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ジェシー・アイゼンバーグ主演映画『イカとクジラ』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年11月22日(金)14時37分 | 編集 |
2013年11月22日(金) 


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。

11月13日(水)にフジテレビで、ジェシー・アイゼンバーグ主演の映画『イカとクジラ(原題:The Squid and the Whale)』を見ました。

イカとクジラという題名は、ニューヨーク市マンハッタンにあるアメリカ自然史博物館(The American Museum of Natural History)に展示されているディオラマに由来します。

映画では、ジェシー・アイゼンバーグが演じる16歳の少年ウォルト・バークマンがアメリカ自然史博物館を訪れ、イカとクジラの立体模型を見つめる場面が描かれています。

この博物館に展示されているクジラはマッコウクジラで、英語ではsperm whaleと言います。
spermは生理学用語で精子のことです。

ウォルトの両親は妻ジョーンの浮気が原因で離婚することになり、ウォルトと10歳になる弟のフランクは曜日によって両親の住むそれぞれの部屋を行き来するという不便な生活を強いられることになります。

フランクは10歳にして既にオナニーの快楽を知っており、親の目を盗んで瓶ビールを飲むような早熟の男の子です。

フランクは学校の図書館で人目を避けるようにしてオナニーをし、パンツの中に射精された精液を手に取って書籍の背表紙になすりつけるという蛮行を行います。

あるいは、別の日には校舎内でオナニーをした後、他人のロッカーの扉に精液をなすりつけるという非道な行いをし、やがては図書館の精液事件と共に学校職員の知るところとなりました。

フランクの母親ジョーンと父親のバーナード・バークマンは学校の担任教師に呼び出され、両親の離婚という生活環境の激変が10歳の子供に多大なストレスを与えていることがこうした愚行の一因ではないかという指摘を受けました。

一方、16歳のウォルトは交際中の同級生ソフィー・グリーンバーグの部屋で手コキをしてもらい、オナニーを超える快感に我慢し切れず呆気なく射精してしまい大量の精液がベッドに飛び散りました。

見事な手コキを見せたソフィーを演じているのはハリー・ファイファー(Halley Feiffer)です。

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ウォルトもソフィーもセックスは未経験でしたが異性の肉体への好奇心は抑えがたく、彼氏のウォルトを早く射精に導くことでソフィーも性的な充足感を得ていたのでした。

ソフィーからすると自分の手コキによってもたらされる快感を長く我慢出来ずに、あっという間に射精してしまうウォルトは軽視すべき早漏男というよりむしろ優越感や自信を与えてくれる存在として映っていたのでした。

父親バーナード・バークマンは売れなくなった作家で、現在は生活のために教師をしており、ジョーンと離婚した後はすぐに教え子の女性リリーと恋仲になって同棲生活を始めました。

リリーはアンナ・パキンが演じています。

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ウォルトはソフィーよりも年上のリリーが同居しているという現実に必要以上に性欲を掻き立てられる羽目になり、父親の恋人だと分かっていながらもその熟れた太ももを見ていると欲望を抑え切れなくなって行きます。

リリーもそんなウォルトの性的好奇心を大らかな気持ちで受け止めながら、その一方では彼氏となったバーナード・バークマンとのセックスやフェラチオに勤(いそ)しむのです。

ローラ・リニーが演じる母親ジョーンは作家として売れ出した頃から、落ち目の作家と成り果てた夫のバーナードに愛想を尽かし、複数の男性たちと浮気を繰り返していました。

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ジョーンは離婚した後、フランクのテニスのコーチ・アイヴァンを自宅に招くようになり、息子のウォルトやフランクの目を避けるようにして溢れる性欲をアイヴァンとのセックスで満たすのです。

映画の題名からすると全く想像出来ない精液及び性的快感を一つの主題とした作品ですが、本質的な主題は両親の離婚によっていかに子どもたちの心が傷つくかという点に求められます。

さらには10代半ばのセックス未体験の少年にとっては、両親がそれぞれ別の異性とセックスをしているという事実を目の当たりにする日常生活のあり方は、未熟な心が大きく揺さぶられて健全な毎日を送ることが困難であるという側面も強く描かれていました。


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