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三浦友和主演映画『226』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2013年10月30日(水)13時01分 | 編集 |
2013年10月30日(水) 


10月22日(火)にBSTBSで、三浦友和主演の映画『226』を見ました。

この映画は1936年(昭和11年)2月26日から2月29日にかけて発生した二・二六事件を扱っており、昭和維新を叫んで決起した青年将校たちの視点から描かれています。

三浦友和が演じる安藤輝三陸軍大尉や、萩原健一が演じる野中四郎陸軍大尉らは、農村の困窮を放置している政権中枢や財界の腐敗を正し、天皇親政を実現することを目的に2月26日未明に決起しました。

安藤らが君側(くんそく)の奸と認定し殺害標的としたのは、岡田啓介首相、高橋是清大蔵大臣、鈴木貫太郎侍従長などの現職閣僚と、かつて内大臣を務めていた伯爵牧野伸顕らでした。

岡田啓介総理がいる首相官邸は栗原安秀陸軍歩兵中尉の部隊が襲撃したのですが、官邸内で岡田総理になりすましていた松尾伝蔵を総理本人と誤認し射殺しました。

松尾伝蔵は岡田啓介の妹・トシホの夫であり、首相秘書官も務めていました。
岡田総理は襲撃の最中、押入れの中に隠れていたため難を逃れました。

政権転覆を狙うクーデター軍にとって岡田総理を暗殺出来なかったことは大失態であり、このクーデター事件全体が失敗に終わる一つの原因となりました。

安藤輝三は侍従長公邸を襲い、鈴木貫太郎に銃弾を数発撃ち込むことに成功しましたが、もうこれで十分だと判断して止(とど)めを刺さなかったため、結果的に鈴木貫太郎は一命を取り留めました。

クーデター首謀者の野中四郎は2月29日に拳銃で自決し、安藤輝三と栗原安秀は7月に叛乱罪で死刑判決を受け銃殺されました。

岡田啓介首相(任期:1934年7月から1936年3月)は二・二六事件の後、3月9日に辞任しています。

岡田総理の辞任後は、広田弘毅と林銑十郎が首相を務めましたがいずれも短命内閣に終わり、近衛文麿総理誕生へと続いていきます。

この第一次近衛文麿内閣(任期:1937年6月から1939年1月)の任期中、1937年(昭和12年)7月7日に盧溝橋事件が勃発し、日本は蒋介石が率いる中華民国との日中戦争に突入して行くのです。

二・二六事件で命拾いした鈴木貫太郎侍従長は、その後1945年4月に総理大臣に任命され大東亜戦争を終結に導くことになります。

鈴木貫太郎首相は玉音放送の2日後、8月17日に辞任しました。

三浦友和主演映画『226』を見た感想 192


クーデター軍が司令部として使用するために占拠した山王ホテルは、敗戦後の1946年にアメリカ軍の専用施設として供与され1983年までアメリカ軍が使い続けました。

その後ホテルは取り壊されて更地となり、現在は山王パークタワーが建っています。


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