乳香の3つを贈り物として捧げたという記録から3人だったのだろうという説が通説となりました。

没薬及び乳香は、主に薫香料(くんこうりょう)として用いられます。

ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ(1375頃-1427)は、跪(ひざまず)いている博士にイエスが興味を示し、その頭に触れている場面を描いています。

現実には生後13日でこうした行動に出るのは難しいとは思いますが、微笑ましい一場面となっていますね。

ファブリアーノが活躍した15世紀前半において、教会の壁に飾られたこのような類の作品は小さな子供たちの目にも触れたことでしょう。

作品の向かって左には、イエスが家畜小屋で生まれたことの象徴として牛やロバが描かれています。
また向かって右側には、東方三博士が乗ってきた立派な馬も数頭描かれていますね。


3. 原題


ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ(Gentile da Fabriano)が制作した『三博士の礼拝』は、イタリア語ではAdorazione dei Magiと言います。

adorazioneが礼拝、i magiが三博士という意味です。
この作品はフィレンツェにあるウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)で見ることが出来ます。




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