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グウィネス・パルトロー主演映画『コンテイジョン』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年11月05日(火)16時29分 | 編集 |
2013年11月5日(火) 


10月29日(火)に日本テレビで、グウィネス・パルトロー主演の映画『コンテイジョン(原題:Contagion)』を見ました。

contagionは接触伝染病のことで、患者との物理的な接触でうつる病気を指します。
似た言葉のinfectionは感染伝染病のことで、水や空気によってうつる病気を指します。

この映画では、普段何気なく行っている握手やバスなどの公共交通機関に設置されている転倒防止用の棒などを握ることで病気が拡散されていく様を描いています。

グウィネス・パルトローが演じるベス・エンホフは、香港への出張旅行を終えて夫と子どもたちが待つミネソタ州の都市ミネアポリスに帰る途中、シカゴで途中降機してかつての恋人とセックスを楽しみました。

グウィネス・パルトロー主演映画『コンテイジョン』を見た感想 537


その後自宅に戻ったベスは数日後、台所で昏倒し強い痙攣に襲われて口から泡を吹いて意識を失います。

マット・デイモンが演じる夫ミッチ・エンホフがベスを病院へと連れて行きますが、ベスは治療の最中に命を落とします。

さらにベスと前夫との間に生まれた6歳の息子クラークも、ベスと同様の症状を示して自宅のベッドで死に絶えました。

ベスの治療に当たった医師は死因を髄膜炎か脳炎ではないかと推測しますが、その後ベスの死体解剖を行い脳内に尋常ではない損傷が発生していたことを発見します。

ベスと同時期に香港に滞在していた日本人など数名が似た症状を示して死んで行く事態となったことから、世界保健機関(WHO)は伝染病の世界的大流行の兆しと捉えます。

この映画の下敷きになっている感染症は、2003年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS・サーズ)及び2009年に発生した新型インフルエンザ(H1N1 flu)の2つです。

サーズは中国の広東省で発生し、香港では300名近い死者が出たと報告されました。
サーズウイルスの発生源はキクガシラコウモリだとされています。

2009年の新型インフルエンザは当初は豚インフルエンザと呼ばれており、メキシコの農場などで豚から人に直接感染したものとされています。

この映画ではこの2つの出来事を踏まえて、グウィネス・パルトローが演じるベスがなぜ香港でウィルスに感染し最初の患者となったのかを作品の最後で説明しています。

ウィルスを保有するコウモリがバナナを豚の飼育場に落下させ、豚がそのバナナを食べたことにより、元々保有していた豚ウィルス以外のウィルスも保有することになりました。

新型ウィルスを保有する豚が香港のレストランの厨房に調理に出され、シェフが豚を包丁でさばいている最中に客のベスから呼び出しを受けたため、シェフはエプロンで両手を軽く拭いた程度で客席へと向かいベスと面会して握手を交わします。

この握手の瞬間に新型ウィルスは豚の体内からシェフの手を経由してベスの体内へと入り込むこととなり、少しずつベスの脳細胞を破壊していくのです。

マリオン・コティヤールやケイト・ウィンスレットも医師役で出演しています。

医学用語を駆使した難解な台詞回しなどは出て来ませんので、感染症に対する知識がなくても全編を見通すことが出来ます。

また、医療関係者にとってはこれからも発生する可能性がある病気について扱っていますので、見ておくべき映画ではないかと思いました。


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