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マザッチョ『貢の銭』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年03月04日(火)13時54分 | 編集 |
2014年3月4日(火) 


目次
1. 三層構造
1) 画面中央
2) 画面向かって左
3) 画面向かって右
2. 原題


今回取り上げる作品は、マザッチョ作『貢の銭』です。

マザッチョ『貢の銭』154


1. 三層構造


1) 画面中央


マザッチョ(1401-1428)が描いたこの作品は3つの場面を1つの絵画の中に収めています。
イエス一行がカペナウムという町にやって来た際に、収税吏に呼び止められて税金を払うよう求められました。

画面中央で鑑賞者に背を向け、太ももが見えるワンピースのようなものを着ている男性が収税吏です。
青いマントを肩から掛けたイエスは黄色いマントを身につけたペテロに指示をします。

「湖に行って魚を釣りなさい。その魚の口から銀貨が1枚出てくるので、それで税金を払うが良い。」

画面中央で描かれているのは、このような場面なのです。


2) 画面向かって左


画面向かって左には、イエスから命を受けたペテロが湖で魚を釣った場面が描かれています。
釣り上げた魚の口からは、イエスの言うとおり銀貨が1枚出てきました。

ペテロはその銀貨を持って収税吏のところへ向かいます。


3) 画面向かって右


画面向かって右は、ペテロが銀貨によって税金を払っている場面です。

このように時系列で見ていくならば、物語は中央→左→右と進行していきます。


2. 原題


マザッチョ(Masaccio)が制作した『貢の銭』はイタリア語ではPagamento del tributoと言います。

pagamentoが支払い、il tributoが税金という意味です。

「貢(みつぎ)の銭(ぜに)」というと難しく聞こえますが、要するに税金の支払いということですね。

この作品は額縁に入った絵画ではありません。

フィレンツェにあるカルミネ聖堂(Basilica di Santa Maria del Carmine)の中のブランカッチ礼拝堂(Cappella Brancacci)の壁画に描かれているフレスコ画です。




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