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緒形拳主演映画『社葬』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2013年12月17日(火)14時12分 | 編集 |
2013年12月17日(火) 


12月8日(日)にBSTBSで緒形拳主演の映画『社葬』を見ました。

緒形拳が演じる鷲尾平吉は朝日・毎日・読売に並ぶ日本有数の新聞会社・太陽新聞の取締役販売局長です。

東京大学卒業のエリートたちが出世していく社内で、鷲尾は定時制高校卒業という学歴ながら社長の岡部憲介に気に入られ重役の椅子を手に入れるところまでは何とか上り詰めました。

太陽新聞は社長の岡部派と会長の太田垣派に分裂しており、岡部社長は権力を手放そうとしない太田垣一男会長を取締役会で解任し自分の権力基盤を確かなものにしようと画策します。

岡部社長の思惑通り賛成多数で太田垣会長は解任され、衝撃を受けた太田垣は間もなく意識を失って倒れ病院に担ぎ込まれます。

太田垣が高齢であることを踏まえて明日にも前会長は死ぬのではないかという憶測が流れ、社内は岡部派が天下を取ったかに見えました。

ところがその後、岡部社長が若い愛人・金谷美津枝と料亭内の寝室でセックスをしている最中腹上死をするという予想もしない事態が発生します。

美津枝を演じているのは井森美幸です。

社長の突然死により社葬を執り行う必要に迫られ、鷲尾平吉が葬儀実行委員長に任ぜられました。

映画の題名は社葬ですが実際に葬儀の内容が話の中心になっているわけではなく、社葬を契機として様々な人事が秘密裏に行われ取締役たちが自分の地位を安泰にするために仲間を裏切ったり手を組んだりする様子が事細かに描かれます。

世間でエリートと呼ばれる男たちがサラリーマン生活の晩年に差し掛かり、自我をむき出しにして平気で他人の足を引っ張り正義を放棄し、自分が勝ち残ることしか考えないという浅ましい姿に主眼が置かれています。

鷲尾は料亭の女将・稲積吉乃を愛人としますが、吉乃は鷲尾と知り合う前は太陽新聞の主要取引先である三友(さんゆう)銀行の前頭取と愛人関係にありました。

美貌の女将・吉乃を演じているのは十朱幸代です。

十朱は緒形との濃厚なセックス場面を演じ切り絶頂に達した時の淫らな表情を惜しげも無く見せて、こんな清楚な美人でもエクスタシーを感じたらこういう淫乱な姿に変貌するというセックス場面の王道を示してくれました。

美人は淫乱な表情になってもやっぱり美人ですけどね。

また別のセックス場面では緒形の乳首を指先でこねくり回し摘(つま)み舐め、ある意味アダルトビデオ的な演出手法にも見事に応えて女優としての真価を発揮していました。

十朱は美人であるだけでなく役者としても一線級であることを示した作品となりました。

この映画の公開は1989年ですので十朱幸代(1942-)は撮影時46歳ぐらいですが、美熟女が熟練したセックスを映像の中で見せる最近の「熟女ブーム」の先駆け的存在だと言えるでしょう。


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