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パオロ・ヴェロネーゼ『神殿で博士たちと問答するイエス』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2013年10月29日(火)14時03分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2013年10月29日(火) 


目次
1. 12歳のイエス
2. 原題


今回取り上げる作品は、パオロ・ヴェロネーゼ作『神殿で博士たちと問答するイエス』です。

パオロ・ヴェロネーゼ『神殿で博士たちと問答するイエス』 178


1. 12歳のイエス


ユダヤ民族の伝統的な行事として、過越(すぎこし)の祭りと呼ばれている祝祭があります。
これはモーゼに率いられて「出エジプト」を実現した先祖たちの苦労を偲んで、毎年春に行われるものです。

12歳になったイエスは両親に連れられてエルサレムへやって来ました。
この過越の祭りに参加するためです。

無事行事への参加を務め、両親が帰ろうとするとイエスの姿が見当たりません。
ようやく探し当てた時、イエスは大人の律法学者たちを相手に聖書の中身について議論をしていました。

大人に聖書に関する講義を受けていたのではなく、逆に権威あるはずの学者たちをやりこめていたのです。

このようにイエスは年若い頃から博識で、ユダヤ教の教理について精通していたことを表しているのがこの作品なのです。


2. 原題


パオロ・ヴェロネーゼ(1528-1588)が制作した『神殿で博士たちと問答するイエス』は、スペイン語ではLa disputa con los doctores en el Temploと言います。

la disputaは議論あるいは言い争いという意味です。
el temploは神殿という意味です。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)に所蔵されています。




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