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ピエロ・デラ・フランチェスカ『キリストの洗礼』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2013年11月08日(金)23時17分 | 編集 |
2013年11月8日(金) 


目次
1. 洗礼を受けた時期
2. ヨルダン川の水量
3. 原題


今回取り上げるのは、ピエロ・デラ・フランチェスカ作『キリストの洗礼』です。

ピエロ・デラ・フランチェスカ『キリストの洗礼』 464


1. 洗礼を受けた時期


イエスが20歳になる前に養父ヨセフが亡くなりました。
そしてその後イエスは、約10年にわたって大工仕事をしながら母マリアと暮らして来ました。

イエスは30歳前後でマリアに別れを告げて、ヨハネが主宰する教団に入ります。
イエスが生きた頃の30歳という年齢は、今とは異なりもう若者とは言えない年齢です。

この年齢から第2の人生を開始するというのは、当時の社会通念に照らしてみるとかなり勇気がいることではなかったかと思います。

しかも年老いた母を見捨てる形で家を出ていくわけですから、周囲の人々の反対もあったかも知れませんね。


2. ヨルダン川の水量


ピエロ・デラ・フランチェスカ(1416頃-1492)が描いているのは、イエスがヨルダン川でヨハネから洗礼を受けている場面です。

洗礼とはヨハネ教団へ入会するための儀式ですね。
イエスに限らずヨハネの指導を受ける人々は、皆このような洗礼式を経ているわけです。

オレンジ色の衣装を身につけたヨハネの後方には、下着姿の男性が描かれています。
これから洗礼を受けるために服を脱いでいるところです。

その後景で右手を上げて白鳩を指差しているのはユダヤ教の祭司です。
ユダヤ教と対立関係にあったヨハネ教団の行動を監視しているのかも知れません。

ピエロ・デラ・フランチェスカの描くヨルダン川は、幅は狭いですし水量もあまりありませんよね。
水量についてはこの絵に描かれている通り、あまり豊富ではなかったのかも知れません。

現代においても、加藤紘一が国会議員の時に実際にヨルダン川を訪れ、水がほとんど無い様子を見ています。

イエスが生きていた頃のヨルダン川は、海上交通に供するような川ではなかったのかも知れません。

なお、現在のヨルダン川の総延長は425キロということですので、23キロの隅田川や173キロの荒川と比べると随分長いですよね。


3. 原題


画家がイエスの洗礼式を描く場合、白い鳩をイエスの頭上に描くことがほとんどです。

ピエロ・デラ・フランチェスカ(Piero della Francesca)も、イエスの頭上すぐのところを飛ぶ白鳩の姿を描いていますね。

この白鳩は聖霊を表していると言われています。

『キリストの洗礼』は、英語ではThe Baptism of Christと言います。
The Baptismが洗礼という意味です。

この作品はロンドンのナショナル・ギャラリー(The National Gallery)で見ることが出来ます。




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