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堺雅人主演映画『日輪の遺産』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2014年01月10日(金)14時17分 | 編集 |
2014年1月10日(金) 


ギャオで堺雅人主演の映画『日輪の遺産』を見ました(配信期間:2013年12月26日~2014年1月25日)。

『日輪の遺産』は浅田次郎が書いた小説で、一部史実に沿った面もありますが概ね空想物語です。

堺雅人が演じる真柴司郎少佐や福士誠治が演じる小泉重雄主計中尉らは架空の人物ですが、阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣が切腹により自殺したことや梅津美治郎(よしじろう)参謀総長が直腸癌で病床にあったことなどは史実です。

作品の舞台となっている武蔵小玉市は架空の市で、現在の東京都稲城市がモデルになっています。

真柴少佐の指示の下、森脇女学校の女子生徒たちが「マッカーサーの財宝」を隠した場所は陸軍の多摩火工廠(かこうしょう)です。

森脇女学校は架空の学校ですが、多摩火工廠は1938年に開所された実在の多摩火薬製造所を指します。

多摩火工廠の敷地は1946年11月にアメリカ軍によって接収され、しばらくはアメリカ空軍の弾薬庫として使用されていたのですが現在では多摩サービス補助施設という名称で呼ばれるアメリカ軍の施設となっています。

多摩サービス補助施設は多摩レクリエーションセンターとも呼ばれ、アメリカ軍の横田基地が管轄するレクリエーション施設としてゴルフ場や乗馬施設などが整備されています。

多摩サービス補助施設内へは日本人もパスポートを提示すれば入場出来る場合もあるようですが、いずれにせよ日本が未だにアメリカの属国であることを示す一つの例です。

映画の中では「マッカーサーの財宝」はフィリピンにおいて山下奉文(ともゆき)陸軍大将が奪取したことになっているのですが、これは史実ではありませんしそもそも「マッカーサーの財宝」というものは存在しません。

ただ「マル福」と呼ばれる金貨は実際に日本からマニラへと空輸されており、日本の敗戦によってその所在が不明になったことから山下大将が莫大な価値を持つ金貨を埋めたという噂がまことしやかに広まり、「山下財宝」と呼ばれるに至りました。

映画は女子生徒の中で唯一生き残った金原久枝が、孫娘らを前にしてこれまで秘密にして来た60年以上前の出来事を語るという手法が取られています。

石碑に刻まれた嘘を明らかにし、真実を後世に伝えるには空想小説という手法を取るしかないことを改めて感じさせられました。

真実は公式発表ではなく小説の中にあるのです。
公式発表は所詮勝者にとって都合の良いことしか記載されていません。


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