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マット・デイモン主演映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年11月13日(水)16時46分 | 編集 |
2013年11月13日(水) 


11月3日(日)にBSフジで、マット・デイモン主演の映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(原題:Good Will Hunting)』を見ました。

マット・デイモンが演じるウィル・ハンティングは天才的な数学の才能と抜群の記憶力を持つ20歳の若者ですが、幼い頃に孤児となり養父に性的虐待を受けていた過去を引きずっており、不良仲間と共に荒(すさ)んだ生活を続けています。

ウィルは昼間は生活のためにマサチューセッツ工科大学の清掃員のアルバイトしたり、友人のチャッキー・サリヴァンと一緒に解体工事現場の作業員の仕事をしたりして、夜は不良仲間と一緒に飲み歩いて女をナンパしたり喧嘩に明け暮れる日々を送っています。

チャッキー・サリヴァンを演じているのはベン・アフレックです。

マサチューセッツ工科大学の数学教授ジェラルド・ランボーは大学院生に対して数学の難問を廊下の掲示板に記し、解けた者は申し出るよう伝えて講義を終えました。

問題を見た大学院生たちは誰一人として解けないにも関わらず、清掃員のウィルはあっという間に解法を示してしまいます。

ウィルの天才的才能を見抜いたランボー教授は、今の荒れた生活態度を改め優秀な頭脳を国家の発展のために活かすべきだと説得します。

しかし虐待された幼児体験が元になったひねくれた性格が災いし、ウィルの無礼な物言いや態度は一向に改まる気配がありませんでした。

何人ものセラピストがウィルの更生を図りましたが挫折したため、ランボー教授は学生時代の友人で現在はコミュニティ・カレッジで心理学を教えているショーン・マグワイア教授にウィルの心の治療を委ねます。

ショーン・マグワイアを演じているのはロビン・ウィリアムズです。

ロビン・ウィリアムズはこのマグワイア役で第70回アカデミー賞(1998年3月)の助演男優賞を受賞しているのですが、私にはそれほど名演技には見えませんでしたし、ウィルのねじれた心が少しずつ解きほぐされていく過程において大きな役割を担ったようにも思えませんでした。

むしろウィルの恋人になったハーバード大学の学生スカイラーの方が、ウィルの心と体を癒やしウィルに進むべき道を模索するよう促したという点で重要な役割を担っていたと思います。

スカイラーを演じているのはミニー・ドライヴァーです。

マット・デイモン主演映画『グッド・ウィル・ハンティング旅立ち』を見た感想 515


ベン・アフレックと共に脚本を担当したマット・デイモンは実生活においてハーバード大学を中退しており、自身の大学における経験を踏まえて脚本を執筆しているふしがあります。

例えば、他人が書いた本を読んで内容を丸暗記し、さも自分の頭で考えた理論であるかのように喋るハーバード大学の男子学生が劇中に登場しますが、その学生を上回る記憶力を持つウィルは知識をひけらかすことしか出来ないハーバード大生を無能だと馬鹿にしてやります。

確かに難関大学に入学し学業に勤(いそ)しむためには、どうしても知識偏重にならざるを得ない側面があるわけですが、未知のことに対処し決断をする上で知識が役に立つ割合はそれほど高くはないです。

むしろ自分の頭で考え対象を深く掘り下げ、誰も思いつかない解決策を見い出す力やチームを勝利に導くためのひらめきの方が、社会に出てからは必要になると思います。

この映画に限らずアメリカ人は精神分析医を作品に登場させたがる傾向にありますが、私には精神分析医は縁遠い存在であり、セラピーが行われている場面を見てもなかなか感情移入することは困難です。


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