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ケネス・ブラナー主演映画『舞台よりすてきな生活』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2013年12月18日(水)13時39分 | 編集 |
2013年12月18日(水) 


12月10日(火)に日本テレビで、ケネス・ブラナー主演の映画『舞台よりすてきな生活(原題:How to Kill Your Neighbor's Dog)』を見ました。

原題のHow to Kill Your Neighbor's Dogを直訳すると隣人の犬を殺す方法となりますが、映画の内容自体はそれほど物騒な話ではありません。

ウィキペディアの説明書きにはコメディと書いてありますし英語版にもコメディ映画(comedy-drama film)だと書いてありますが、そんなに面白おかしく笑える内容ではありませんでした。

ケネス・ブラナーが演じるピーター・マクゴーウェン(Peter McGowen)は最近ヒット作に恵まれない劇作家で、ロサンゼルスの閑静な住宅街にプール付きの豪邸を建てて暮らしています。

妻メラニーとの間には子供が無いため子作りに励むことをメラニーから毎晩のように求められていますが、ピーターは作品の構想を練る時間を割いてまでセックスをするつもりはありませんし子供を儲けることにも積極的ではありません。

妻メラニーを演じているのはロビン・ライトです。

ケネス・ブラナー主演映画『舞台よりすてきな生活』を見た感想 509


家の外では仕事が今ひとつ上手く行かず、家の中では妻からの夜な夜な繰り返されるセックス要求に辟易し、ピーターは心の平安を保つことが日々難しくなって行きます。

ピーターが半ば仕方なしに夜のベッドでメラニーとセックスをしていると、隣人が先日来番犬として飼い始めた犬が鳴き始め、そのけたたましい鳴き声が気になってしまいセックスに集中出来ません。

映画の原題は夜の静寂を破ってわめき散らす犬を何とかして黙らせる方法はないかと考えるピーターの心情を表したものだと言えますが、話の筋としては犬はそれほど重要な要素とはなっていません。

ピーターの周りには妻のメラニー以外にも心の平安をかき乱す者が数多く存在し、結果的に足かせとなっていく存在とどのように折り合いをつけて平和な生活を維持するかということがこの映画の主題だと言えるでしょう。

ピーターの執筆活動を意図的ではないにせよ結果的に邪魔する存在は以下の面々です。

子作りのためのセックスをねだる妻のメラニー。
認知症気味になっている同居の義母エドナ。
ピーター・マクゴーウェンと名乗り夜間街をうろついている男性。
舞台批判をしてピーターの力作をこき下ろす劇場の掃除夫。
作品の解釈を巡りピーターと意見が衝突する男性役者。
近所に引越して来た脚に障害を持つ少女エイミーとその母親。
毎晩のように吠え続ける犬。
ピーターの正常な射精を滞らせる前立腺に出来た良性腫瘍。

舞台よりすてきな生活という邦題は何を意図してつけられたのか私には理解不能です。
「犬を殺す」という衝撃的な直訳邦題を付すことが憚(はばか)られたのかも知れませんが。


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